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【7:18】
蓮華「お父様、いい加減ハッキリなさって」 聡介「」
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1
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/07(水) 21:28:12
ID:dEGA4uVc
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蓮華「未来からお父様とお母様の微妙な関係を見せつけられる私のことを考えて頂きたいですわ」
聡介「その前にお前誰だよ」
蓮華「ふふん、よくぞ聞いて下さいましたわね。私こそ、栄えある上條家が長女――」
聡介「長女? 妃が長女じゃないのか?」
蓮華「最後まで言わせなさいな!」
聡介「すいません」
聡介(すげー妃っぽいなこの娘)
蓮華「ごほん、では改めて……。私は上條蓮華。母に上條妃を、父に――」
聡介「父に?」
蓮華「上條聡介――旧名御浦聡介を父に持つ者ですわ」
聡介「へえ。上條聡介……」
聡介「って……俺かよ!」
蓮華「そうですわ」
聡介「いやいやいやいや、待て、ありえない、俺が妃と結婚とかない」
蓮華「ありますわ。この時間軸のお母様は色々不安定ですの。ちょっと押し倒したらイチコロですわっ」
聡介「イチコロじゃねーよ。俺の首がイチコロで吹っ飛ぶわ」
蓮華「とりあえず、早く結婚して下さりませんこと?」
聡介「いきなり何言ってんだこいつ」
蓮華「早くしないとあらゆる未来、時間軸、世界線からあなたの息子娘たちがやって来ますわよ」
聡介「……えー」
蓮華「皆が皆やきもきしていますの。なんたってお父様は優柔不断に加えハーレム属性プラス偽装鈍感属性持ちですもの」
聡介「俺泣いて良いよね」
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9
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/10(土) 15:30:11
ID:Xh0TmIns
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聡介「おい、俺を助けてくれたと見て良いのか」
秋水「えっ? うん、そりゃ勿論」
聡介「じゃあなんで俺は斑鳩本邸前にいんだよ」
秋水「お袋を押し倒して貰おうと思って」
聡介「結局変わらないじゃねえか!」
秋水「ええっ、ちゃんと助けたじゃん!」
聡介「これは助けたことにならんだろ!」
秋水「ったく、頭硬いんだからさー」
聡介「お前が緩いだけだろ。俺は帰るぞ」
秋水「まあいいけどさ……。早いとこ決めた方が良いかもよ、誰に親父のロンギヌスの槍ぶち込むか」
聡介「その言い方やめてくれない?」
秋水「――過激なヤツは、やっちゃうかもよ。他のヒロインを傷つけるとか、ね」
聡介「!」
秋水「あっこの二人はわりと穏健派だからさあ……。何事もなかったけど」
聡介(あれで穏健派なのかよ)
秋水「秋穂叔母さんの息子……はともかく、真冬叔母さんの娘とかは際どいことするかもねえ」
聡介「……どうすりゃいいんだ」
秋水「そうさね、未来に飛んでみるとか?」
聡介「…………」
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10
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/11(日) 14:09:10
ID:Rv3Wy4aA
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聡介「未来に……ってそれはまずくないのか?」
秋水「さあ?」
聡介「今はほら、元々この時間軸に居ない人間が過去に来ているだけだが……俺が未来に行くとなると」
聡介「同じ人間が二人同じ時間に居るってことだろ? それはさっきあやめが言ってた『明らかな不自然』に当てはまるんじゃないのか」
秋水「色々考えるねえ親父も。そんなの行ってから考えればいいじゃない」
聡介「そもそも因果律が崩壊してカオス空間になった未来ってどんなんなんだ? 俺は結局誰と」
秋水「んにゃ。誰とも結ばれてないとも言えるし誰とも結ばれてるとも言える」
秋水「未来は過去によって変わる――これは普通」
聡介「ん……ああ、まあな」
秋水「じゃあ今、親父の言うところの未来がカオスになってるのはどうしてなのかねえ」
聡介「その理屈で行くと……あやめは俺がふらふらふらふらしてるからだって言ってたな」
秋水「ふうん、当人はそう思ってるのかね」
秋水「他にあるでしょ。明らかにおかしいことが、さ」
聡介「……」
聡介「……まさか」
秋水「そ。その通り。あの娘っこたちが過去に来たからさね」
聡介「い、いやちょっと待てよ。だって過去に来たのは未来がカオス空間になったからだろ」
秋水「だから、そのカオスになった原因を正に今あの娘たちが作ってる訳。本人は気付いてないみたいだけどねえ」
聡介「……じゃ、じゃあもう手遅れなんじゃないか?」
秋水「それがそうとも限らない」
聡介「え?」
秋水「だからその為に未来に行くのさ」
聡介「……」
秋水「まあ更なるカオス空間に陥る可能性も無くはないけどね」
聡介「……ふー……」
秋水「ん?」
聡介「……何で知ってるんだ? そんなこと」
秋水「そりゃああの娘たちを唆したのは私とお袋だから」
聡介「そうだろうとは思った」
秋水「刺激があってこその人生さね」
聡介「ま、あっさり本当のことを話す時点で千夏さんに比べりゃまだまだ青いな」
秋水「本当のこと言ってるかはわかんないけどねぇ」
聡介「……本当に俺の血が半分入ってるのかよ……」
秋水「おふこーす」
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11
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/11(日) 15:24:05
ID:/UM/zmIo
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聡介「現在カオス空間に陥っているのは、俺がふらふらしている……だけでなく」
聡介「むしろ蓮華やあやめたちが未来からやって来たことによるものである、と」
秋水「ざっつらいと」
聡介「つまりこの時間軸内では軽くループ状態が発生してるわけだよな」
秋水「その通り。過去を正し未来を確定させるためにやって来た彼女らの存在こそが、未来の混乱を招くというわけ」
聡介「つまり元を断つには――」
秋水「未来を変えて、その改変状況と過去を同期させれば良いわけよん」
聡介「……賭けだよなあ」
秋水「賭けだねえ」
聡介「…………」
秋水「加えるなら、未来に行ったらカオス度合いは今の比じゃないけどね」
聡介「だよな」
秋水「一時間あげる。その内に決めてくれると嬉しいね」
聡介「……オーケーわかった」
秋水「ああそうそう、追加で後一人までなら連れて行けるよ。ブレーンとかほしいなら一緒にどうぞ」
聡介「……それはそれで問題じゃないのか?」
秋水「大丈夫大丈夫」
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12
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/13(火) 18:27:49
ID:D4SGT/cQ
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聡介「ブレーンねえ……」
秋水「まあ候補としちゃあ……親父に惚れてない、頭が切れる、今の未来を望んでない、出来ればSFなんかに詳しいといいかもね」
聡介「……となると……」
秋水「ん?」
聡介「翡翠だろうな……」
秋水「でもあの娘っこも親父と結ばれる未来があるからねえ」
聡介「嫌がってるみたいだったから大丈夫だろ」
秋水「どこにその保証があんのさ?」
聡介「……大丈夫大丈夫、って言ってたろ」
秋水「そっちじゃないよ」
聡介「……何だ?」
秋水「相変わらずだねえ……だから、嫌がってる保障だよん」
聡介「意味が分からん」
秋水「だからぁ、師走翡翠が親父と結ばれる未来を嫌がってる保障」
聡介「はあ?」
秋水「そんな反応は演技で、ホントは親父に惚れてるかもしれないでしょ」
聡介「そ れ は な い」
秋水「どうかねえ……天才なんでしょ? 演技もお手の物かもよ」
聡介「これでも人を見る目はある。翡翠は100%俺にそう言った感情を抱いてない。俺もな」
秋水「……こっちは実際にその未来を見てきたんだけど……」
聡介「……証拠は?」
秋水「へえ? あの娘っこたちも言ってたでしょ」
聡介「だからって証拠にはならん。……現に俺と翡翠の娘だけ来ていない」
秋水「伝言伝えたでしょ」
聡介「ああ、あやめからな。あれもよく考えるとわざとらしい」
聡介「三人で組んでからかっている可能性が大いにあるだろ」
秋水「……信用無いんだねえ」
聡介「慎重になっとかないと後々とんでも無い目にあいそうだからな」
秋水「ま、いいよ。親父の目で見れば信じるでしょ。師走翡翠と結ばれる未来」
聡介「……」
秋水「じゃ、ブレーンは師走翡翠でいいんだね?」
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13
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/14(水) 18:29:10
ID:NexlE3Sk
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聡介「……あいつには負担を強いるかもしれないが、それでいく」
秋水「あいよー。んじゃさ、ちょっと師走翡翠を探してきてよ」
聡介「わかった」
翡翠「…………何用?」
聡介「ちょっと力を貸してほしい」
翡翠「……あれの後に随分と厚かましいことで」
聡介「まあな……だが実際お前の力が必要なんだ」
翡翠「…………」
聡介「実はかくかくしかじかな感じでこっちの因果律に影響が云々」
翡翠「……まるまるうまうまといった具合に、未来からの干渉が逆に未来を歪めてるとな」
聡介「その通り」
翡翠「それで、未来に飛んでみる、と」
聡介「ああ、元を断つ」
翡翠「…………」
聡介「協力してくれ。お前だって、本意じゃないんだろ?」
翡翠「それはもう、全力で」
聡介「頼む」
翡翠「…………わかった。ただし、条件がある」
聡介「後で聞く」
翡翠「……はぁ。もうそれでいい……早くその未来とやらに連れて行け、御浦聡介」
聡介「ああ、ついてきてくれ」
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14
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/16(金) 14:17:51
ID:yt/JB6zo
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翡翠「……で、未来にはどう行く?」
聡介「さっき居た……秋水が連れていってくれるって話だったが」
翡翠「……」
翡翠「信用ならない」
聡介「あ?」
翡翠「事情はわかった。でも……斑鳩千夏とその娘は信用ならない」
聡介「そう言っても……。言ったろ? 今、未来に行かないと……」
翡翠「それが嘘だった場合は?」
聡介「……嘘?」
翡翠「私たちが未来に行くことこそが、正に未来の因果律を歪ませるトリガーだった……としたら?」
聡介「……」
翡翠「あやめと蓮華のせいでカオスになった、なんてのは秋水ただ一人の勝手な意見。思い込み、もしくは嘘であって『私達を未来に行かせる』ことが目的だった可能性がある」
聡介「おいおい、疑い出したらキリ無いだろ」
翡翠「他人の意見にすぐ騙される。そんなんだから未来でもふらふらして複数の女性に辛い想いをさせ、挙げ句の果て娘まで危険な目に合わせている」
聡介「……危険な目?」
翡翠「過去に来る、ことがハイリスクで無いことなど有り得ない」
翡翠「バタフライ効果という言葉もあるように、過去でほんの少し石を動かしただけで未来に与える影響は凄まじいという説は腐る程ある」
翡翠「まして彼女たちは自分の父親に接触までしている。これはいつ自分と言う存在が消失してもおかしくない程ハイリスクな行為」
翡翠「本当に私と御浦聡介の娘が居るのなら来なくても無理は無い。私が力ずくでも止めるから」
翡翠「総合すると御浦聡介はクズ」
聡介「……」
聡介「お前な」
翡翠「考えてるの?」
聡介「あ?」
翡翠「ちゃんと考えてるの?」
聡介「……考えてって……」
翡翠「……一歩間違えば……御浦聡介の未来……、いや、御浦聡介自体が消えて無くなってもおかしくない程の行為なんだよ」
翡翠「軽い気持ちで動かないで、よく考えて。自分の身を案じて。貴方が消えてしまえば悲しむ人が大勢居るのを忘れないで」
翡翠「……私だって少しは辛い」
聡介「……翡翠……」
翡翠「……よく考えて結論を出して。その結論に私は従う」
聡介「……でも、翡翠も巻き込むことになるんじゃないのか?」
翡翠「私は別に構わない。未来に飛べるというのなら飛んでみたいし……それに」
聡介「それに?」
翡翠「御浦聡介単体で行かせるのは不安過ぎる。そっちのリスクの方が大きい、それだけ」
聡介「俺泣いていいよね……と言いたいがまあ正論か……何せ素人だ」
翡翠「二時間だけ待つ。……結論を」
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15
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/16(金) 14:20:02
ID:vbkH6NC2
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これが原因で翡翠と結ばれる未来が構築されたとしか思えなくなってきた
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16
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/16(金) 21:38:12
ID:H7zZQCt+
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聡介「……ちょっと纏めてみるか」
・上條蓮華、御浦あやめが過去へ → 因果律の歪んだ未来を正すため
・未来の因果律が歪んだ理由 → 御浦聡介がフラグを乱立したため
・秋水が語る未来の因果律が歪んだ理由 → 蓮華たちが過去へ飛んできたため
聡介「……これじゃ終わりが見えないよな?」
・聡介フラグ連立 → 因果律崩壊 → あやめ、蓮華が過去へ
・あやめ、蓮華が過去へ → 因果律崩壊 → 御浦聡介が未来へ
聡介「未来へ飛んで、元を正す……」
聡介「そうだ、また何かが起こるかもしれないから、俺は未来に飛ぼうとした」
聡介「秋水の言葉を信じ、未来に飛んで改変内容を過去と同期させるためだ」
聡介「だけど、翡翠は彼女の発言に疑問を呈している」
聡介「翡翠曰く――」
・秋水の語った内容は思い込みもしくは嘘 → 御浦聡介が未来へ飛ぶ → 因果律を崩壊させるトリガー?
聡介「……疑いだしたら嵌っちまうが、一応理には適ってる」
聡介「千夏さんの娘らしいから、人を騙すくらい息を吸うよりラクにやってのけるだろう」
聡介「……翡翠が言うように秋水が何かを謀っているとすれば、結局、因果律崩壊の理由が増えて――」
・聡介フラグ連立 → 因果律崩壊 → あやめ、蓮華が過去へ
・あやめ、蓮華が過去へ → 因果律崩壊 → 御浦聡介が未来へ
・御浦聡介が未来へ → 因果律崩壊 → ? ? ?
聡介「俺が未来へ飛んで因果律が崩壊するならば、結果それに応じてまた誰かが何らかの新しいアクションを起こすはず」
聡介「秋水が何を企んでるでもなく、何事もなく終わればそれで万々歳だ」
聡介「鬼が出るか蛇が出るかはわからねえけど……俺の行動やあやめたちの行動が連綿と因果律崩壊に繋がってるなら」
聡介「それを追い続けていれば必ず、いつかは全ての元凶が姿を現すはずだ。俺はそれを正せばいい」
聡介「……おっと、そういえばあやめたちはかなりのリスクを冒してるんだったか」
聡介「出来れば、あやめたちを止められる時間に飛べれば良いんだが……それは秋水と相談か」
翡翠『……一歩間違えば……御浦聡介の未来……、いや、御浦聡介自体が消えて無くなってもおかしくない程の行為なんだよ』
聡介「…………」
聡介「……もしかしたら、俺が三門島に戻ってきたこと自体が因果律崩壊の全ての元凶――だったりしてな」
聡介「ま、それでも……未来の俺が知り合いを悲しませてるんだったら止めなきゃいかんし……」
聡介「ケジメくらいは付けなきゃな」
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17
名前:
名無しさん@自己満足
2011/09/20(火) 10:09:11
ID:BvB+45iw
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翡翠「……」
翡翠「あ」
翡翠「……決まった?」
聡介「ああ、行く」
翡翠「そう。なら支度しないとね」
聡介「……本当にいいのか?」
翡翠「二度言わすな」
聡介「……そうだな、悪い」
翡翠「どう考えても御浦聡介一人じゃ……」
翡翠「……」
翡翠「……待て」
聡介「ん?」
翡翠「……私を連れていこうとしたのは……どうして?」
聡介「ああ、翡翠の言う通りだよ。俺一人じゃあまりにも知識が──」
翡翠「……誰に言われた?」
聡介「……秋水だが……」
翡翠「……」
聡介「おいおい、そこまで疑うのか? 言っとくが翡翠に決めたのは俺だぞ」
翡翠「誘導はされなかった? それとなく条件を限定して、御浦聡介の思考を私に結びつけようとか」
聡介「……」
聡介「まあ……多少」
翡翠「ち……。誰かを連れていけというのも、人物を選んだのも、未来に行けというのも全て秋水の指示通りか……」
聡介「そうなるが……まあ」
聡介「疑っても始まらんだろ」
翡翠「短絡的思考──だけど同意」
聡介「俺なりにはよく考えた上で、一旦秋水を信用するよ。娘らしいしな」
翡翠「他に方法も、適任も居ない以上私が行くしかないと……」
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秋水「んじゃ、行くよー」
翡翠「ま、待って。もう少し」
聡介「漫画みたいだな、このゲート」
翡翠「材質は……機能は……仕組みは……こんな簡素なもので時空を超越……?」
秋水「行けばわかるよん」
翡翠「出来ればもう少し……」
聡介「帰ってきてからにすればいいだろ」
翡翠「く……御浦聡介の分際で……」
秋水「んじゃ、未来の世界にれっつらごー」
聡介「おー」
翡翠「……」
パリッ
秋水「ほいっ」トンッ
聡介「ん……」タッ
翡翠「……」スタンッ
秋水「はいオーケー」
聡介「……あっけないな……」
秋水「そんなもんだよ。技術は確立してるからね」
翡翠「……」
翡翠「……」ぺたんっ
聡介「お、おい。翡翠、どうした」
翡翠「はっ……はぁ、はぁ……」
秋水「怯えてたからねぇ、無理も無いんじゃないの」
聡介「……怯えて……?」
翡翠「……あやめの言っていた『明らかな不自然は因果率に阻まれる』という理屈からすると……」
翡翠「……既にこの世界に存在する私達は……着いた瞬間に消失しても……おかしくなかった」
秋水「あんな見え見えの時間稼ぎなんかしちゃってねぇ。何だかんだ言ってもまだ」
聡介「秋水はその辺にしとけ。……翡翠、立てるか? ゆっくりでいいぞ」
翡翠「……っ」
翡翠「……御浦聡介に気遣われるとは……屈辱……」
聡介「そんだけの皮肉が言えるのなら大丈夫そうだな」
聡介(……)
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18
名前:
名無しさん@自己満足
2012/01/24(火) 22:32:09
ID:XBGH6hmI
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聡介「とりあえず未来に飛んできたは良いが……」
秋水「うんにゃ?」
聡介「なんかおかしいこととかは起きてんのか?」
翡翠「そんなもの、これから好きなだけ起こるはず……」
秋水「ま、その通りだね。『明らかな不自然は因果律に阻まれる』のはあやめが言ったらしいけど」
秋水「あくまで『明らか』でないだけで、あんたらはやっぱり『不自然』ではあるはずだよ」
聡介「怖えーこと言うなよ……」
秋水「リスクを冒さなきゃリターンは望めないってことだよ。身から出たサビって奴。諦めるんだね」
聡介「まだ元の時空では俺は何もしてねーのに……」
秋水「するかもしれない、というかするから仕方ないって」
翡翠「……どうでもいいけど、これからどうする?」
秋水「……そうだねえ、まずは情報収集が必要だね」
翡翠「情報?」
聡介「何のだ?」
秋水「現在行方不明になっている親父の行方」
聡介「はあ? 俺はここにいるぞ」
翡翠「馬鹿なの? 秋水の言っているのは、この時間にいるはずの――未来の御浦聡介のこと」
聡介「あ、なるほど……。て、俺行方不明なのか」
秋水「うん。親父が消えたと思ったら同時にあんたの子供を引き連れたヒロインがわんさかさ。カオスもカオスだよ」
翡翠「……考えただけでゲンナリする」
聡介「言うな、俺もだ」
秋水「で、とりあえず情報収集のために繰り出そうってわけ」
聡介「……大まかな目標はわかったが、俺たちが注意しておくべきことって何がある?」
翡翠「過去の時代の人間である私たちが、未来人と接触することはまず『不自然』な事象に当たるはず。出来るだけ避けたい」
秋水「うん。でも、多分ヒロインたちとの接触なら大丈夫だと思うよ」
翡翠「何故?」
秋水「愛の力で何とかなるんじゃないのー」
聡介「お前……」
翡翠「……斑鳩千夏の娘だけはある……。人を不愉快にさせる天才だ……」
秋水「というわけでれっつら……あ」
聡介「なんだよ?」
秋水「ほらアレ見てあれ」
伊吹「聡介……」
翡翠「あ。……伊吹お姉ちゃん……」
聡介「伊吹お姉ちゃん!? なんだその呼び方」
翡翠「今はそんなことどうでもいい」
聡介「すごく驚きなんだけど……」
秋水「過去の姿と比べてどう?」
翡翠「……より色気が」
聡介「人妻の魅力って奴か? 俺にはいまいちわからん……というか、老けたな」
秋水「アンタの妻だし、最低だよ……」
翡翠「これだから御浦聡介は……」
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