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【43:28】
聡介「月伊島に来たぞ!」 棗「来ましたね!」
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1
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/05(日) 17:32:16
ID:4oBh8Tt6
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聡介「やはり都会だな……。この島だけ雰囲気が違うぜ」
棗「ですねぇ。聡介くん、今日は妃さんに用事なんでしたっけ?」
聡介「ああ。アイツに呼ばれて今日も作戦会議だ」
棗「大変ですね。私はちょっと翡翠ちゃんと色々打ち合わせがあるのでここでお別れです」
聡介「おう、気をつけろよ」
棗「了解ですっ。聡介くんも、浮気しちゃダメですよ」
聡介「浮気ぃ?」
棗「冗談です。……冗談にしておいて下さいね?」
聡介「は、はい」
聡介(こえぇ……)
聡介「あれ。薫?」
薫「む。聡介か」
聡介「どしたのお前」
薫「月に一二度は月伊島の実家に戻るのが習慣でな」
聡介「へー。それで、ブラブラ散歩ってワケか?」
薫「ああ。家から逃げてきたという方が正しいかもしれんが」
聡介「何でまた」
薫「父の前で洋菓子を口にしてしまった。失態だ」
聡介(そういや親父さんケーキとか大嫌いなんだっけ)
薫「後はその……、紫の愛が重い」
聡介「ああ、妹がいるんだっけ……。たしか剣道やってたんだよな? 相手を頼まれたのか」
薫「ああ。俺は剣道はからきしなんだが相手をしろとしつこくて参る」
聡介「やってやれよ兄貴」
薫「奴の二刀流は変則すぎて読めん」
聡介「二頭の蛇か……」
薫「いや、違う」
紫「くしゅんっ」
紫「全く、兄様ったらどこへ行ってしまったのでしょう」
紫「今日こそはわたくしの成長ぶりを見て頂こうと思っていたのに」
紫「そろそろ兄様から一本を取れてもおかしくはないはず……」
紫「……兄様に勝利した暁には……そうですね、一日中兄様のお膝の上で丸まっていたい……」
紫「って、何を考えているんですかぁ、わたくしは! ううダメダメ雑念を払わなくては兄様には勝てません!」
紫「でも……、優しく、頭を撫でられつつ……耳元で、静かに褒められたいですね……」
紫「って、だからダメなんですってば! 集中集中! このままだといつまで経っても違う道を歩む兄様どころか、同じ道の叶先輩、吉良先輩にすら追いつけないんですからね!」
庚紫(かのえゆかり)
薫の妹。高校一年生。剣道専攻。
兄様ラブでとにかく兄様に勝つことを目標にしている。
淘陵高校に通ってはいる物の、剣道部に所属はしていない。理由は不明。
尊敬する人は叶忠臣、その息子叶睦月に吉良信乃。
同級生の師走紅葉、氷室涼とは深い親交があるわけではないが、彼女らのことも尊敬している。いや、親交あるかもしれんけど。
二刀流。
何をやるにつけても高いセンスを見せていた兄にコンプレックスを抱いていた時期があり、そんな兄と差別化を図るために二刀流という茨の道を歩むことを選んだ。
かなり変則的らしく、薫は彼女のスタイルを苦手としている。
最近髪型をウェーブがかったものに変えたのだが兄にお披露目できる機会が少なくちょっと残念。
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19
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/11(土) 12:59:51
ID:ZxUNH4wI
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聡介(おいあやめ、一体何が起こってるんだ?)
あやめ(予想してるとは思うけど、さっきの女は妃さんと父さんの娘よ)
聡介(やっぱりか……。そういえばお前は俺と誰の娘なんだ?)
あやめ(知りたい?)
聡介(……いや、やめとこう。未来を知ってしまうとその分やりにくくなりそうだ)
あやめ(賢明ね)
棗「二人で何をこそこそ話しているんです?」
聡介「いや、何でもない」
あやめ「お兄ちゃんに謝ってたんです。悪いことしたから……」
棗「……。あ、そういえば今日はもう三門島への船が出ませんね」
聡介「え、そうだっけ?」
棗「船の点検等で、今日明日明後日と不定期になるはずでしたよ」
聡介「そんなんだったか……。運が悪いな」
棗(泊まりがけで色々やろうと思っていたんですが、あやめさんが邪魔と言えば邪魔ですね)
あやめ「それじゃあ、どうするの?」
聡介「どうするかな……。どっか泊まれる場所……、ああでも金がない」
あやめ「下ろせば良いじゃない」
聡介「最近親父からの振り込みが無いんだよ。家には現金でおいてあるんだけど」
あやめ「おじいちゃんは昔からぐうたらね……」
薫「む、聡介。また会ったな」
聡介「おお、薫……。おお、薫!」
薫「二度も言わずともわかっているが」
聡介「なあ薫、今晩お前の実家に泊めて貰えないか? 道場でも良い、掃除するから」
薫「何があった? 別に構わないが」
聡介「いや、実はかくかくしかじか」
棗「まるまるうまうま、というわけです」
薫「なるほど、構わんぞ。話をつけてこよう」
聡介「悪い、マジで助かる」
薫「ただ、父に色々手伝わされるかもしれないのを覚悟しておいて欲しい」
聡介「いやもう雨風凌げるなら何でも構わない」
薫「そうか、わかった」
あやめ(若い頃の伯父さんは……今も昔も変わらず格好良いのね)
あやめ(ん、もしかしてこれって父さんと母さんのファーストコンタクト……)
あやめ(ここで上手い事立ち回ればルート確定の予感!?)
紫「くしゅんっ。……誰か噂でもしていたのでしょうか……」
紫「……。さあ、後千回素振りの後に休憩です」
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20
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/11(土) 13:46:12
ID:ZxUNH4wI
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【庚家】
薫「道場を使って良いそうだ。ただ寒いかもしれん」
聡介「悪い助かる」
棗「ありがとうございます」
あやめ「ありがとうございます、薫さん」
薫「……? 君に名前を教えただろうか。いや、そもそも君は」
あやめ「あ、ああいえお兄ちゃんから話は聞いていたので」
聡介「そ、そうそうこいつ俺の腹違いの妹、あやめってんだ。説明遅れて悪かった」
薫「なるほど。御浦、でいいか」
あやめ「あ、はい」
薫「もし良ければ妹と友人になってやってくれないか。よければでいい」
あやめ(母さんと友達もないもんよね)
紫「兄様っ! 客人に根も葉もないようなことを吹聴するのはやめて下さい!」
薫「来てたのか」
紫「練習するつもりでしたから。……兄様に追いつくまでは絶対に諦めません」
薫「そうか。楽しみにしていよう」
あやめ(ほぇー。母さんってば歳食っても若々しくて綺麗だけどこの時代はそれ以上だわ)
聡介「……あ、薫の妹さんか」
薫「ああ、そうだ。名を紫と――何故隠れる?」
紫「ひ、人とお話しするのは苦手です」
薫「……とまあ、そういうわけで人見知りが過ぎるのが難点だ」
棗「 」キラキラ
聡介「棗? どうした?」
棗「お仲間発見です! 紫さん!」
紫「ふぇっ!?」
棗「お友達になりましょう、是非、是非是非是非! 貴女からは私と同じ匂いを感じます!」
あやめ(そういえば母さんは今も昔も貧乳で悩んでるのよね)
聡介(なあ。あやめ)
あやめ(何?)
聡介(紫ちゃんにスク水って似合いそうじゃないか)
あやめ(人の妹で何考えてるんだアンタは)
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21
名前:
シラバッスン
2010/12/12(日) 03:37:50
ID:U6fOuGHI
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最初は見せてるだけだったのに、いきなりパクっって(笑)
正直あんまコースって関係ないよな。。
まぁち金欠だったし、あれだけで5万とか、おいしすぎっしょwww
ttp://specover.com/qq/
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22
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/24(金) 15:41:39
ID:CIT8X0Dc
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《三門島》
棗「と、言うわけで全てリセットします」
聡介「何がどういうワケなんだよ」
棗「どっかの作者さんが考えなしに話を進めたせいでもう一人の方がまるで話に入り込めないというあんまりな状況になりまして」
紫「わ、私はどうなるのでしょう」
棗「普通に存在はしていますよ。パラレルパラレル」
聡介「毎度毎度酷いオチだな」
伊吹「ところで最近出番が少ない件について」
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23
名前:
ハッピーマン
2010/12/25(土) 19:09:43
ID:e7HI1BG+
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つーかェ千ーに8万も出す女も結構ヲバカだよなーwww
ま、それで俺が稼ぎまくれるから「もっとおバカになってくだすゎい!!」って感じ?wwwww
ttp://68xlev4.cool.navitime.me/
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24
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/25(土) 21:26:02
ID:3xUTrUfQ
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翡翠「クリスマスだって」
棗「いい加減に聡介くんと私も性の六時間を体験しても良いと思うんですけどどうですかね」
翡翠「まだしてないの? そっちの方が少し意外」
棗「いっつも同じ布団で寝てるのに聡介君ってば全く襲ってくれる素振りがないんですよ」
翡翠「……案外自制心はあるんだ」
棗「聡介くんって言ってることはたまにすごくお馬鹿さんですけど、基本的に紳士な人なんですよ」
翡翠「例えば?」
棗「私が甘えに行った時は嫌な顔一つせずに頭を撫でてくれますしー」
翡翠「ふむふむ」
棗「お風呂に一緒に入る時も、ちゃんと私の要望通り背中を流させてくれます」
翡翠「ふ、ふむふむ……?」
棗「胸の大きさなんて女性の価値には関係ないって断言もしてくれます」
翡翠(それは単にスク水狂いなだけでは)
棗「早く聡介くんと結婚できればいいんですけどね」
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25
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/25(土) 22:28:42
ID:3xUTrUfQ
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睦月「クリスマスだと」
聡介「そーだなー。どっかの誰かさんはヤリマクリスマスだな」
睦月「誰のことだよ」
聡介「オメーだよこのムッツリ王子がああああ!」
睦月「いやお前には言われたくない!」
聡介「んだと!? クールビューティ誑かしてるかと思えば巨乳の後輩に美脚の同級生に淫乱属性巫女少女だと!?」
聡介「替われ! 今すぐ俺と替われ!」
睦月「いやお前の方が酷くないか? 可愛い幼馴染みと一つ屋根の下で」
聡介「う」
睦月「なにげに四姉妹も全員好意抱いてるし」
聡介「ナンノコトカナー」
睦月「石見さんたちで姉妹丼」
聡介「待て、それは倫理的にまずい! 主に言葉ちゃんはまずい!」
伊吹「ふーーん……。じゃあ、私なら良い、と……」
聡介「い、石見さん?」
伊吹「変態。死ねばいいのに」
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名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/25(土) 22:37:42
ID:3xUTrUfQ
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織「クリスマスだ」
霊鑼「ふん、また下らない事ばかり喚きおって」
織「恋人同士にとってはこれ以上ないほど大事なイベントだぞ?」
霊鑼「ならば我らには全く関係のないことだな」
織「まあなー」
霊鑼「……」
織「どうした?」
霊鑼「……なんだか釈然としない。阿呆め。阿呆、阿呆」
織「な、なんで急に怒り出すんだよ」
霊鑼「五月蠅い、黙れ、口を開くな、息もするな。酸素がもったいないとは思わんのか? 貴様の呼吸で空気が穢れる」
織「ひでぇ言い様……」
霊鑼「で」
織「あん?」
霊鑼「……何か持ってきていたりするのか?」
織「ああ、あるぜ。斑鳩の菓子。一緒に食おうと思って」
霊鑼「ふん、そうかそうか。貴様にしては殊勝な心がけだな」
織「お前は何かあんのか? 俺にプレゼントとか」
霊鑼「寝言は寝て言え」
織「んだよケチだな。いつも俺ばかりに菓子持ってこさせやがって」
霊鑼「ふん、貴様が好きで持ってきているものを食べてやっているだけだ。問題はない」
織「あーはいはいそうかいそうかい。……んじゃまあ、頂くとするかね」
霊鑼「ん」
織「ふぅ、食った食った」
霊鑼「……織」
織「あー? 今度はなんだよ」
霊鑼「…………その、らいね……い、いや、なんでもない。なんでもない……」
織「……。霊鑼」
霊鑼「な、なんだ」
織「来年もいっしょに食べような。約束だ」
霊鑼「ふ、フン……、貴様がどうしてもと言うのなら……やぶさかでは……」
織「はいはい、それでいいよ」ナデナデ
霊鑼「あ、阿呆! 何をする、阿呆ぅ……」
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27
名前:
名無しさん@自己満足
2010/12/25(土) 22:58:12
ID:3xUTrUfQ
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【霜月の神社・社務所】
千夏「クリスマスだね!」
霜月「……」
千夏「どうしたのさこの世の終わりみたいな顔しちゃってもう」
霜月「……何故」
千夏「んー?」
霜月「何故貴様がここにいる!」
千夏「何故って……、言わせるの? 言わせちゃうの?」
霜月「いやいい、訊きたくなくなった。今すぐ出て行け、そして私の前に二度と顔を現すな」
千夏「あらつれない」
霜月「何故こんな日にまで貴様の顔を拝まねばならない」
千夏「クリスマスはズバリ恋人達の聖なる日だからに決まってんでしょうが」
霜月「私たちには全く関係がないな」
千夏「酷い……。私との夜は所詮お遊びだったのね!」
霜月「何が遊びだ! 貴様とはどんな夜も過ごした覚えはない!」
千夏「だったらこれから過ごせばいいじゃないさー。ねぇねぇ」
霜月「はっ……下らない」
千夏「じゃーん」
霜月「ん、なんだそれは」
千夏「斑鳩の呪符」
霜月「!?」
千夏「ちょっと玲奈ちゃん、口ではさんざ言ってるけど、警戒心足りないんじゃないのぉ?」
霜月「貴様何をした!」
千夏「ちょっち体から力が抜けるだけー。うふふふふ」
霜月「ぐぅ……、不覚……」
千夏「さーて、脱ぎ脱ぎしましょうねー」
霜月「ひゃぁっ!? ば、馬鹿! 貴様何をしようと……」
千夏「だから脱ぐんだって。裸にひん剥くの」
霜月「き、貴様やめろ、殺す、殺してやるぞ!」
千夏「力入らないから抵抗はムダムダ。抵抗された方が燃えるけど、今日の趣向はちょっと違うのよん」
霜月「や、やめぇ……」
千夏「素直になりなよ……。本性、見せちゃっていいんじゃないの……?」
霜月「ふひゃぁっ……んっ、や、やめろ……、耳元に、息をふきかけるなぁっ」
千夏「うふふ。じゃあやめるね。私はただ脱がすだけーっと」
霜月「ぇ……」
千夏「あれー? なにその目、期待してたりするの?」
霜月「そ、そんな、事……」
千夏「安心してよ。私はただ脱がすだけ。脱がした後は、じっくりねっぷり、見ててあげるから」
霜月「み、見るだけ……?」
千夏「あれ? アンタまさか触って欲しいの? あははー、流石淫乱霜月ちゃん! 体は正直だねぇ」
霜月「そ、そんなこと……っ、はぁ、んっ……」
千夏「うんうん、生殺しはきついよねえ。でもそれが良いんだよねぇ。見てる分にはさあ」
霜月「く、くぅぅ……、ん、はぁあっ、ひ、ひきょう、なぁっ……!」
千夏「あらついにここまで。全くもう、霜月ちゃんってば可愛すぎて私も濡れちゃうじゃないのさ」
霜月「あ、んっ、ぅ……い、かるがぁ……っ」
千夏「うんうん。わかったわかった、今夜は寝かさないであげようじゃないの!」
以下セクロス
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28
名前:
名無しさん@自己満足
2011/01/28(金) 12:50:56
ID:jk5ZMvUI
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千夏「そろそろ三門島のヒロインもある程度の役割分担は出来てきたと思わない?」
薫「どういうことだ?」
千夏「幼馴染、クール、無口、妹、姉、ロリ、その他諸々。結構幅広いじゃん」
薫「なるほど」
千夏「でもさ、アンドロイドっていなくない?」
薫「いてどうする」
千夏「そこでさ、考えてみたワケよ」
妃「遅かったですわね平民」
聡介「……平民って、お前なあ」
妃「あまり人を待たせるべきではありませんわ。しかも女性を」
聡介「時計をよく見ろ! そう言われると思って三十分前に来てこれか!」
妃「ふふん、一時間前行動くらいは念頭に置いておくべきですわ」
聡介「この女ァ……」
妃「ま、それはともかく。今日あなたを呼んだのは新商品のテストをお願いしたいからですわ」
聡介「……新商品だあ? また碌でもない物作ったのか」
妃「失礼な。巷で噂のメイドロボですわ」
聡介「碌でもねえだろ」
妃「まずは実物をごらんになってからそんな言葉を吐いて頂きましょうか」
メイドロボ「……」
聡介「ッッッ!」
妃「ふふ、おわかり?」
聡介「妃、お前……なんと、なんという……」
妃「そうですわ! メイドロボスク水着用ヴァージョン! 文句がお有りになりまして!?」
聡介「大ありじゃああ!」
妃「えっ」
メイドロボ「……」
聡介「スク水をチョイスしたことは、百歩譲って許してやらないこともない!」
聡介「目の付け所としては悪くないからな!」
聡介「しかし……、しかしだ! ス ク 水 を 改 造 し て ど う す る」
妃「仰る意味が」
聡介「スク水はスク水としてそのまま愛すべきものをなぜこのように中途半端に改造したものを着せているんだお前は!」
妃「……知りませんわよ」
聡介「後スク水着せるなら最後まで貫き通せ! メイド服と折衷とか、スク水にもメイド服にも失礼じゃ!」
妃「むぅ。やはりその道の方は厳しい意見を吐きますわね」
聡介「しかしボディラインは素晴らしいの一言に尽きるな。脚線美といいすらりとした体躯と言い、その点はいい仕事、匠の技だな!」
妃「でしょう! ふふふ、やはり上條の技術力は世界一ですわっ」
聡介「こいつの名前は?」
妃「まだ決まっていませんわ。便宜的にあなたが名付けてくださいますかしら」
聡介「よし……じゃあ、セレナにしよう」
セレナ「…………個別名認識、私は……セレナ」
聡介「うん」
セレナ「初めまして、変態ヤロー」
聡介「妃、今すぐバラせ」
妃「勿体ない! ここまで人間にそっくりなメイドロボが世界に他何体いると思って?」
セレナ「さっきから聞いていれば色々と……バカか? 変態。生きている価値ないんじゃねえの?」
聡介「お前人格形成に翡翠ちゃんのデータとか石見のデータとか打ち込んだだろ」
妃「まあ、近しい方々の人格データをない交ぜにして出来上がった結果がこうですわ」
セレナ「おはようございます、お嬢様。隣に犬の糞以下の変態がいる以外は実に心地よい日ですね」ニコッ
聡介「妃、俺にだけ敵意向けてくる仕様を止めろ!」
セレナ「黙れ変態」
聡介「……」
妃「と、とりあえず、三門島で試験運転もかねて一緒に暮らして頂きますのでそのつもりで」
セレナ「……もし夜這いしようとか考えた時点で斬り落とすかんな」
聡介「もうやだ……」
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