聡介「郷花さん、時系列がわからないです!」 郷花「ふむ」
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1 :
名無しさん@自己満足
2011/10/03(月) 20:09:05
ID:FchyzGrg
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聡介「斑鳩と霜月が争うのはわかるんですけど。いったいどんな流れになってるんですか?」
銀「そんなことも知らないんですか聡介は。やれやれ……」
聡介「じゃあお前でも良いから説明してくれ」
銀「お断りします」
聡介「わからないんだろ」
銀「なんですって。失礼な」
郷花「やめろ貴様ら。修行をしていろと伝えたはずだろうが」
聡介「いえ、ですが気になったもので」
郷花「随分とメタなことを気にするな。ま、構わんが……」
銀「では教えて下さるのですか?」
郷花「うむ。面倒だが致し方ない。よく聞いておけ」
郷花「流れは大きく分けると二つになる。はずだ」
・斑鳩と霜月の和解前
・斑鳩と霜月の和解後
聡介「まあ、大きな転機ですね」
銀「和解前は霜月と斑鳩が悪霊を狩りつつも、お互いを牽制し合う状況ですね」
郷花「うむ。両家は基本的に敵同士だ」
聡介「じゃあ和解後は?」
郷花「わだかまりは残るが、同じ悪霊を狩る一族として両家は手を取る……はずだ」
銀「でも、お互いに胸の内はどうだか……」
聡介「だよなあ。斑鳩も本家は穏健派らしいけど、分家は結構過激思想らしいぜ」
銀「誰に聞いたのです、そんなこと」
聡介「親父が言ってた」
郷花「ちなみにこの諍いに対して御浦家は基本不干渉だ。とりあえず今日の講義はここまで」
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16 :
名無しさん@自己満足
2011/10/27(木) 09:31:42
ID:4L+1CItI
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銀「どうやら撒きましたね」ザッ
聡介「おい油断するな銀」
銀「たかだか一般人の小娘二人にあたふたと見苦しいですよ」
聡介「お前はあの二人の恐ろしさを知らんのだ……あの二人が本気になれば現実世界と仮想世界、両方に一瞬で情報が拡散するんだぞ」
銀「何と。彼女らも伝令なのですか?」
聡介「いやそういうことじゃないが……。とにかく油断してるといつの間にか取っ捕まるぞ。……おっ郷花さんが店に入った」
銀「そのようですね。店内へ潜入しましょう」
聡介「……駄目だ」
銀「何故です?」
聡介「よく考えろ、俺達は今尾行しているんだぞ。店内に入ったら逃げようがないだろう」
銀「ええ、確かにその通りです……しかし今回の尾行は郷花様の日常を探りつつ、聡介と私の修練でもあるのです」
銀「遠くから見ているだけでは……」
聡介「まあ待て待て待て。落ち着けよ。店内に入って見つかったら大変だろ」
銀「くすくす、実戦と同じような緊張感を保つのは大切ですが、見つかってもどうということはないじゃありませんか」
聡介「いや、ほら……だから」
銀「いいから入りますよ、ほらほら」
聡介「く……」
聡介(あまり店の前で長々とうろうろするのも……銀は見えない人が大半らしいし)
銀「早くしてください聡介」
聡介「ああわかったよ! 入りゃいいんだろ入りゃ! 行くぞ!」
銀「おお、その意気です聡介」
銀「……ところで」
銀「らんじぇりーしょっぷとはどのようなお店なのですか?」
聡介(知り合いに会いませんように知り合いに会いませんように知り合いに会いませんように)
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17 :
名無しさん@自己満足
2011/10/27(木) 17:06:24
ID:9VbRntGg
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聡介「……」
銀「どうしたのです聡介、顔を強張らせて」
聡介(知り合いに会いませんように知り合いに会いませんように知り合いに会いませんように)
銀「ふむ、しかしらんじぇりーしょっぷが下着を売っている店とは知りませんでした」
聡介「今知ったのなら今すぐ出て行くことを提案して然るべきじゃないか?」
銀「そうは行きません。郷花様がどのような下着を買い求めるのかを調査せねば」
聡介「勘弁してくれ……」
銀「……あ、聡介。この紐で何を為すというのですか? これが下着とでも?」
聡介「足止めるのやめてくれ。しかもここで……」
聡介(誰かに会ったら即、俺は変態の仲間入りだぞ……)
聡介(元から変態……いや、そういうことじゃなく、なんかもう色々とまずい)
水無月「……」
聡介(誰にも会いませんように……)
水無月「……」
聡介「誰にも……、はっ!?」
水無月「……ご機嫌よう」
聡介「ご、ご機嫌よう水無月さん。下着を買いに来たんだね」
水無月「まあ、ここはランジェリーショップだもの。当然ね」
聡介(視線が冷たい!)
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18 :
名無しさん@自己満足
2011/10/27(木) 21:49:19
ID:gCRnLjb+
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水無月「……」
聡介「……」
銀「……」
水無月「……み、御浦君はよくこのお店に来るのかしら……」
聡介(おお、ドン引きされてるのが手に取るようにわかるぞ死にてぇ)
聡介「い、いやはは……」
水無月(変態……い、いや……睦月君のお友達なのよまさかそんな)
水無月「あ、ああ。加賀美さんが一緒なのね? 彼女、強引なところがあるものね」
聡介「い、いやー……あ〜……棗は今日は居ないんだ、うん、用事で」
水無月(変態!)
水無月(……いえ落ち着いて落ち着くのよ私。もう以前の私とは違うわ冷静に対処できるようになったんだから)
水無月「ええと、そう……じゃあ誰かに付き合わされたのね……。み、御浦君は女性に人気があると聞いたわ」
水無月(変態なのに)
御浦「そ、そう、そうなんだよ。ほら、こいつが……えぇと、ほら、これくらいの年齢だと上が必要になってくるだろ。不安だから着いてこいってうるさくて」
銀「余計なお世話です」
聡介(頼む合わせてくれ)
銀「……そ、そうなんです……それに恥ずかしくて聡介お兄ちゃんに……」
聡介「ほ、ほら、ねっ」
水無月「…………」
水無月(大変だわ)
水無月(御浦君は危ない薬に手を出しているのかもしれない……)
水無月(誰も居ないのに何を言っているのかしら……脳がわいたのかしら)
水無月「そう……じゃあ私はこれで」
聡介「あっ、いや水無月さん……」
水無月「……御浦君。私は誰にも言わないわ。今日ここで会ったことも誰にも話さない……」
聡介「え……あ、た、助かる」
水無月「だからこれからあまり話しかけないでね」
聡介(絶 縁 宣 言 !)
銀「聡介、もしや私が見えていないのでは?」
聡介「えっ」
銀「だとすると聡介が錯乱しているように見えてもおかしくないですからね……ふふ、どうです。これが私の力です!」
聡介「何でそうなんだよお前は!」
水無月「ひっ」
水無月(逆上!?)
水無月「……何か。私なりに優しく忠告したつもりなのだけど?」
聡介「……」
銀「あの方には私が見えていないのにいきなり恫喝するからですよ」
水無月(師走さんもよくこの店に来るみたいだから警告しておかないと……この男の毒牙にかけられたら大変だわ)
聡介(どうしようこの状況)
銀(知りません)
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19 :
名無しさん@自己満足
2011/10/28(金) 07:59:27
ID:BFIFhdVQ
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聡介「その……今さら何を言っても無駄だろうけどごめん」
聡介「最近ちょっと……疲れててね……」
水無月「……」
聡介「あ、ああ……まあ、その……信じて貰えないのはわかるけど、一応」
水無月(……誰かが隣にいるような口ぶりを見せていたのは、疲れて幻覚が見えるほどになったということ?)
聡介「……すいません、すぐに撤退します」
銀「聡介、どこへ行くんです!」
聡介「外に出る! もう無理だ!」
水無月「!?」
水無月(さっきから何なのよ……)
聡介(ああ、こうしてまたも月伊島に俺の悪名が広まるわけだ……)
銀「ちょっと、聡介!」
聡介「……どうせ郷花さんは中にいるんだから大人しく外で待つのが得策だったんだよ」
銀「……」
聡介「わざわざ自分の評判を落としに行く必要なんかなかったろ。いや元々地の底だろうけど」
銀「仕方ありませんね……」
聡介「悪いな。とりあえずどこか場所を変えて……出入り口を見張れる場所がいいかな」
銀「でしたら、あそこの屋台でく、くれーぷとやらを買うというのはどうです?」パタパタ
聡介「クレープか。良いかもな」
銀「では早く行きましょう」パタパタ
聡介「……へいへい」
聡介(もうこれ以上は誰かに会いたくないが……会えないでいられるかなあ)
銀「聡介、早く」
聡介「……見てる分には微笑ましいが……実害がな……」
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20 :
名無しさん@自己満足
2011/11/03(木) 13:54:30
ID:tRUAwkKY
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銀「もぐもぐもぐ」
聡介「はー……何でこんなことに……」
銀「生憎私はお金を持ち歩いていないのです」
聡介「いやそうじゃなくて……」
聡介「……」
銀「……聡介?」
聡介「何か見られてないか?」
銀「それはまあ、一人でくれぃぷを食べている悲しい男が珍しいのでしょう」
聡介「真面目に」
銀「……聡介は気付く必要ありません」
聡介「あ?」
銀「厳密に言えばあの姉妹と出会したところから尾行はついていましたよ。所謂二重尾行という状況ですね」
聡介「……何で言わなかったんだ?」
銀「聡介に話せば動揺が相手に伝わるからです。気付かないでいてくれるのが最良でしたが……こうなってしまっては埒もなし」
銀「この辺で人目につかない場所はありませんか? 迎撃します」
聡介「迎撃ったってな……」
銀「問題ありません。……有象無象の雑兵など、霜月の式神からすれば塵芥同然」
聡介「俺には何が出来る?」
銀「現状で聡介に出来ることはありません。……大人しく隅で縮こまっていてください」
聡介「おいおい」
銀「気取られていますね。聡介、急いで場所を移しましょう」
聡介「……わかった」
銀(一応頭の回転はそれなりにききますね。……しかし……)
銀(……様も中々に意地が悪い)
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21 :
名無しさん@自己満足
2011/11/06(日) 19:17:13
ID:tK/OniSg
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聡介(面白くない)
聡介(いや、そもそもこの状況を楽しいとかそうじゃないとかで片付けるのが誤りだろうけど)
聡介(『動揺が相手に伝わる』ねぇ……。気にいらねーな)
聡介(作った符はどれくらいあったっけか……)
銀「聡介、聡介」
聡介「なんだ?」
銀「変な気は起こさないで下さいね」
聡介「……変な気ってなんだよ?」
銀「あなたの手が小さく胸元に向かいましたから」
聡介「……ちっ」
銀「聡介がまともにやり合って勝てる相手ではありませんよ」
聡介「やってみなきゃわからんだろ。お前の言う雑兵は俺からすりゃ強敵だろうが、それじゃ俺が修行してる意味がない」
銀「秤にかけるものが何かをよく考えてください、聡介」
聡介「俺の小さな自尊心と命ってことか……。はぁ、そう言われちゃ敵わんが」
銀「わかってくれればよいのです」
聡介(……よし、そろそろ人通りの少ない裏通りに差し掛かるな)
聡介(符の存在を確かめるために胸に手を伸ばしたのはブラフだ)
聡介(五枚、袖の裏に通してある……。一旦仕掛けて退くくらいなら、出来るだろ)
聡介(修行の成果ってヤツを見させてもらうぜ)
聡介「今だ――」
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22 :
名無しさん@自己満足
2011/11/06(日) 20:14:48
ID:8XeJq/5w
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聡介(喰らえ──)
傀儡「ギギ」
聡介「えっ」
傀儡「ギ……」
聡介「……おい人じゃねーぞ」
銀「ええ。……下がって!」
聡介「うおっ」
*
銀「く……ぅ……」
傀儡「」
聡介(おいおいおいおい)
聡介(瞬殺なんじゃねーのかよ)
銀「くあっ!」
聡介(ヤバい……のか?)
聡介(……元々やる気だったしな)
銀「──っ」
銀「だ、駄目です! 聡介!」
聡介「──行くぜ」
傀儡「ギギッ!」
聡介(長期戦は不利、一瞬で勝負を──!)
銀「あーあ」
傀儡「」ボンッ
一「だから言ったでしょこうなるって」
聡介「あ?」
たぬ「ピーー……しゅうりょうー」
聡介「え?」
郷花「……不合格だな」
聡介「あれ?」
銀「まあこうなる予感はしてましたけどね……」
一「仕方ないわよ単純馬鹿だもの」
たぬ「──行くぜ」
聡介「え?」
たぬ「──行くぜ」
聡介「おい止めろそこの」
たぬ「長期戦は不利、一瞬で勝負を──!」
聡介「それは言ってねーだろ!」
郷花「喧しいぞお前ら」
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23 :
名無しさん@自己満足
2011/11/09(水) 07:44:34
ID:kOc+YN5s
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聡介「えーと、じゃあつまり……」
銀「聡介が修行のために訪れた際、郷花様と打ち合わせ、臨時の試験を執り行うことにしたのです」
聡介「……人が悪ぃな、おい」
一「まああんたが何を喚こうと、所詮は負け犬の遠吠えよね」
聡介「黙れ犬」
一「んですって!?」
たぬ「――行くぜ」
聡介「お前ももう止めてくれマジで」
たぬ「長期戦は不利、一瞬で勝負を――!」
聡介「だからそれは違うだろ!」
聡介(思ったけど)
郷花「喧しい、いい加減にしろ」
聡介「あ、すいません……」
一「無様ねえ」
聡介「……」
銀「一、少しあなたも黙りなさい」
一「はいはい……」
郷花「さて、聡介。臨時とはいえこれは歴とした能力確認の試験だ」
聡介「はい……」
郷花「結論から言えば不合格だ。自分を律することを知れ」
聡介「……」
郷花「冷静に考えて、銀が敵わぬ相手にお前が勝てるわけあるまい」
一「合格のためにはとりあえず銀を見捨てて逃げるべきだったのよ」
たぬ「……命あっての物種」
聡介「う……すみません……」
銀「聡介の性格なら突っ込んでくるのは目に見えていましたけど……」
一「いわゆるヒーロー気取りってヤツね。バカみたい」
聡介「う……、はい……そうです。駄犬さんの仰る通りです」
一「誰が駄犬よ!」
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24 :
名無しさん@自己満足
2011/11/10(木) 12:04:01
ID:PJl/PhXU
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聡介「……」
聡介「でもここで逃げた場合……」
郷花「……お前の言わんとすることはわかる。誰かを守る為に戦うことを決めたくらいだ、見捨てるのには抵抗があるだろう」
銀「私でも、ですか? 聡介」
聡介「私でも、というか。助けられるなら誰だって助けたいだろ」
一「理想論ね。尻の青い餓鬼の考えそうなことだわ」
銀「……一」
一「何よ、本当のことでしょ」
銀「……」
郷花「……そうだな。だがしかし、逃げることと見捨てることは同義ではない。ましてや今回の状況ではな」
聡介「え?」
たぬ「今回は郷花様を尾行していた……ということは他に最善の選択があった」
聡介「……あ、逃げて郷花さんをこの場に呼んでくる……か?」
郷花「そうだ。いいか、守るということは自分の身を賭けることではない。最も助かる確率の高い行動を取ることだ。それが他人の命であれ、自分の命であれ……な」
聡介「う……はい」
郷花「それでも、自分の力で誰かを守りたいと言うのなら……誰よりも強くなるしかない」
聡介「……」
聡介「は」
一「無理よ無理! まずソースケが私を越えることなんて無いもの!」
聡介「てめぇ、耳をちぎってやろうか」
一「ちょ、止めなさいそんなとこ触んないでよこの変態! 襲われるー!」
銀「そ、聡介、聡介っ」
聡介「ええい邪魔をするな銀!」
銀「い、いえそうでなく……」
紅葉「」
翡翠「」
聡介「」
銀「あー……」
一「?」
聡介「きょ、郷花さん事情を説明……」
たぬ「……郷花様は面倒くさいことになりそうだから帰る、と……」
聡介「」
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25 :
名無しさん@自己満足
2011/11/12(土) 14:56:59
ID:5jpo04y+
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聡介「さて、翡翠、紅葉ちゃん……話を聞いてくれるかな」
翡翠「警察を呼んだ後なら」
紅葉「なんで増えてるんですか……」
聡介「……色々と深い事情があるんだ」
銀「……」
一「どういうこと? なにこれ、説明しなさいよソースケ」
たぬ「あの二人にはこちらが視えている……?」
一「ふーん……? あ、なるほど、そっか。あんた変態に勘違いされてるんだ。傑作!」
聡介「後で尻尾千切ってやろうか」
一「お姉さんたち助けてこいつ変態なの」
聡介「おいクソ犬ー!」
翡翠「後は通話ボタンを押せば警察に繋がる。諦めた方が良い」
紅葉「御浦先輩……なんか、本当にもう……」
聡介「その目止めて! 生暖かい目!」
銀(聡介……ここはやはり逃げる他ありません)
聡介(んなこと言っても……誤解を解かない以上は)
銀(考えなさい聡介。一がいる時点で誤解が解けようはずもない)
聡介(オーケイ、理解した。三カウント後に二人の右後方目掛けてダッシュだ)
銀(了解です)
紅葉「あの、先輩、その子たち本当に親戚の子なんですか?」
聡介「そりゃ親戚の子だとも。妃の方の……」
妃「私がどうかしましたの?」
聡介「」
銀(そ、聡介!?)
聡介「すまん銀。……オサラバで御座る」
銀「聡介ー!?」