織「クリスマスパーティしようぜ」
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名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 17:12:09
ID:ME2kujCw
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《クリスマス・斑鳩本邸前》
聡介「あー……寒ぃ……」
伊吹「……同意する」
聡介「あのさ、これ何なん? 俺もう家帰って良い?」
伊吹「……本気で同意……」
聡介「何がクリスマスパーティしようぜ、だよ織のバカ」
伊吹「かれこれ一時間以上待ちぼうけているワケだが?」
聡介「雪の降る本邸前でね、寒い中、一時間。チャイムを鳴らせど人は来ず!」
伊吹「ピンポンダッシュすべき。名人吃驚の16連打を見せろ御浦」
聡介「おう、やるか、やったろか! 聖なるクリスマスにピンポン連打じゃ!」
伊吹「いけ!」
聡介「っしゃあ!」
ピンポンピンポンピンポンピンポン
聡介「来いよ織ぃ〜。チャイムに誘われて出てきやがれ」
伊吹「……人の来る気配すらないワケだが」
聡介「……つか、今斑鳩邸に人いるのか?」
伊吹「……」
聡介「おい、あのクソ野郎、まさかクリスマスにトラップしかけやがったんじゃねーだろうな!」
伊吹「……否定できない」
聡介「俺がロンリークリスマスを過ごすと知っての所業かおいコラ織! 確かに家でのんびり過ごす予定だったがなあ! 華はねーがなあ!」
聡介「これはまずいだろ織君よ! クリスマスパーティに浮かれて家から出てきたみたいじゃねーか! 俺が!」
聡介「お前主催のパーティなんざ楽しみになんかしてねーからな!? この手にある荷物プレゼント交換用じゃねーしな!?」
伊吹「語るに落ちてる……というか、それ交換用だったのか……」
聡介「交換用じゃねーよ、違うんだよこれぁ」
伊吹「ふっ……」
聡介「何勝ち誇ってんだお前は。お前も俺の同類だろうが。サンタコスなんぞしやがって!」
伊吹「こ、これは織が仮装パーティだという虚偽の情報を……」
聡介「今時仮装パーティにミニスカサンタのコスで来るか普通! 絶対領域が眩しいです!」
伊吹「死ねばいいのに!」
聡介「聖なる夜なんだよテメエ、気になるのは男の性だろ!」
伊吹「死ねばいいのに!」
聡介「薫君はさあ、あれだよ? きっとデートだよ?」
伊吹「負け組が」
聡介「オメーにゃ言われたくねーよコスプレサンタ!」
伊吹「だからコスプレではなく仮装と言っとろうが!」
聡介「るせぇわミニスカ発情サンタが! 惜しげもなく太股晒しやがってからに!」
伊吹「相も変わらずデリカシーのない……」
聡介「五月蠅いわ! 襲われてーのかお前は!? お望みなら俺が襲ってやろうかボケェ!」
伊吹「はぁ!? 出来るものならやってみろチキン!」
聡介「んだとテメェこの、俺は今ご立腹だぞ! クリスマストラップのせいでカンカンだぞ!」
伊吹「私も変わらない。織に舐められるなぞ……屈辱だ」
聡介「優しくはないからな、覚えとけよ!」
伊吹「望むところだ、バカトナカイ。大人しく尻に敷かれてろ」
聡介「ようしよく言った、伊吹サンタさんよォ」スッ
伊吹「あっ」
聡介「何だよ、少し名前呼ばれただけで一気に弱気ちゃんですか? え?」
伊吹「死ねばいいのに、この、この……」
聡介「クリスマスだからって浮かれちゃってまあ」
伊吹「お前も変わらないだろうが!」
聡介「ふん、まあそれはともかく――」
織「……あれー、俺ってばひょっとして凄いシーン撮影しちゃってる?」ジーッ
聡介「 」クルッ
伊吹「 」クルッ
織「続けていいのよお二人さん。これドッキリ企画だから」
聡介「……」
伊吹「……」
織「聖なる夜のミニスカ発情サンタ……てな感じでどうでしょう」
聡介「石見……」
伊吹「……了解」スッ
織「あれ、ちょ、お二人さん、その袋何よ、ねえ?」
聡介「悪い子にお仕置きするサンタクロースもいるらしいじゃねえか? な?」
伊吹「とりあえず腹切れ、話はそれからだ」
織「あ、ちょ、ぎゃああああああ!?」
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3 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 17:23:40
ID:ME2kujCw
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織「お前ら聖なる夜に何してくれんだよ……」ボロボロ
聡介「こっちの台詞だ」
伊吹「私たちの聖なる夜を下らないドッキリで潰した罪は重い」
織「はっ。『たち』って何ですか『たち』って。石見さんと聡介くんあわせてですかぁ?」
伊吹「こいつはここで潰す。完膚無きまでに潰す」
聡介「まあ落ち着け石見。織を潰すのはまた後でいい」
織「……?」
聡介「織君、君は何のためにドッキリなんて仕掛けたんだい?」
織「クリスマス暇だったから」
聡介「……お前も同類かよ」
伊吹「負け組どもが」
織「お前に言われたくねーよミニスカ発情サンタが!」
伊吹「だから違うと言っとろうが!」
聡介「落ち着けよ売れ残り」
織「お前に言われたかないわ! 愛妻の棗さんはどうしましたかー? どこですかー?」
聡介「棗は泊まりだよ! 妃の家にな!」
伊吹「はとこのお泊り会に呼ばれないでやんの」
聡介「るせぇ! お前らはどうなんだよ織!」
織「俺か? 俺はな……」
春佳『私たち、クリスマスに旅行に行くからね』
秋穂『久しぶりに家族水入らずなんだ。留守は頼んだぞ織』
真冬『お願いします、織お兄様』
千夏『私の部屋に入ったら殺す』
織「というわけだ」
伊吹「家族と思われてない……」
聡介「お前……なんという……」
織「うっせー、そんな同情に満ちた視線で俺を見るな!」
聡介「んで、最後の石見はどうなんだ?」
伊吹「商店街で用意した福引きに自分たちが当たった。本土の温泉旅館へご招待って」
織「良いじゃねえか」
伊吹「三名様ご招待だから……両親と言葉に譲ったの」
聡介「お、お姉ちゃんマジ良い子……」
織「いや、つか三名様ってのがなんかもう間違ってねえ?」
伊吹「招待券用意するときに、人数設定間違っちゃって」
聡介「お前のミスかおい」
伊吹「商店街次期商工会長として、一層の研鑽を続けていく所存」
織「わろす」
伊吹「うるさい。顔面クリスマスケーキの刑に処すぞ」
聡介「まあなんにせよ、ロンリークリスマスを送るはずだった三人が集まったわけですが」
織「この取り合わせって結構珍しくねえ?」
伊吹「確かに」
聡介「でもわりと落ち着くよな」
織「馬鹿三人だしな」
伊吹「こいつらと一緒にされるのは遺憾」
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4 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 17:40:20
ID:ME2kujCw
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聡介「つーわけでどうする?」
織「暇だしカップル潰しに行こうぜ。具体的には月伊島の誰か」
伊吹「具体的どころか一人しか思い当たらない」
聡介「睦月か? あいつは何だかんだで何事もないんじゃねーの?」
織「お前な、クリスマスは聖なる夜だぞ? 性なる夜だぞ?」
伊吹「そういう文字じゃないとわからないネタは止せ」
織「ともかくだ。お前、クリスマスに男女が出会ったらそりゃしっぽりいくだろ?」
聡介「だってよ石見」
伊吹「私に振るな」
織「お前ら己の所業はもう記憶の彼方か」カチッ
聡介『五月蠅いわ! 襲われてーのかお前は!? お望みなら俺が襲ってやろうかボケェ!』
伊吹『はぁ!? 出来るものならやってみろチキン!』
聡介『んだとテメェこの、俺は今ご立腹だぞ! クリスマストラップのせいでカンカンだぞ!』
伊吹『私も変わらない。織に舐められるなぞ……屈辱だ』
聡介『優しくはないからな、覚えとけよ!』
伊吹『望むところだ、バカトナカイ。大人しく尻に敷かれてろ』
聡介『ようしよく言った、伊吹サンタさんよォ』スッ
伊吹『あっ』
聡介『何だよ、少し名前呼ばれただけで一気に弱気ちゃんですか? え?』
伊吹『死ねばいいのに、この、この……』
聡介『クリスマスだからって浮かれちゃってまあ』
伊吹『お前も変わらないだろうが!』
聡介『ふん、まあそれはともかく――』
聡介「あれは気の迷いだ」
伊吹「孤独なクリスマスが私たちの精神を蝕んだまで」
織「オメーらの精神はとっくに蝕まれてんだろうが」
伊吹「赤鼻トナカイさんの刑に処すぞ」
聡介「説明をお願いします師匠!」
伊吹「積もった雪を全力で固め、織の顔面目掛けてぶん投げる」
織「普通に雪合戦じゃねえの?」
伊吹「雪玉の中に石をつめると尚よし」
織「すんませんっしたー!」
聡介「流石は石見、陰険さは三門島随一の女よ……」
伊吹「ズボンの中にタバスコ入れて欲しい?」
聡介「さーせん」
織「石見さんってばズボンとか卑猥ー」
伊吹「黙れ」
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5 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 18:04:58
ID:ME2kujCw
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伊吹「バカ二人の世話をする私の身にもなれ」
聡介「世話して欲しいなんて頼んだ覚えはないがな
織「ていうか石見さん逆ハーっすよ?」
伊吹「ハァ?」
聡介「無駄に煽ってどうする」
織「顔は悪いけど性格も悪い聡介と、陰湿さは三門島トップクラスの俺に囲まれたクリスマスっスよ」
聡介「ちょっと表出ろ織、顔面矯正してやる」
伊吹「はいはいバカばっか。で? これからどうするわけ?」
織「うん、だから月伊島行こうぜ。こんななんもない島にいてもしゃーねぇわな」
聡介「今からかよ。連絡便なんぞ出てないだろ」
織「アホか。お前ら何のために授業でモーターボート実習したんだよ」
伊吹「!」
聡介「まさか!」
織「無免許運転は高校生の特権ってな!」
※よい子のみんなは真似してはいけません!
《港》
聡介「一応ウチのモーターボートはあったけど……動くかなコレ」
織「動かなかったら諦めて泳ごうぜ」
伊吹「一人で悲しみの海泳いでろ」
聡介「お、エンジンかかった。んで、誰が運転すんだよ?」
織「第一回、三門島チキチキじゃんけん大会〜!」
聡介&伊吹「イェーイ!」
織「ルールは簡単、三人でじゃんけんをして負けた人がモーターボートを運転します!」
聡介「そんな適当で良いのかよ」
伊吹「まあ、授業では誰も転覆させてないから大丈夫!」
織「こと実習においては俺たち三人がクラストップだったじゃねえか。心配ないって」
聡介「了解。んじゃ行くぜ、じゃーんけーん」
ブロロロロロロロロ
織「風が気持ちいいな、おい!」
伊吹「ぬーすんだボートで走り出す〜♪」
聡介「盗んでねえよ! ウチのボートだよ!」
伊吹「気分の問題だ、気分の。水を差すなバカ」
織「石見さんってば優等生らしからぬ発言ですな」
伊吹「私は別に優等生じゃない」
織「でも成績は取ってるよな」
伊吹「成績が勝手についてくるだけ」
聡介「傲慢だなおい」
伊吹「王者は常に傲慢たるべき。違う?」
織「いや、違わんな。ウチの姉貴も傲慢だ」
聡介「千夏さんか?」
織「春佳の方」
伊吹「意外だ……」
織「あいつってば結構ひでーぜ? 前だってな」
春佳『……』
秋穂『どうしました、姉様』
春佳『織ちゃんに軽い不幸が訪れますように』
秋穂『ちょ、姉様!?』
聡介「っと、岩か!」
織「――ちょ、おま」ドボンッ
伊吹「織が落ちた!」
聡介「マジか! 探せ石見!」
伊吹「捨て置いても良くないか」
聡介「いやダメだろ」
織「お前ら早く助けてくれよ。寒ぃ」
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6 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 18:30:35
ID:ME2kujCw
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《月伊島》
織「寒い……」
聡介「そりゃ冬の海に落っこちりゃそうもなる」
伊吹「大丈夫か?」
織「大丈夫じゃねえ……」
聡介「悪かったな。暗くて岩がよく見えなんだ」
織「いや、いいさ、俺の注意不足だ」
伊吹「……織が謙虚だ。もう一度海に落とそう御浦」
聡介「お前は鬼かよ」
織「いやとりあえずなんか暖取りたい……」
聡介「んー……じゃあまずは商店街でも行って替えの服でも買うか?」
織「そうする……」
伊吹「……御浦、織が謙虚を越えて可愛く見えてきた」
聡介「石見、そら目の病気だ」
織「お前らどっちもひでーんだよ!」
《商店街》
聡介「織、服はこんなんでいいか」
織「おいちょっと待ておい」
伊吹「似合ってる。織に着てもらいたかったと言わんばかりの……」
聡介「トナカイコスだ」
織「ぶっ殺すぞオメーらマジで! 斑鳩の力使っちゃうよ!?」
伊吹「やれるものならやってみるがいい。ただしこちらには人質がいる」
聡介「そうだぞ織。こっちにはお前の諭吉先生が三人もいるんだぞ」
織「あっ、お前らいつの間に!」
伊吹「《指先の魔術師》石見伊吹にかかればこのくらい……朝飯前だ!」
聡介「ですって」
織「勘弁してください」
伊吹「今さら遅い」
織「えっ」
伊吹「御浦、この諭吉三人でトナカイコスを買いに」
聡介「了解しました!」
伊吹「これでお前は私のお付きのトナカイだ、織」
織「鬼がいるよぅ」
伊吹「勝った」
聡介「お釣り貰ってきました! 諭吉は二人、樋口先生一人の英世が三人です!」
織「安いなおい」
伊吹「流石はド○キ」
聡介「ていうかトナカイコスとサンタコスってこれヒデーな……」
伊吹「クリスマスだから問題ない」
聡介「隣歩きたくねえ」
織「おい石見、こいつも海に落とそうぜ」
伊吹「乗った」
聡介「ちょ、おい、織お前止めろまさかおい掴むな」
伊吹「諦めろ」
聡介「いやああああああ」
ドボン
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7 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 19:11:05
ID:ME2kujCw
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聡介「何で俺もトナカイコスなんだよ。サンタが良かった」
伊吹「サンタは私一人で十分」
織「でも夫婦サンタという線もあったのでは」
伊吹「……石見伊吹一生の不覚」
聡介「?」
織「あーはいはい鈍感乙乙」
聡介「すげーバカにされた気分」
伊吹「バカにしてるから」
聡介「お前らなんて嫌いだ」
織「言ってろトナカイ二号」
聡介「俺が二号なのかよ」
織「あたりまえだろ、俺が最初にトナカイコスさせられてんだ」
伊吹「馬鹿らしい」
聡介「いやお前の責任もあるからな、半分くらいは」
伊吹「人のせいにするのは良くない」
織「なんで急に自分だけ関係ないフリしてんだお前は」
聡介「……で? どうするんだよ」
伊吹「ケーキが食べたい」
織「クリスマスだしな」
聡介「んじゃケーキを買いに行くか!」
伊吹「いっそ買い占める勢いで」
織「クリスマスにケーキが食べたいカップルさん、残念だったな!」
聡介「ケーキは俺たち三人――」
伊吹「《トリオ・ザ・セントクリスマス》が買い占めさせてもらう!」
織「ふははははは!」
聡介「……織、お前……」
伊吹「ない。ありえない」
織「ちょっと待てお前らァ!」
《ケーキ屋さん》
薫「藍坂、とりあえず店頭販売分は捌いたぞ」
ミキ「あっ、ありがとうございます薫さん……」
薫「己の責務を果たしただけだが」
ミキ「い、いえ、その……折角のクリスマスにわざわざ……」
薫「藍坂がクリスマスに精を出して働いているのだ。俺が手伝わぬ道理はない」
ミキ「そ、そうですか……?」
薫「そうだ。それに、今日は藍坂の側にいたい気分だった」
ミキ「えっ、か、薫さん?」
薫「仕事に没頭するお前の姿は、見ていて気持ちがいい。俺も同じ立場に立ちたかったんだ」
ミキ「薫さん……」
薫「藍坂と今日を共に過ごせるのは嬉しいことだと思っている」
ミキ「わ、私も……で――」
カランコロォン
ミキ「! い、いらっしゃいま」
織「ケーキありったけ!」
聡介「頂戴つかまつる!」
伊吹「持ち帰りで」
ミキ「さ、サンタクロース……?」
薫「その声……お前たち」
聡介「あっ、薫! お前やっぱり女の子とデートか!」
伊吹「隅に置けないな」
織「予想通りだな。とまあともかく、ケーキありったけ」
ミキ「……か、薫さん、お知り合いですか?」
薫「お前も知っているはずだぞ。御浦聡介、斑鳩織、石見伊吹だ」
ミキ「あっ、なるほど……って何故サンタとトナカイ……」
聡介「我らトリオ・ザ・セントクリスマス!」
織「うっわ恥ずかしー」
伊吹「17とは思えない……」
聡介「これは石見さんの発案だよね、ねえ!?」
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8 :
名無しさん@自己満足
2011/12/25(日) 19:41:34
ID:ME2kujCw
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ミキ「と、とりあえず準備は出来ましたけど……」
薫「お前たち、ケーキを買い占めるなど……正気か?」
伊吹「私たちは至って平常運行中。問題はない」
薫「石見の格好からして既に正気を失っている気がしてならんが」
伊吹「これはサンタクロースの仮装。この絶対領域がポイント」ヒラッ
薫「ぬっ」
ミキ「ちょ、薫さん見ちゃダメッ!」
聡介「石見さんってば大胆〜!」
織「だいたん〜!」
伊吹「私の胸は十分。なれば今、新たに開拓すべきは脚線美と言うことだ!」
聡介「マジか! そのコスプレにはそんな意図が!」
織「石見さんパねェよ! だからあえて武器である胸の露出は抑えめなのかよ!」
伊吹「当然! 切り札は隠してこそ切り札たる!」
薫「……お前たち、とりあえず早く帰ったほうがいい。親御さんも心配しているだろうに」
聡介「親? んなもん家にゃいねーぜ!」
伊吹「親は本土でよろしくやってる」
織「両親は死んだ。姉妹は俺を置いて家族旅行だ!」
薫「……俺が悪かったから早く帰るんだぞ」
ミキ「あのこれ、ケーキです」
織「ありがとよ嬢ちゃん! 俺たちがケーキ買い占めたからもう上がりなんだろ?」
ミキ「え? あ、はい、そうなりますけど」
聡介「薫をよろしくな!」
伊吹「きっと押しに弱いはず。応援してる」
薫「おいお前たち何を」
ミキ「が、頑張ります!」
薫「藍坂……?」
織「うっし、それじゃ行くぜ野郎ども!」
伊吹「訂正しろ、私は乙女だバカ!」
聡介「それじゃ行くか乙女ども!」
織「俺は乙女じゃねーっての!」
伊吹「さんざ女装を強要されてたくせに良く言う」
織「テメェそれは忘れろって言ってんだろが! ようやくトラウマ払拭しかけてんだよ!」
聡介「おい織はトナカイコス止めて女装しろよ」
織「ぶっ殺すぞてめぇら!」
カランコロォン
ミキ「……」
薫「……」
ミキ「慌ただしい人達でしたね」
薫「あいつららしいとも言うがな……」
ミキ「薫さん、笑ってる」
薫「……あいつらは見ていて飽きないからな」
ミキ「ふふ、笑ってる薫さん、素敵ですよ」
薫「そうか。藍坂はいつも魅力的だ」
ミキ「え、ぅ……」
薫「さて、店長にこれからどうするか尋ねるか」
ミキ「あ、ちょ、か、薫さん……」
薫「藍坂、仕事上がりに食事でもどうだ。少し遅いやもしれんがな」
ミキ「お、お供します! させていただきます!」
薫「そんなに畏まる必要はないが……」
ミキ(よ、よくわからないけど……あの人たちのお陰、かなあ……?)
《商店街》
伊吹「ジングルベル、ジングルベル」
聡介&織「ジングルオールザウェイ!」
伊吹「路上パフォーマンスで小遣いを得るとは考えたな御浦」
聡介「ふっふっふ、浮かれる市民どもからたんまり巻き上げてやりますよ!」
織「いいから歌え馬鹿ども! ケーキのせいで資金がほぼゼロだ!」
伊吹「ケーキ買い占めようと言ったのは織な件について」
聡介「うんうん」
織「俺が悪かったから! はい、せーのっ」
聡介&伊吹「ジングルベルジングルベル、ジングルオールザウェイ!」
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9 :
名無しさん@自己満足
2011/12/26(月) 17:38:12
ID:aSTIPEjY
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伊吹「ダメだ全然金が入らない」
織「シケてやがんな、月伊島の連中」
聡介「……いや冷静になったらどうしてこれでいいと思えたんだよ俺たち」
伊吹「この期に及んで何を言ってるんだ御浦は」
織「お前、今さら常識人ぶろうったってそうはいかねぇぞ。トリオ・ザ・セントクリスマスは一蓮托生だ」
伊吹「……御浦、あのトナカイ知り合い?」
聡介「いや、知らねーな」
織「言った側からお前らというヤツはよォ!」
伊吹「黙れ万年厨二病」
織「お前に言われたくねェよ指先の魔術師(笑)!」
伊吹「ばっ、あ、あれは一時の気の迷いで……」
聡介「気の迷い多すぎワロタ」
伊吹「お前も迷ってただろうが! 黄泉路彷徨わせてやろうか!」
織「くっそ、つーかクリスマスもとっくに終わったってのに何だってまだ続くんだよコレ!」
聡介「いやそれ突っ込んでも仕方ないだろ。もう行くところまで行くんだろ」
伊吹「次は謎の巨乳美少女が仲間に入って上條家に突撃らしい」ペラッ
織「何だそれ台本!? メタネタここに極まれりだな!」
聡介「よし、それじゃ上條家に突撃するか! ……って、なんで上條家?」
黎秦「パーティやってるから」
聡介「うおっ」
伊吹「あなたは……謎の美少女黎秦……!」
織「謎って言うか普通に名前出てるじゃねーか」
黎秦「今、上條家では大規模なクリスマスパーティを開いてる……」
聡介「へー、初耳だ。お偉いさんとかが来るんですか?」
黎秦「上條妃の知り合いが多数招かれている個人的なものと」
聡介「 」イジイジ
伊吹「あ、御浦がいじけ始めた」
織「無理もねぇよ……。ハブにされてるとわかった日にゃ」
黎秦「上條家のガードマンへ稽古をつけることもある斑鳩の令嬢も呼ばれてるとか……」
織「 」イジイジ
伊吹「家族旅行じゃなかったのか。哀れな……」
聡介「……い、いや俺は信じないぞ……。棗が俺を誘わないわけがない……」
織「そ、そうだぜ……。いくらなんだって真冬が俺をほっぽり出す理由はない……。つか早冬音も……」
伊吹「諦めて現実を直視しろ負け組ども」
聡介「うるさいわ!」
織「そうだ! お前なんか関わり一切ねーじゃねーか!」
伊吹「コミュニティが三門島で閉じてるだと!? 余計なお世話だこの負け犬どもが!」
聡介「そこまで言ってねぇ!」
黎秦「……とにかく、私も協力する。共にクリスマスを盛り上げる……」
黎秦「カルテット・ザ・セントクリスマスの一員として」ドヤッ
聡介「……」
織「……」
伊吹「……」
黎秦「……」
黎秦「……失敗、した?」