キーワード【ファンタジー 仲間 分裂 世界
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自分のためのネタ纏め・妄想

1 : 名無しさん@自己満足    2010/03/30(火) 22:49:43   ID:f68uJxVI 
ファンタジー物の王道として
勇者と魔王を軸に考える

かつて魔王との最後の戦いにおいて、死ぬ間際の魔王から石化魔法をかけられた勇者はそのまま石になってしまう
平和は訪れたが、国を救った英雄は石になったまま
彼の仲間達は石となった勇者を祖国へと持ち帰り、深い森の奥に祠を建てる
英雄像として勇者を祀り、末代まで勇者を守り続けると誓う勇者の仲間(魔法使いでいいや)

――1000 years later

目覚める勇者。仇敵魔王の姿は既になく、目の前には自身に向かって祈りを捧げる少女が一人
魔法使いの末裔。
先祖代々勇者を守り続けてきた彼女は、勇者が守ったはずの国が分裂し、それらが争いを始めるようになった状況を憂いていた
「英雄であるあなたなら、きっと世界を一つに出来るはずです……!」
1000年の時を経て、復活する勇者
だが世界は彼が知るものとは大きく様変わりしていた
1000年の時の流れは、技術を大きく変えたのだ
大地を闊歩する巨大な鉄人。ゴーレムと見まがうそれは、ヒトガタの機動兵器だった。
勇者は世界を一つにするため、慣れぬ人形兵器に搭乗し、戦いに赴くのであった……。


とにかくロボット物にしたいという意識の現われ


2 : 名無しさん@自己満足    2010/03/30(火) 23:06:45   ID:f68uJxVI 
登場人物

勇者(名前未定)
男。20代。炎の加護を受けている
1000年前、魔王討伐戦で死に際の仇敵に石化魔法をかけられ石になった不運な男
魔法使い(初代)に惚れていたが石になったのでどうすることも出来ない
結局彼女は子孫に自身を守らせることを決めたのだから良しとすればいいのではなかろうか
1000年の時を経て石化魔法が解け(自然に解ける)た後すぐマリカに出会い、マリーの面影を残す彼女を守ると決める
けれどどちらかというと守られる側。何の知識もない状態で、高度な文化の中に放り込まれたら誰でもそうなる
性格は結構きまじめ。堅い。マリカはマリーではなく、ただマリカであるとわかっているが少々割り切れないところもある
精神的には成熟しているのでマリカの保護者的な立ち位置でもある
案外奔放なマリカに振り回される苦労人。でもそんな彼女も愛おしいです、まる。
ヒトガタの機動兵器マシンゴレムに乗り込む羽目に。
搭乗機体は型式番号MG-000ブレイザー。
後にパワーアップしてMG-000Rノイエ・ブレイザーに。

魔法使い(初代):マリー(仮名
魔法使い(30代目):マリカ(仮名


3 : 名無しさん@自己満足    2010/03/30(火) 23:43:06   ID:f68uJxVI 
マリカ=マリー=マリエラ=マリアナ=マクスウェル
第30代魔法使い。長ったらしい名前にもちゃんと意味はある。
一番目がその人の名前。
二番目がマクスウェルが初代、マリーに敬意を表するミドルネーム
三番目は第13代にしてマクスウェル家専用マシンゴレムMG-LPラ・ピュセルを造り上げたマリエラに敬意を表するミドルネーム
四番目はその人の母親に敬意を表し、母の名前を冠するミドルネーム

女。ローティーン。神聖の加護を受けている。
1000年前勇者と共に魔王と戦った魔法使いマリー=マクスウェルの子孫
先祖から連綿と受け継がれた使命である石化した勇者を守るという命を、忠実にこなしていた。
が、そんなある日勇者の石化魔法が解け、憧れの勇者と言葉を交わす。
マリーの面影を残しているらしく、勇者に君を守る宣言をされる。
でもどちらかというと守る側。
勇者が折角守りきった国が分裂し大陸の覇権を争うだけの状況に心を痛めており、
魔王を打ち斃した英雄である勇者が再度大陸を一つにまとめ上げてくれることを願う。
勇者専用のマシンゴレムであるMG-000ブレイザーを与え、自身もまた
マクスウェル家専用のMG-LPラ・ピュセルを駆って戦う。
結構無茶することもある。その度に勇者様に救われる。


4 : 名無しさん@自己満足    2010/03/30(火) 23:59:51   ID:f68uJxVI 
MG-000ブレイザー
炎の加護を受けた者しか扱うことが出来ない劫火の機神。
一説に依れば人の手によって造られたものではないらしく、ただ勇者と共に戦うことを待ち続けていたとか何とか。
それ故型式番号は存在するはずのないMG-000となっている。
色々あってマシンゴレム研究家のマリエラ=マリー=マリナ=マクスウェル(未だ存命)の
手に渡り、第30代がマクスウェル、マリカに渡された。
マリカの手から勇者へと渡り、ついにブレイザーは本懐を遂げたことになる。
重装甲重装備の火力特化機体で、文字通りミサイルやらなんやらで焼き尽くす。


マリエラ=マリー=マリナ=マクスウェル
第13代マクスウェル。ロリババァ。
マシンゴレムに魅せられた彼女は石の勇者を守りつつマシンゴレム研究に精を出し、
マクスウェル家の血が流れたものにしか扱えない機体、MG-LPラ・ピュセルを造り上げるまでに至る。
また、その研究過程で色々なものを発見したらしく、死なない代わりに老けなくなり、外見も数段以上若返った。
早々に勇者護衛の任を娘に渡し、隠居する。
勇者のことをガキだなんだと馬鹿にするが、なかなかどうして素直なところもあるロリババァ。
マリカのことを可愛がっている。でもどちらかというと可愛がられる。
怒る→余計可愛がられる→怒るという負のスパイラル。


5 : 名無しさん@自己満足    2010/03/31(水) 10:24:10   ID:422rgjbM 
マリカ「マリエラおばあちゃん!」
マリエラ「いよぅマリカ。元気だったかい?」
マリカ「うん! 今日も元気に勇者様と暮らしてるよ」
マリエラ「勇者のガキか……。ちょいと会わせておくれよ」
マリカ「うん、呼んでくるね!」

勇者「俺に何か用か?」
マリエラ「よう、ガキ」
勇者「マリエラ?」
マリエラ「マリカを誑かしてるらしいじゃないか」
勇者「失礼なことを言うな……」


6 : 名無しさん@自己満足    2010/05/27(木) 17:36:16   ID:PBqRmaFs 
スレタイ通りに活用しようの巻


小学校低学年……編

聡介「それじゃ朝の会を始めるぞー。今日の日直は……」
織「はいはいはーい! 俺に任せな!」
秋穂「織、先生に失礼だよ」
織「堅い事言うなよ姉ちゃん。別に良いだろ先生」
聡介「まあ別に」
棗「だめだめ、ケジメはつけるべきだよ」
織「何だよなつめまで」
棗「先生は私の未来の旦那様なんだから。ちゃんと尊敬しなきゃ」
曜子「えっ」
秋穂「な、なつめちゃん! そ、そんなことは勝手に」
伊吹「……先生は私のもの」
曜子「えええっ! じゃ、じゃあ私も……」
聡介「お、おいこらお前ら仲良くしろって、うおわ」


千夏「御浦先生、大人気だそうですねえ」
聡介「は、はは……。好いてくれてるのは嬉しいんですが」
千夏「ベクトルが好意ではなく愛情ですしねえ」
聡介「いやはやどうにも……」
千夏「御浦先生は、どんな女性がタイプなんです?」
聡介「そうですね、神月先生のような方、ですかね」
千夏「ははぁ、なるほどなるほど」


7 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 01:06:49   ID:C13sNov6 
神月「お疲れ様でーす」
聡介「神月先生っ!」
神月「どうです? 最近皆様のクラスは」
聡介「相変わらずです、色んな意味で」
神月「はは。ま、それだけに休憩時間には体を休めないと……」
聡介「そうですね」
神月「……あれ、御浦先生、それコンビニ弁当じゃないですか?」
聡介「ちょっと寝坊しちゃいまして……はは、慌てて買ってきたんです」
神月「ふーむ、よろしくありませんね。駄目ですよ、まだ若いんですから、健康には気を使わないと」
聡介「面目無い……」
神月「私のお弁当、少しどうですか? 人に薦められる程、美味しくないですけど」
聡介「是非!いただきましょう!」
神月「じゃあ……ん?」

棗「せんせー」

聡介「ど、どうした?」
棗「実は……愛する先生の為に、不肖加賀美棗、お弁当を作って参りました」
聡介「え……あ?」
神月「あはは、愛妻弁当か。棗は将来、良い奥さんになりそうだな」
棗「えっへん」
神月「それじゃ、御浦先生。お二人でごゆっくりどうぞ。私は千夏さんと食べてきますから、愛を語り合うと喜ぶと思いますよ」
聡介「なっ……お、お弁当……」
棗「はい、先生のお弁当です」
聡介「……」
聡介「アリガトウゴザイマス」


きっとこんな感じ


8 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 05:23:34   ID:iDw/YfKY 
睦月「よぉ、聡介。お、愛妻弁当か?」
聡介「用務員の睦月じゃないか」
睦月「説明的な台詞をどうもありがとう。で、例によって棗ちゃんのか」
棗「はい! 将来の奥さんとして当然です」
睦月「はは、きっと棗ちゃんは良い嫁さんになるな。なあ聡介」
聡介「ごほっ、ぐっ、あのな! 冗談はほどほどにしといてくれよ」
棗「私は冗談じゃないよって、何度も言ってるんだけどなあ」
聡介「そういうことは、本当に好きだと思える人に言って上げなさい」
棗「それが先生なんだけどな……」
睦月「やれやれだな」


何か勝手に用務員にしてしまったすまん
先生と言うよりは花壇弄くっている方が案外似合いそうな印象ががががが


9 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 05:35:39   ID:iDw/YfKY 
・真面目な人

曜子「先生ー」
聡介「ん? ヨーコか。どうした?」
曜子「今日の算数、ここがよくわからなくて……」
聡介「どれどれ。あ、ここはこうやってだな」
曜子(先生の顔、近い……。って……何考えてるのかな)
聡介「聞いてるか?」
曜子「は、はいっ」
聡介「調子でも悪いのか? お前は真面目だけど頑張りすぎるとこあるからな」
曜子「え……」
聡介「適度に休めよ」
曜子「ぁ、その、先生……。どうして私のこと……」
聡介「ん?」
曜子「私、クラスでもあまり目立たないけど……どうして、わかるんですか?」
聡介「そりゃお前、俺の大事な生徒だからな。……時々愛が重いけど」
曜子「せんせい……」
聡介「うわ、どうしたヨーコ」
曜子「私も、エントリーしたい……。先生のこと、好き」
聡介「……」


千夏「また人気みたいですね御浦先生」
聡介「……」
睦月「今回は曜子ちゃんらしいですよ。これで聡介の毒牙にかかったのは二人目か」
神月「毒牙って……」
聡介(神月先生……スク水着てくれないかなあ……)
千夏「御浦先生、そろそろ帰りましょう?」
聡介「ぇ、ぁ、はい……」
聡介(スク水似合うよなあ……。あ、プール指導の時があるか……!)

聡介「テンション上がってきたああああああああああああああ!」
神月「ひぅっ!」
睦月「……何か大体わかった」


10 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 05:45:47   ID:iDw/YfKY 
加賀美棗
言うまでもなく御浦先生ラヴな小学生
家事全般が得意なので聡介争奪戦では一歩リードしているか
クラスでの役職は書記。

香椎曜子
クラスの中でもあまり目立つことのない少女
自分の事をちゃんと見てくれていた御浦先生にベタ惚れる。
クラス内での役職は生き物係。

斑鳩秋穂
委員長。


11 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 22:36:17   ID:aFaFptL2 
織「ふぅ……危ねぇ……」
織「権力+千夏程厄介な者は無いな……」
織「……ここに隠れるか」

織「……図書室、ね」
織(人居ねぇな……ん?)
霊鑼「……」
織「……よ、よお」
霊鑼「……」
織(何か言えよ……)
霊鑼「……」
織「あー、えっと……霜月……」
霊鑼「!」
織「霜月霊鑼……だったか」
霊鑼「……何故私の名を」
織「え……いや普通に」
霊鑼「ふ、ふん。そうか」
織「……」
霊鑼「お前は?」
織「あ?」
霊鑼「お前の名前だ。私は知らん」
織「ああ……織、斑鳩織」
霊鑼「そうか」
織(会話が続かない……)
織「お」
霊鑼「?」
織「その本……」
霊鑼「これか……好きな小説なのだが、二巻と三巻が無いのだ。無断で借りてそのまま卒業する不届き者が居るらしくてな……」
織「それ、ウチにあるぞ。姉が居るんだが、確か一番上が読んでたような……」
霊鑼「な、あ、うむ……そうか」
織「何だよ? 貸してやるぞ?」
霊鑼「あ、いやでも、悪いじゃないか……今日知り合ったばかりで、しかも、私は……その、友達も居ないし……私と居ると、お前も……」
織「……読みたいんだろ?」
霊鑼「う……うむ……」
織「じゃあ貸してやるって。余計なことまでごちゃごちゃ考えんなよ」
霊鑼「……あ、ありがとう」
織「別にいいって。……で、霊鑼はいつもここで本読んでんのか?」
霊鑼「ふぁ!? い、いきなり……下の名前で呼び捨てなど……」
織「あ、嫌か?」
霊鑼「嫌……では無いが、その、気恥ずかしいな。あぁと、でも、好きなように……呼べ」
織「わかった。それで、どうなんだ?」
霊鑼「まあ、概ねそうだな……友達も居ないし……家から出られないから暇を潰すために本を……」
織「……家から出られない?」
霊鑼「学校以外はな……柄ではないが、箱入り娘とでもいうか……」
織「はぁー、なるほど……」
霊鑼「う、うん。だから」

織「うお、予鈴……じゃな」
霊鑼「あ、ま、待て、あの……」
織「うん?」
霊鑼「わ、私……ずっと、ここに居るから。その、用があったら……」
織「ああ、ここに来ればいいんだろ?」
霊鑼「……うん。じゃあ、斑鳩君、また」
織「……」
霊鑼「?」
織「……織でいい。またな、霊鑼」
霊鑼「ふぇ!? その、でも、私は……」
織「じゃな」

霊鑼「し……下の名前で呼び合う……」
霊鑼(お友達が出来たらしたいことリストNo.12ではないか……!)
霊鑼「か……帰ったら、お母さんにお話しよう。良いことあった、って……」
霊鑼「……えへへ」


幼い霊鑼さんは一人だと柔らかい感じ


12 : 名無しさん@自己満足    2010/05/28(金) 22:40:33   ID:90nd3c2A 
それでも神月なら……!
神月なら間違いなく水着の上に白いシャツを着て裾を結ぶ……!

しかしシャツが濡れて透けるスク水など間違いなく聡介の好物……!恐ろしい子……!


13 : 名無しさん@自己満足    2010/05/29(土) 05:27:48   ID:oyKnERZ2 
小さくても相変わらずのフラグ建築率を誇るお二人ですねww

・プール編

聡介「さて。カメラの準備は完璧。録画の用意もばっちり」
聡介「神月先生の美しい肢体を余すところ無く記録せねば」
聡介「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

千夏「あー、プール指導だねえ」
神月「そうですね」
千夏「めんどくさいなあ……。神ちゃん一人でやってくれない?」
神月「何言ってるんですか……」
千夏「うーん……」
聡介「おはようございます」
神月「あ、おはようございます……御浦せんせ……え?」
千夏「おはよー……お?」
聡介「どうかしましたか?」
千夏「今にも鞄から溢れ出そうなそれは何」
聡介「カメラです」
神月「な、何に使うんですか?」
聡介「撮影です」
千夏「……まさか生徒達を撮るつもりなの……?」
聡介「はははそんな馬鹿な」
千夏「だよねぇ」
棗「先生、そのカメラ、もしかして私を撮るために……?」
聡介「違うって」
神月「……だ、大丈夫よね。御浦先生だし……」


14 : 名無しさん@自己満足    2010/05/29(土) 12:53:33   ID:oyKnERZ2 
・いいんちょ編

秋穂「先生。学級日誌です」
聡介「ああ、ありがとう斑鳩」
秋穂「……また」
聡介「ん?」
秋穂「先生はいつも、私だけ苗字で呼びますね」
聡介「……そうか?」
秋穂「そうです。双子の織のことはちゃんと名前で呼んでます」
聡介「……そうかなあ」
秋穂「なんだかずるいです」
聡介「うぅむ、じゃあ名前で呼ぶか?」
秋穂「……は、はいっ!」
聡介「じゃ、改めて。ありがとう秋穂」
秋穂「っ……」
聡介「おい、秋穂どうした。いきなり顔が赤くなったぞ!」
秋穂「あ、ぁぅぅ……」
聡介「秋穂、おい……」
秋穂「や、やっぱり……苗字で良いです……」
聡介「……、そうか?」


15 : 名無しさん@自己満足    2010/05/31(月) 23:41:20   ID:HNBsqWoU 
・突発ネタ・《帝都探偵御浦聡介》

《帝都》
秋穂「邪魔するよ、御浦君」
聡介「……斑鳩警部。いきなりどうしたんです」
秋穂「何、情けない話さ。また君の力を借りたいのだ」
聡介「俺の? いや、アレはいつもいつも偶然で」
秋穂「偶然で、我ら警視庁の面々が頭を抱えた難事件の数々を解決できるとお思いかね?」
聡介「あ、いやそれはそうかもしれないですがね」
秋穂「我々の面子に賭けても、この男の犯行は確実に阻止せねばならないのだ。見たまえ」
聡介「あ、これ……、最近巷を騒がせていると噂の」
秋穂「ああ。美術品専門のこそ泥だ。そして今宵に、犯行予告が入っている。狙われているのは欧州のとある王国から借り受けたかの国の宝だ」
聡介「な……、奪われたら国際問題に発展しかねないじゃないか」
秋穂「ああ。だからこそ、君の力が欲しい」
聡介「でもですね警部、俺はただのしがない私立探偵なんですよ?」
秋穂「君がそんな枠で収まりきるような男ではないことくらい、私にはお見通しなのだよ。なあ、そうだろう? 御浦警部補」
聡介「止して下さいよ……。元部下だからって買いかぶり過ぎです」
秋穂「そうかな? 君は実に素晴らしい人材だったと思うよ。君に匹敵する部下は未だ現われてはいないからね」
聡介「……もうホントに、むずがゆいのでやめて頂けると嬉しいです」
秋穂「ははは、もはや警察時代の面影も遠くに消えてしまったようだな……。少しだけ、寂しいよ」
聡介「斑鳩警部……」
棗「斑鳩様、聡介様、ちょうどただ今、大陸から取り寄せた珍しい茶が入りましたが」
聡介「ん、お出ししてくれ」
棗「畏まりました」
秋穂「彼女は確か、加賀美君だったね」
聡介「ええ。遠縁の華族の娘なんですが……身寄りを亡くしまして。自分が引き取って育てているんです」
秋穂「とはいえ君とさほど年齢も違わないように見えるが」
聡介「ええ、実際二つ下な程度です」
秋穂「では、娶ることも考えているのかな?」
聡介「……いやいやいや、そんなことはありません」
秋穂「必死だね」
聡介「ええ、まあ……」
秋穂「くく、やはり君は面白い。……それで、引き受けてくれるかな、先ほどの依頼を」
聡介「……」
秋穂「どうだろうか」
聡介「わかりました。かつての上司の頼みですし、何より『あの』斑鳩警部直々の依頼と来れば断るわけにはいきませんか」
秋穂「有難い。では早速現場を見に行くこととしようか。……ま、加賀美君の淹れてくれた茶を愉しんだ後にね」
聡介「ええ」


16 : 名無しさん@自己満足    2010/05/31(月) 23:56:05   ID:HNBsqWoU 
・御浦聡介
帝都郊外に居を構える御浦探偵事務所の所長。元士族である御浦家の嫡子
俗に言う警察官僚の道を歩いていたエリートだったが、とある事件から退職し私立探偵として生計を立てるようになる。
刑事時代の伝手や勘、持ち前の運の良さを最大限に利用して謎を解くその姿は、帝都でも有名。
給仕で、遠縁でもある加賀美棗と二人暮らし。同僚かつ上司でもあった斑鳩秋穂は探偵となった今でもよく話す仲。
国外から取り寄せた自動拳銃を主に扱う

・斑鳩秋穂
帝都の治安を守る警視庁所属の警部。御浦聡介とは知己の仲。
女性ながらにしてその地位まで上り詰めた彼女の手腕は、無慈悲なまでに正確で冷徹。
そのため鬼の斑鳩と揶揄されることもままある。
五人姉弟の三女で、双子の弟(愛妻家)は帝都で豆腐屋を営んでいる。
長女は官僚に、次女は放蕩、末の妹は実家の神社を継いでいる。
御浦のことを諦めきれない節があり、暇を見つけては遊びに行く。
刀を扱わせれば師範代レベル。

・加賀美棗
御浦の元で働く給仕。御浦の遠縁である華族の娘だったが、とある事件により身寄りを亡くす。
それ以来御浦に引き取られ共に過ごすようになるが、事件の影響からか笑みを見せることは滅多にない。
二歳しか年が離れていないとはいえ義理の父となった御浦に、感謝以上の気持ちを抱いている。
ちなみに来ているのは御浦が海外から取り寄せたメイド服。

・石見伊吹
棗と同じくらいに笑みを見せることのない、御浦の許嫁。
国の経済を取り仕切る石見財閥の息女で、御浦とは幼馴染み。
ほぼ毎日事務所に遊びに来ては、無言で御浦の解決してきた事件の資料などを読み漁っている。
本人に御浦と結婚する意思があるのかは、本人しかわからない。
新しい文化に適応するのが早く、金に物を言わせて購入した戦車を運転できる。


17 : 名無しさん@自己満足    2010/06/05(土) 11:46:37   ID:lWWEVVoU 
全く関係ないけど
〜マオを二次元女体化すると『服ははかまで、たれ目で金髪のロングのサイドポニーでスレンダーでハイテンションな感じのキャラ』のようだ〜
これはたかのんに嫁にしてもらえるレベル。巫女で金髪で(サイドだけど)ポニーですぜ?


18 : 名無しさん@自己満足    2010/06/07(月) 01:25:02   ID:Juej+vE6 
実は状態異常系の符耐性が(生身だと)低い霊鑼さんに千夏様がこっそり蠱惑の術をかけた挙げ句織君と2人きりにする話はまだですか?

たかのんならきっと書いてくれる


19 : 名無しさん@自己満足    2010/06/19(土) 22:40:42   ID:cWuv6ZUY 
聡介「ここが例の美術館か……。なるほど、厳重な警備だ」
棗「……聡介様、地図をお借りしてきました」
聡介「ああ、ありがとう棗」
棗「いえ……」
聡介(うーん、もう少し社交的になってくれても良いと思うんだがな)

曜子「怪盗仮面の犯行予告の日時が今日だと伝え聞いたから来てみたは良いけど」
曜子「流石に部外者――、それも新聞記者じゃ立ち入りすら出来ない、か」

聡介「あれ……、おい、香椎じゃないか」
曜子「え? あ、そこに見えるは御浦聡介! 良いところに!」
聡介「どうしたんだ? 確か帝都新聞社で記者をやってると聞いたが」
曜子「そう、そう、そうなの。私には全て、あらゆる事をありのまま市民に伝えるという崇高な使命があるのだけれど」
曜子「生憎官憲どもは頭が固くてねえ……。全く、流石は鬼の斑鳩と言うだけあるわ」
聡介「はぁ、じゃあつまり取材拒否されたと」
曜子「そうよ。ったく、鬼の斑鳩は伊達じゃないわね」
棗「……相手が斑鳩様でなくても当然の処置と思われますが」
曜子「相変わらず可愛げのない給仕ね……」
棗「お久しぶりでございます、香椎様。聡介様にお情けでお声をかけられた幸運、天に傅いて感謝すべきではないかと存じますが」
曜子「……やれやれ、無表情で毒舌ね。ま、ともかく。聡介、あなた仕事で来たんでしょう?」
聡介「ああ」
曜子「じゃ、ちょちょいっと、私も連れて行ってくれないかしら。探偵助手として」
聡介「いや、あのなあ……」
曜子「良いでしょう? 帝国大学の同期のよしみと言うことで」
聡介「これは君の苦手な斑鳩警部からの依頼なんだぞ? 鉢合わせたらどうする」
曜子「その時はその時よ」
聡介「しかしだな……」
曜子「では……、元恋人の頼みとしてはどうかしら」
聡介「……それを言われると辛いが……、やれやれ、したたかな奴だな、君は……」
曜子「ふふ」

棗「……」


20 : 削除    削除   ID:削除 
削除

21 : 名無しさん@自己満足    2010/07/03(土) 23:29:49   ID:Xzv1Sv5g 
庚薫(かのえ かおる)

三門高校二年生の男子。
聡介、織と三人合わせて三門高校の全男子生徒である。
月伊島にある実家は道場を営んでおり、それもあってか武術に長ける。
心身を鍛えるべく一人三門島で暮らす。
性格は硬派。聡介や織とは全くタイプが違うが、気が合うため仲良くやっている。
時代がかった喋り方をするのも特徴で、秋穂とは似たもの同士でもある。
寡黙な性格とそのルックスの良さ(聡介・織を上回る)から、女子生徒からの人気は高い。
(ただし三門高校二年生の女子はことごとく聡介に惚れているので主に上級・下級生から)
しかし本人に彼女を作ろうなどという気持ちはさらさらなく、ただひたすらに心身を鍛えることを目標としている。

ちなみに甘党。
お気に入りのケーキ屋が月伊島に存在する。(藍坂ミキの働く店)


22 : 名無しさん@自己満足    2010/07/03(土) 23:42:11   ID:Xzv1Sv5g 
織「聡介、薫、飯食おうぜ」
聡介「おう」
薫「ああ」
織「聡介……お前はまた棗の手作りか」
聡介「しゃーないだろ? 料理出来るのは棗だけなんだから。その分俺も色々やってるよ」
織「新婚だな相変わらず。……薫は?」
薫「俺は一人暮らしだ。自分で作るより他はない」
聡介「うへぇ……、精進します」
薫「適材適所という言葉もある」
織「へへへ、言われてやんの」
聡介「そういうお前はどうなんだよ」
織「俺か? そりゃあ俺は当然霊羅と二人d……いや、うん、俺が作った」
聡介「おい誰だ霊羅っておい」
薫「女嫌いが直ったのか」
織「いや、忘れてくれよ、あれは失言、な?」
聡介「いやいやいや織君、君ねえ、聞かせてもらいますよ最後まで」
織「おっことわりだぜ」
薫「まあ待て、食事が終わってからでも遅くなかろう」
織「そうだぜ、薫の言うとおりだ」
聡介「む……」
織「お、薫お前、それデザートか」
薫「ああ。月伊島に行きつけの店がある。そこのケーキだ」
聡介「そういや甘党なんだったっけか」
織「硬派なキャラに似合わぬその好み、そのギャップがたまらないんだと」
聡介「誰の言葉だよ」
織「分家の娘が言ってたぜ」
聡介「はぁ、なるほどねえ……。モテモテだな、薫」
薫「……? 興味ないな」
織「フラグクラッシャーだな、やっぱ」
聡介「でも薫に浮いた話なんてありそうにないしな」
薫「俺は親父を超えねばならんからな」
織「ある意味斑鳩向きだよお前」
薫「……?」


23 : 名無しさん@自己満足    2010/07/04(日) 00:04:32   ID:LyFuOWTY 
薫「……失礼」
ミキ「あ、庚さん」
薫「いつものをくれるか。と、ん……む、すまん、このケーキは一体?」
ミキ「あ、それ店長の新作です。ジャムからホイップまで当然手作りですよ」
薫「相変わらず店長は良い仕事をするのだな。ではこれも貰えるだろうか」
ミキ「はい、少々お待ちくださいね」
薫(……早く食べたいものだな)

ミキ「お待たせしましたー」
薫「感謝する。代金は……これで頼む」
ミキ「はい、ちょうどお預かりしました。毎度ありがとうございます!」
薫「明後日にまた来させてもらおう。……ところで藍坂、君は次の休日に少し時間があるだろうか」
ミキ「え? えーと……バイトが詰まってます……」
薫「そうか……、すまんな、変なことを聞いて」
ミキ「一体どうしたんですか?」
薫「いや、友人が口を揃えるのだ。俺はもう少し周りの女性を見てみろと」
ミキ「……え、えーと? どういうことですか?」
薫「俺にもよくはわからん。だが、おそらく女性と茶でも飲めと言っているのだろう」
ミキ「はぁ……」
薫「俺の知り合いの女子は君一人だけだ。それ故、あのような問いを投げかけた」
ミキ「あぁ、折角ですけど……、すみません」
薫「そんなに申し訳なさそうな顔をするな。いずれ機が来るだろう」
ミキ「そうですね。そのときを楽しみにしてます!」
薫「俺もそう思う。……では」


24 : 名無しさん@自己満足    2010/07/04(日) 11:50:35   ID:LyFuOWTY 
織「絶対に笑ってはいけないハイスクールin三門島ー」
千夏「いえーい」
秋穂「何ですかそのアホな企画は」
織「その名の通り、今日から24時間、参加者の皆さんは笑ってはいけません」
千夏「笑うとペナルティがあるのでご注意を!」
織「仕掛け人が色々仕込んでいるのでお気をつけくださいな、とね」
秋穂「……」
千夏「それじゃあ参加者の皆さんのご紹介!」

織「一級フラグ建築士、御浦聡介!」
聡介「なんだそのあだ名」
織「続いて大平原、加賀美棗!」
棗「死にたいんですか?」
織「三人目はこの人、斑鳩秋穂!」
秋穂「え、私もなのか!?」
千夏「そしてラストは特別参加、霜月玲奈」
霜月「……」

千夏「豪華なメンバーでお送りする絶対に笑ってはいけないハイスクールin三門島、はっじまるよー」


25 : 名無しさん@自己満足    2010/07/04(日) 11:58:33   ID:LyFuOWTY 
AM8:00 三門高校前

聡介「……何故こんなことに」
棗「今日は昼過ぎまで聡介君の布団で過ごすつもりだったんですけど」
霜月(何故私がこんなこと……しかも斑鳩と……)
秋穂「……やれやれだ」

千夏「はーい、みなさんお揃いですねー?」

聡介「千夏さん?」
棗「何で千夏さんが?」
千夏「今回皆さんを案内させていただく、斑鳩千夏でーす。よろしく! 特にれーなたんね!」
霜月「その名前で私を呼ぶな!」
秋穂「……れーなたん……、くくっ」

織『秋穂、アウトー』

秋穂「は?」
千夏「笑ってはいけないんだよ、アキ」
秋穂「ですがまだ開始も何も」
千夏「問答無用。じゃ、黒タイツ軍団、やっちゃって」
薫「了解した」←黒タイツ+頭に女物の下着着用
棗「ぶっ!」
聡介「か、薫お前……」
織『棗、聡介、アウトー』
薫「これも規則ゆえに。許せ」

バシンバシンバシン

秋穂「〜〜っ!」
棗「い、いたっ!」
聡介「いってえ……」
千夏「幸先悪いですねえこの勝負。……と、じゃあ皆さんは生徒になってもらうので、そこのボックスで着替えてください」
聡介「ちゃんと一人一人の名前書かれてるのか」
千夏「中にある制服を着用してもらいますので。あと絶対だからね」
棗「確実に何かあるじゃないですか……」


26 : 名無しさん@自己満足    2010/07/04(日) 12:07:27   ID:LyFuOWTY 
千夏「着替え終わったかな? じゃあまずは棗たんから」

棗「……セーラー服って新鮮ですね?」
千夏「よく似合ってるねえ。元がいいから。それじゃ次、アキ」
秋穂『…………出なきゃダメですか』
千夏「そりゃあねえ」
秋穂「〜〜ッ」←パンダの着ぐるみ着用
棗「っ、秋穂、さん……く……」
秋穂「私だって着たくなかったよ……」
棗「か、かわいいっ! ふふっ、あはは!」
秋穂「……」
織『棗、アウトー』
千夏「とりあえず全員着替え終わったら叩くことにしようかね。じゃ次、義弟クン」
聡介『……出なくちゃダメですか』
千夏「同じコト言うんだねえ。さ、早く」
聡介「……」←金髪ツインドリルのウィッグ+セーラー服着用
秋穂「み、御浦君……くふっ」
棗「か、可愛いですよ聡介君……ふふ」
聡介「んなこと言われても嬉しく……って斑鳩、お前、くはは!」
織『秋穂、聡介、棗、アウト』
千夏「それじゃラストはれーなたんだ。カムヒア」
棗「カムヒアってどういう意味ですか?」
秋穂「いやそれくらい」

霜月「……」←巫女みこ娘☆れーなたんのコスプレ
聡介&秋穂&棗「「「ぶっ!」」」
霜月「殺す殺す殺す殺す」
織『聡介、秋穂、棗、アウトー』
千夏「それじゃ着替え終わったことだし、授業受ける前に庚君やっちゃって」
薫「把握した」←「巫女命」と書かれたTシャツ着用
聡介「な、なんで、お前はことあるごとにネタな服装を……」
薫「……これも修行だ」

バシンバシンバシンバシンバシンバシンバシン

棗「もういやあ……」
秋穂「っ……」
聡介「早速やる気がうせるなこれ……」
千夏「まだまだ続くよ!」


27 : 名無しさん@自己満足    2011/02/09(水) 21:51:53   ID:eBuqF+C6 
霊鷲葵衣 たまわしあおい

斑鳩の分家『霊鷲』の手の者。
淘陵高校に潜入し逐次霜月玲奈を監視している……
が、わりと任務を疎かにして淘陵高校の番長の座を狙う。
不真面目だがペーパーテストの成績だけはピカイチなので教師からすると厄介なことこの上ない
友人と呼べる人物は同じクラスの庚紫ただ一人。
しかも霊鷲が人の良い紫を無理矢理引っ張っている図に見えてしまうのが悲しいところ。


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31 : 名無しさん@自己満足    2012/01/17(火) 07:43:26   ID:LJGs9PLk 
あらすじ
五感で楽しむ体感型VRゲームハード『クレイドル』のプロトタイプを入手したという親友、桜庭大助の頼みで、
彼が蒐集していた往年の恋愛シミュレーションゲームの世界をクレイドル内で構築、体感できるように設定した主人公、木崎郁。
大助と共にクレイドルに潜り込んでテストプレイを行う郁は現実世界と遜色ないその仮想世界で『主人公』大助の『親友』役を与えられる
ヒロイン攻略に没頭する大助、それを生暖かい目で見つめる郁。しかし、彼らの背後にはよからぬ企みを巡らせる桜庭家の影が……。

というお話

・木崎郁
主人公だけど『親友』役。
ゲームマスターに近いが、ゲーム内で行動している際現実世界からの干渉を受けてその権利を剥奪される。
不正な手段を使って大助の趣味である恋愛シミュレーションゲームをクレイドルで起動させることに成功した。
主人公がヒロイン攻略に勤しむ裏で親友が如何に頑張るかがコンセプト。
(大助の異母弟)

・桜庭大助
親友だけど『主人公』。
家のコネで手に入れた最新ゲーム機クレイドルのプロトタイプ二つを郁と共に改造。
いつか二次元の美少女たちときゃっきゃうふふが夢だったと豪語する良家のお坊ちゃま。強者。
アホだけど良い人。柔道の段所持。
(郁の異母兄)

・藤乃絵羽
自分がゲームのキャラクターに過ぎないことを自覚している唯一の人物。
ゲームクリアがクレイドル脱出の最重要ファクターであることを教えたり、イレギュラーながら郁を大いにサポートする。
郁の相棒役。本来のゲームではサブヒロイン。


・クレイドル
全身体感型VRゲーム機。なんかもう色々凄い。匂いとか。
名門桜庭家の息子大助の命を狙って外部干渉を受けまくる。
その結果恋愛シミュレーションなのに血生臭い死体が発見されるとか、殺し屋が主人公を狙うとか、イレギュラー大発生。
藤乃絵羽が真なる自我を得たのもその一種と思われる。
ゲーム内での死は現実の死には直結しないはずだが、郁が余計なプログラムを解凍したせいでゲーム世界の死=現実世界の死と結びついてしまうことが判明

そんなこともあって(自分のせいだし)大助は郁の意向により命を狙われていることを教えられてはいない。


32 : 名無しさん@自己満足    2012/01/17(火) 08:08:48   ID:LJGs9PLk 
大助「今日近くで殺人事件があったって。このゲームそんなイベントあったかな」
郁(絶対ねーよ……)

絵羽「どうするの、木崎君。彼に話してしまう?」
郁「いや……。イレギュラーを一つずつ潰すのはやっぱ俺の役目だ。あいつは呑気にゲームを楽しんでくれればいい」
絵羽「そう。何にせよ私はサポートするまでだけど」
郁「とりあえず、ここら一帯に出てきた連続殺人鬼とやらと対決だな……。単位は諦めてくれよ」
絵羽「ああ、あなたが現われたせいで私の学園生活は滅茶苦茶だわ」
郁「……悪かったとは思ってる。お前が自我を持つのも予想外だった」
絵羽「……勿論、感謝もしているわよ? あなたが現われたお陰で、私は真なる意味での自我を得た」
絵羽「ここで私はあなたたちと同じ立場にある唯一の存在だものね」
郁「頼りにしてるよ」


33 : 名無しさん@自己満足    2012/01/17(火) 18:06:03   ID:LJGs9PLk 
郁「……」
ガチャッ ギィィ
絵羽「……やっと見つけた」
郁「藤乃」
絵羽「授業、始まっているわよ」
郁「知ってるよ」
絵羽「先生にあなたを呼んでくるよう言われたわ」
郁「そっか」
絵羽「そうよ」
郁「……」
絵羽「……足元のそれ、ラブレターなの?」
郁「……わかるか」
絵羽「何となくね。浮かない顔しているし。全部断ったようね」
郁「ああ。昼休み、十人は押しかけてきたぞ……」
絵羽「へぇ。モテモテね」
郁「……嬉しくない」
絵羽「あら。世の中の男共が聞いたら嫉妬で狂うわよ?」クスッ
郁「向こうでもこんな具合だったんだよ」
絵羽「……ゲームではない、現実の世界?」
郁「ああ。自画自賛だけど、見てくれは良いから。騙されるんだろ」
絵羽「本当に自画自賛ね。否定はしないけど」
郁「ウンザリしてたんだ。それがこっちも同じようじゃ、まったく笑えない」
絵羽「贅沢な悩みだわね」
郁「つくりものの癖に、こんなとこばかりは現実と大差ないなんて」
絵羽「……そうね」
郁「……さて。そろそろイレギュラー潰しに行かないとな」
絵羽「授業は?」
郁「出ないよ」
絵羽「そう。……それじゃ、行きましょうか」
郁「ついてくるのか?」
絵羽「ええ。つくりものが一緒ではご不満?」
郁「別に」
絵羽「なら勝手にさせて貰うわよ」
郁「ご勝手に」


34 : 名無しさん@自己満足    2012/01/17(火) 18:22:09   ID:LJGs9PLk 
>>32>>33だと木崎の態度に凄い差があるな
時系列的には>>33が先だな


35 : 名無しさん@自己満足    2012/01/18(水) 07:48:13   ID:wqH2+rWs 
木崎と絵羽の立ち位置が変わることはないだろうが、
桜庭の立ち位置はまだ不明瞭。

ということで、桜庭が女子だったらどうだろう。

恋愛シミュレーションゲーム好きの義理の姉。ハーレムルートまっしぐら。
呆れながらも彼女に協力する木崎、それをサポートするけど桜庭と木崎の距離に少しだけ妬いてしまう絵羽

とか。木崎と桜庭(女)の間に恋愛感情は欠片もないけど。

うーむ


36 : 名無しさん@自己満足    2012/01/18(水) 08:16:04   ID:wqH2+rWs 
木崎「学生映画? 聞いてないぞ」
絵羽「ええ。木崎君、あなたHRで寝てたものね」
木崎「徹夜でこの前採取したデータ解析に勤しんでたからな……」
絵羽「真面目に受けなさいよ、授業くらい」
木崎「ほっとけ。で、学生映画が何だって」
絵羽「学生映画を、私たちのクラスで撮ることになったの」
木崎「何でまた」
絵羽「思い出作りの一環よ」
木崎「はん、ゲームの中で思い出作りか」
絵羽「……それはあなたの主観でしょ。私にとってはこちらがホームよ」
木崎「へいへい」
絵羽「……とにかく、それで映画を撮ることになったわけだけど。主演はあなた」
木崎「は?」
絵羽「クラス満場一致で決定したわ」
木崎「おいふざけるな」
絵羽「ちなみにヒロイン役は私」
木崎「はあ?」
絵羽「私だって本意ではないわ。けれど、それがクラスの意見よ」
木崎「俺は降りる」
絵羽「不可能よ」
木崎「なんでだ」
絵羽「桜庭さんが主導したから」
木崎「桜庭が?」
絵羽「あなたが彼女の意見に逆らうことなど出来る? 出来ないわよね」
木崎「……それは」
絵羽「つまり、これはもはやあなたの大嫌いな規定された事案というわけよ」
木崎「…………」
絵羽「やってられなさそうな顔ね」
木崎「当たり前だろ」
絵羽「案外楽しいかも知れないわよ」
木崎「…………どうだか」


37 : 名無しさん@自己満足    2012/01/19(木) 21:14:01   ID:oROozFp6 
木崎郁
主人公。
無愛想で外向的ではない性格のため、友人と呼べる人物は桜庭大助しかいない。
良家の嫡男でありながらも驕ることなく気さくな大助とは良好な関係を築いているようで、
この物語自体木崎が桜庭の頼みで新型ゲーム機『クレイドル』の不正使用を行ったために始まる。
自分がゲームの世界に閉じ込められたと理解するなり桜庭にゲームクリアを目指すように言うなど、基本冷静。
ドライな姿勢と端整な顔立ちから現実世界では異性人気が高かった分、同性からはあまり快く思われていなかった。
なまじ本人が異性には興味なしというスタンスだったために余計軋轢が広がっていたが、木崎自身はそんな周囲の反応も
どうでもいいものだと認識していたようである。
『クレイドル』に手を加えることが出来ることからわかるように電装や情報処理に関する知識、能力に優れ、加えて身体能力も高い。
欠点は協調性がないこと、感受性に乏しいため他者の心情を慮れないところなど。
ゲーム世界の住人は須く「つくりもの」と決めつけてしまっているため、彼らに対する態度は極めて冷淡。
藤乃絵羽に対してもそれは変わらないが、彼女のために身を呈することがあるなど、何かしら思うところはあるようだ。


藤乃絵羽
ヒロイン+もう一人の主人公。
赤みがかった金髪が印象的な少女で、ゲーム世界の住人。
桜庭の所持していた恋愛シミュレーションゲームでは溌剌なハーフの美少女としてサブヒロインの位置にいたが、
自身の暮らす世界が作り物であることを自覚し、さらに自分以外は誰もそれに気がついていないという環境に放り込まれたためか、
本来持っていたはずの溌剌さは身を潜め、どこか影のある物静かな少女として木崎たちの前に現われた。
ゲーム世界の住人であり、なおかつ世界の真実を知っているため、ゲームに発生した『イレギュラー』を第六感で感じ取れる。
木崎たちに接触したのも言い表せぬ違和感、不快感のようなものを、彼らから感じ取ったためである。
不正手段での起動によってゲームを強制終了させることが出来なくなった木崎たちに協力を申し出、木崎と共にイレギュラー潰しを行う。
木崎と行動を共にするうちに彼と向き合い、徐々に惹かれていくことになるが、「つくりもの」の自分が抱く感情が本物なのかどうか、
あるいはそのような感情を抱くことが許されることなのか、など、ゲームの住人が故の悩みと直面することとなる。
木崎の能力を認めているが、口ではあまり表に出さない。そのため、奇妙な二人としてクラスメイトからは生暖かく見守られている。
ちなみにクラスメイトの人気は高く、クラス委員の花井康平から思いを寄せられているが、眼中にはないようだ。


38 : 名無しさん@自己満足    2012/01/19(木) 22:40:39   ID:oROozFp6 
・激闘肉弾乱舞編 あらすじ
木崎のほんのちょっとした手違いから、恋愛シミュレーションだけでなく格闘ゲームの世界観が混じってしまったことが判明。
ついこの前までは仲良く談笑していたはずのクラスメイトたちは、今はただ『最強』の座を求めて己の肉体で争い合う野獣と化した。
教室は世紀末。弱肉強食の理は女子供にも容赦なくその牙を剥く!
弱者、それは即ち悪! 強者のみが勝者となる! 強さだけが、絶対の価値を持つ! 
さあ、戦え戦士たちよ! 己が肉体を、精神を、文字通り『最強』と知らしめんがため!

世界をこうした責任を取れと絵羽に脅された木崎は、やむなく肉と汗と迸る何かが飛び散る世紀末教室に飛び込んでいくのであった……。


木崎郁
世界を弱肉強食の世紀末恋愛シミュレーション格闘ゲーム的世界観としてしまった元凶。
教室の覇者、KING☆SAKURABAを倒しゲームクリアフラグを手にするためにいやいやながら肉弾戦に挑む。
全ての元凶であるためか絵羽には逆らえず、尻に敷かれてしまっている。仕方ないね。

藤乃絵羽
世界を根本からねじ曲げてしまった木崎に責任を取らせるべく、彼のセコンドとなった美少女ファイター。
教室の覇者KING☆SAKURABAに負けず劣らずの実力を持っていたが、彼との戦いでファイターとしては再起不能の身となった。
そのため、自身の後継者とするべく木崎に目をつけ、彼を厳しく、時には愛情を持って育てていく。

KING☆SAKURABA
その溢れ出る格闘の才能を開花させてしまった桜庭大助。
教室の覇者KING☆SAKURABAとして、強大な力を持って君臨する。
その力はデコピン一つで校舎を全壊させるほどのもので、圧倒的な力と類い希なるカリスマから彼を慕う者は多い。
配下にキング四天王こと『怒濤の花井』『疾風の柳瀬』『爆砕の松田』『堅牢の森川』を持つ。


39 : 名無しさん@自己満足    2012/01/20(金) 21:57:20   ID:TGGLDwro 
・殺戮の無人島撮影編

あらすじ
木崎のほんのちょっとした手違いから、恋愛シミュレーションだけでなくサスペンスの世界観が混じった事が判明。
(またかよ)
木崎が混ぜてしまったアドベンチャーゲームのシナリオは、無人島でとにかく人死にまくりの殺戮サスペンススリラーだった。
学生映画撮影のため、夏休みを利用して無人島に泊まり込むクラスメイトたち。
廃校となった校舎を利用しての青春映画撮影は高校生たちのハートを刺激するには十分。
意中の相手と一夏のアバンチュールに発展するかも、なんて期待も抱いてしまったり。
主演二人のやる気の無さを除けば、撮影は概ね順調に進む。
だが撮影二日目の夜、クラスのムードメーカー、松田が死体となって発見される。犯人は誰なのか。
警察へ連絡を取ろうとするも、無人島であるが故に電波は届かず。本土へ戻る船も、おそらく犯人によって沖へ流されてしまっていた。
完全に孤立したクラスメイト30人。この中に犯人がいる――疑心暗鬼に陥る彼らを嘲笑うかのように、犠牲者がまた一人、また一人……。

世界をこうした責任を取れと絵羽に脅された木崎は、やむなく殺人犯を見つけるために調査を開始するのだった。
だが、彼らの背後にも犯人の魔の手は迫る……。


木崎郁
世界を殺戮のサスペンススリラー的世界観にねじ曲げた元凶。
絵羽に脅されて犯人捜しに乗り出すが、彼の働き虚しく犠牲者は増えていく。

藤乃絵羽
木崎のサポート役。助手。
彼女が犯人の凶手に掛かったことが、木崎覚醒のトリガーとなる。

桜庭大助
木崎と協力しながら犯人を捜す。
彼の攻略対象であるヒロイン、草壁彩華が殺害されたため、犯人に対する執念は凄まじい。

花井康平
異常な空間で正気を失い、人体オブジェを作り出す。やばい。


40 : 名無しさん@自己満足    2012/01/21(土) 14:13:10   ID:TfMt/fAY 
絵羽「木崎君、ちょっと」
木崎「なんだよ」
絵羽「……あなた、ちょっとした手違いが多すぎるんじゃない?」
木崎「……ほっとけ」


41 : 名無しさん@自己満足    2012/01/21(土) 18:07:26   ID:TfMt/fAY 
花井「藤乃さん、今度の映画の件、受けてくれてありがとう!」
絵羽「ええ、こちらこそ。学生映画って、少し興味はあったから」
花井「ほ、本当に!? だったら、今度俺たちの部室に寄ってってよ!」
絵羽「確か映画研究会だったかしら」
花井「ああ! 少しでも映画に興味があるんだったら、俺たち大歓迎だからさ!」
絵羽「ありがとう、花井君」
花井「い、いやっ、これくらい……ヒロインを演じて貰えることに比べれば」
絵羽「そう、ありがとう。精一杯演じさせて貰うわね」
花井「あ、ああ! じゃあ、そういうことで!」

木崎「……ふーん」
絵羽「……あら、木崎君。いたの」
木崎「初めっからな。屋上でのんびりしてたら急にやってくるんで驚いたぜ」
絵羽「給水タンクの影なんかでコソコソしてるのは、やましいことをしている自覚があるから、かしら?」
木崎「阿呆。お節介さんの魔の手から逃れるにはここがちょうどいいんだよ」
絵羽「あらあら、逃げて隠れるなんて情けない男だわね」
木崎「言ってろ。……にしても、元気な奴だったな、さっきの」
絵羽「花井康平君。クラスの委員で、例の映画の監督よ」
木崎「……へえ。ま、それだけじゃなさそうだな」
絵羽「ええ、そのようね。私に気があるみたい。よく気付いたわね」
木崎「ま、現実世界での経験からな」
絵羽「そう。……私の応対が柔らかいから、嫉妬でもした?」
木崎「馬鹿馬鹿しい」
絵羽「そうね、あなたはそういう人だったわ」
木崎「ほっとけ。イレギュラーの件はどうだ?」
絵羽「……今のところ、それらしい感覚はないわ」
木崎「そうか。……この学生映画ってのは、本来このゲームに存在するイベントなのか?」
絵羽「いえ、違うわ」
木崎「なら、あの花井ってのがイレギュラーか」
絵羽「花井君は元からこの世界の住人よ。だから違う」
木崎「……てことは、映画を撮影すること自体がイレギュラー。これから何かが起こる、と」
絵羽「事件に巻き込まれるのは勘弁だけど、そうも言ってられるか……」
木崎「無理だろうな。……ったく……」


42 : 名無しさん@自己満足    2012/01/21(土) 18:51:00   ID:TfMt/fAY 
絵羽「あなたとは、お付き合いできないわ」
絵羽「ええ……。そうね、その……」
絵羽「私にも……好きな人が、居るから」
絵羽「……ありがとう。気持ちは嬉しかった」
絵羽「ごめんなさい」
絵羽「…………」

絵羽「……木崎君。見ているなら何かコメントでもくれないかしら」
木崎「くだらねえ」
絵羽「……やっぱり見ていたのね」
木崎「屋上は楽で良いんだよ」
絵羽「本当に盗み見ばかり。呆れた人だわ」
木崎「五月蠅い。お前も俺がここにいると踏んで、わざわざ連れ出してきたんだろうが」
絵羽「……まあ、そうだけど」
木崎「人のこと言えたたちか」
絵羽「五月蠅いわね」
木崎「……ったく。で、何で断ったんだよ」
絵羽「はあ?」
木崎「どうして断ったのかって聞いてる」
絵羽「あなた、そんなことに興味を示す人だった?」
木崎「たまにはそんな時もある。最近はイレギュラーも出てこないで行き詰まってるからな」
絵羽「……そう、じゃあ話すわ」
木崎「……」
絵羽「私は……この世界の住人でありながらこの世界の真実を知る唯一の人間よ」
木崎「……」
絵羽「私は私の真実を知った時点で、ゲームのキャラクターとしてはいられなくなった」
木崎「……」
絵羽「わかる? 呑気に学生生活を送るだけでよかったみんなとは違うのよ」
絵羽「余計なことを知ったせいで、余計なことまで考える羽目になった」
絵羽「自分がつくりものと自覚できるのに、生き続けなければならない。それが役目だからね」
絵羽「既にゲームキャラクターの枠を逸脱しているのに、私の立ち位置はゲームキャラクターとして変化しない」
絵羽「これは苦痛だわ。私はあなたと違って生身の人間でもない」
絵羽「だけど、クラスメイトたちのように与えられたロールを演じ続けることはもう出来ない」
絵羽「どっちつかず。私に真の居場所はないわ。最近、とみにそう思うの」
絵羽「ね……木崎君。私……疲れてしまったわ」
木崎「……藤乃、お前……」
絵羽「少しだけ……休ませて。あなたの隣で、ほんの少し」
木崎「…………」
絵羽「つくりものでもね、疲れるの。それに、つくりものだって、暖かいのよ」
木崎「…………」
絵羽「五分だけ、あなたの時間をください。そうすれば……また……」
木崎「……勝手にしろよ。はあ」
絵羽「ありがとう……」

絵羽(――あなたを思う気持ちは、つくりものじゃないって……思いたい)


43 : 名無しさん@自己満足    2012/02/25(土) 18:51:58   ID:AX3ihNFI 
木崎「まあ元々あいつと同じギルドなんざお断りだがな」
絵羽「そういう事言わないの。言葉にすれば思いは形になってしまうわよ」
木崎「……ち」
桜庭「はっはっは、いつもつっけんどんなお前も藤乃さんにかかれば歳相応だな」
木崎「お前も同い年だろ」
桜庭「俺はダブってるからな。お前よりも上だ」
木崎「そうだったな、そういや……」
絵羽「桜庭君はどうして留年なんて? 成績は良かったはずでしょう」
桜庭「いやあなに、勉強に対してやる気が出なくてな」
木崎「……」
絵羽「木崎君?」
木崎「……こいつ、わざと留年しやがったんだ」
絵羽「え?」
木崎「…………俺を一人にはしておけないって」
絵羽「え……」
桜庭「おいおい、ネタバラしすんなよな」
絵羽「だから木崎君も必死で桜庭君の本懐を遂げさせようと……」
木崎「……それくらいでしか、返せないだろ?」
桜庭「バカ言ってんなよ、弟クン! オメーと馬鹿騒ぎできるだけでも兄さん楽しいぜ?」ガシッ
木崎「あっ、おい急に引っ付くなよ!」
絵羽「ふふ……」


44 : 名無しさん@自己満足    2012/02/25(土) 19:08:09   ID:AX3ihNFI 
木崎は線が細いが、桜庭はマッシブ。
どちらも父が同一人物であるため、目元が似ている。

ゲームクリア後、桜庭は木崎から彼が自身の義弟であることを知る。
が、本人は薄々感づいていたようだ。


45 : 削除    削除   ID:削除 
削除

46 : 名無しさん@自己満足    2012/02/27(月) 20:52:48   ID:p5czPlu6 
絵羽「彼女達からの評価は聞いての通りだけれど……二人からは何かあるかしら」
木崎「……好き放題言いやがる」
桜庭「ああ、まったくだ。といっても否定はできんがな! ははは!」
木崎「今度は逆に俺たちがあいつらを評価してやる」
絵羽「あら、私から振る前にやってくれるのね」
桜庭「やって貰ったならこちらも返すのが礼儀だろう?」
絵羽「そうね。ではまずは發からお願いできる?」
木崎「髪は綺麗だな。それだけだ」
桜庭「魅力的な女性だと思うぞ」
絵羽「あらあら……。次は東さん」
木崎「自己評価が低いのが気に入らない」
絵羽(ということは木崎君はある程度評価してるのね。ふふ、少しだけ妬いてしまうかも)
桜庭「彼女は正鵠を射る発言が多いな」
絵羽「それでは最後に南さん」
木崎「阿呆だがその実阿呆じゃない。嫌いではない」
桜庭「好意を抱くよ。恋慕ではないが」
絵羽「意外ねー」
木崎「正直なところ桜庭にはどんな相手も魅力的に映るんだろ」
桜庭「ああ、そうかもしれないな。許嫁が許嫁だし」
絵羽「許嫁がいるのね」
桜庭「強烈な奴が、な」


47 : 名無しさん@自己満足    2012/02/27(月) 20:58:35   ID:p5czPlu6 
桜庭「ところで藤乃さんは木崎をどう思っているんだい?」
絵羽「私には木崎君が必要で、木崎君には私が必要。それだけじゃないかしら」
桜庭「ははは、いつの間にか俺のポジションは奪われてしまったな」
絵羽「あなたの場所もちゃんとあるわよ。一番近いのが私になっただけで、木崎君にはあなたも必要だから」
桜庭「なるほど……くく、あいつはいつまで経っても手のかかる弟だな」
絵羽「そうね。少し変わった可愛い弟よね」


木崎「……っ、くしゅん」
木崎「……誰か俺の噂でもしてるのか?」
木崎「…………んなわけないか。早く帰ろう……」


48 : 名無しさん@自己満足    2012/02/27(月) 22:01:47   ID:p5czPlu6 
・桐咲八鈴 きりさきやすず
桜庭の許嫁。ズレてる。

八鈴「大助様!」
桜庭「やあ、八鈴さん」
八鈴「八鈴を一人放り出して、いったいどちらに行かれていたのですか……?」
桜庭「いや、はは……少し遠くにね」
八鈴「大助様……八鈴は、二度と大助様にお会いできぬのではないかと……気が気ではありませんでした」
桜庭「心配かけてすまなかった。だが、もう大丈夫、次からは八鈴さんにちゃんと伝えるから」
八鈴「嬉しいです……大助様……」ギュッ
桜庭「はは……大げさだな、八鈴さんは」
八鈴「これも全て、八鈴の心を奪って仕舞われた大助様の所為ですよ……?」サッ
桜庭「は、はは……」

桜庭(郁! 見てるなら兄貴を助けてくれ! 背中になんか当たってる気がする!)
木崎(不可能だ。この距離だと俺も桐咲に見つかっている可能性が高い。健闘を祈る。オーヴァー)
桜庭(裏切りやがった!)

八鈴「大助様……この香り……、女物の香水でしょうか……」
桜庭(いや待ておかしいなんでゲーム世界の匂いを感じ取れるんだ)
八鈴「大助様。遠いところとは、果たして……」
桜庭「い、いや、八鈴さんの思っているようなことはない。本当だとも!」
八鈴「……真実を仰って下さいね、大助様。でなければ、八鈴は……」ツーッ
桜庭(刃物の! 冷たさが! 背筋を!)

木崎(すまない桜庭……いや、兄さん……)
木崎(奴は……強敵に過ぎる)


49 : 名無しさん@自己満足    2012/02/28(火) 20:52:03   ID:3ZU1Zkcw 
お家に帰って何してる?編

木崎「これといって決まったことをするわけではないな……」
絵羽「そう……では昨日は何を?」
木崎「昨日は実験用のゴキブリの世話をした」
絵羽「……そ、そう」
桜庭「俺は筋トレだな」
絵羽「健全ね」
桜庭「ああ。健全な精神は健全な肉体に宿るってな」
絵羽「發達が聞いたら全力で首を横に振りそうだけれど……」
木崎「藤乃は何をしてるんだ?」
絵羽「私も色々よ。音楽を聴くか絵を描いていることが多いわね」
桜庭「ほう、絵か」
絵羽「ええ。描きかけの絵があるの」


50 : 名無しさん@自己満足    2012/03/01(木) 21:23:57   ID:3a0rIqJM 
木崎「アイドル育成ゲームをインストールしたい?」
桜庭「ああそうだ。この前手に入った逸品があってな」
木崎「アイドルねえ……」
桜庭「やってみないか? 色々な娘をプロデュースできるぞ」
木崎「プロデュースねえ……」
桜庭「やろうぜ」
木崎「……わかった。準備するから待ってろ」
桜庭「サンキュ」
木崎「……えーと、アイドル……マイスター……?」
桜庭「桜庭P……悪くないな」
木崎「…………楽しそうで何よりだな」


51 : 名無しさん@自己満足    2012/03/01(木) 21:30:50   ID:3a0rIqJM 
《90106プロ》

桜庭「ここが俺たちの所属するプロダクションか」
木崎「新人プロデューサーとなったあなたはここで出会うアイドルのタマゴと共に」
木崎「二人三脚、果てしないアイドル坂を駆け上がっていくのです……。by説明書」
桜庭「燃えるな!」
木崎「アイドルのプロデュースなんて初体験だ」
桜庭「そりゃそうだろ」
木崎「俺たちに出来るのか?」
桜庭「やるんだよ。そのためにクレイドルにインストールして実体験できるようにしてくれたんだろ」
木崎「まあ、そうだけど」
社長「やあ、待っていたよ! 君たちが新任のプロデューサーだね!」
桜庭「はい! 不肖桜庭大助、90106プロのために粉骨砕身アイドルプロデュースに励みます!」
木崎「木崎郁。どうも」
社長「うん、いいね、実にいい。新人ながら何かをやってくれそうな可能性を感じるよ!」
桜庭「ありがとうございます!」
社長「それじゃ早速君たちのプロデュースするアイドルを決めて貰おうか」
木崎(早いな)


52 : 名無しさん@自己満足    2012/03/01(木) 22:04:04   ID:3a0rIqJM 
社長「90106プロは弱小でね……所属アイドル達の数も少ないんだ」
桜庭「なるほど……」
木崎「…………」
社長「だが、君たちになら彼女達をきっと任せられる! 私はそう信じているよ!」
桜庭「社長!」ガシッ
社長「桜庭君!」ガシッ
沖津「…………」
木崎「…………ん?」
沖津「…………」
木崎「あんたは?」
沖津「……あなたが新任のプロデューサーですか」
木崎「ああ。木崎郁だ」
沖津「郁……」
木崎「何か? 俺も名乗ったんだからお前も名乗れ」
沖津「……プロデューサーなのに、所属アイドルのことも調べていないんですか」
木崎「……ほっとけ」
木崎「ん? お前、アイドルなのか」
沖津「一応は」
木崎「……ふーん」
社長「おっと、そろそろ君たちのプロデュースするアイドル達のプロフィールを見せておかねばな」
桜庭「ありがとうございます社長!」
社長「これが、君たちにプロデュースして欲しい娘達だよ!」


53 : 名無しさん@自己満足    2012/03/01(木) 22:05:16   ID:3a0rIqJM 
・古垣みづき
特徴がないのが特徴です。90106プロの看板娘。

・沖津郁
クールな女にはトゲがあります。90106プロが誇る氷のアイドル。

・京條涼葉
天下の京條グループ次期総帥。90106プロのお嬢様枠。

・三ッ塚眸
芸能界という深淵にその身を投げ打つ罪禍の聖処女。90106プロの厨二担当。

・弓場未結
上から読んでも下から読んでも「ゆみばみゆ」。90106プロのコメディリリーフ。

・阿久津リサ
運動全般だったらお任せあれ。90106プロのアスリートアイドル。


54 : 名無しさん@自己満足    2012/03/01(木) 22:12:05   ID:3a0rIqJM 
木崎(沖津郁……。だから俺の名前に反応したのか)チラッ
沖津「なんですか?」
木崎「いや。氷のアイドルなのか」
沖津「ええ、まあ」
木崎「そうか」
沖津「……そうです」
桜庭「おお、どの子も魅力的ですね」
社長「そうだろうそうだろう。私が直々にスカウトしたのだからね」
沖津(とはいえ売れてないんじゃ意味がないと思うけど)
木崎(売れてないんじゃ意味がないだろ……)
社長「それで、決まったかね?」
桜庭「ええ、決まりました。俺はみづきをプロデュースします!」
社長「みづき君か! 彼女は良い子だよ!」
桜庭「ええ、わかりますよ社長!」
社長「桜庭君!」ガシッ
桜庭「社長!」ガシッ
木崎「……付き合いきれん」
沖津「……あなたは決まったんですか?」
木崎「いや、全然」
沖津「…………私だけは選ばないで下さいね」
木崎「多分選ばないから安心しろ」
沖津「…………」
木崎「なんで睨む」


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61 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 07:32:32   ID:SosZ1dtQ 
>>54続き

木崎「……」
社長「木崎君、君は決まったかね?」
木崎「いえ……一度自分の目で本人を見てみたいのですが……」
社長「おお、尤もだね。ではレッスン用のスタジオの場所を教えよう」
木崎「ありがとうございます」
社長「桜庭君も一緒に行くと良い。古垣君が練習しているはずだからね」
桜庭「はい、社長!」
社長「君たちには期待しているよ!」
桜庭「必ず応えて見せます!」
社長「桜庭君!」ガシッ
桜庭「社長!」ガシッ
木崎「…………」
沖津「……レッスンスタジオになら私が案内できますよ」
木崎「沖津郁……」
沖津「私もこれから向かうところでしたから。それでいいですよね、社長」
社長「ああ、もちろんだとも。頼むよ沖津君」
沖津「はい」
木崎「じゃ、頼む」
桜庭「よろしくな、沖津さん!」
沖津「どうも」


62 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 07:52:55   ID:SosZ1dtQ 
《レッスンスタジオ》

木崎「レッスンではダンス、ボーカル、ビジュアルの三種に絞ってアイドル達がトレーニングを行います」
木崎「そこでの頑張りによって彼女達のポテンシャルが伸びていきます……。by説明書」
沖津「……何をぶつぶつ言っているんですか?」
木崎「いや、別に」
桜庭「みづきー! みづきはどこだー!」ダダダダダ
木崎「…………」
沖津「……元気ですね」
木崎「……元気だな」

みづき「えっ、わ、私にプロデューサーが!?」
桜庭「ああ、そうとも! 俺が今日から君のプロデューサーだ!」
未結「みっちゃんやったじゃん!」
眸「フフフ、喜ばしいこと。けれど芸能界という深淵は昏く醜いわ……ゆめゆめ足を掬われぬことね」
リサ「何言ってんのかわかんねーぞ……」
涼葉「しかし、みづきさんに先を越されてしまいましたわね」
桜庭「勿論、君たちのことも全力でプロデュースする! だが俺は新人だからな、今はみづき一人に集中させてくれないか」
未結「そーゆーことなら大歓迎だよん。よろしくね、えーっと……」
桜庭「桜庭大助だ」
未結「おっけ。よろしくね、だいちゃん」
涼葉「よろしくお願いしますわ、プロデューサー」
リサ「プロデューサー、よろしくっ!」
眸「私の咎も貴方に背負わせることになる……その覚悟は出来て?」
みづき「よ、よろしくお願いします、プロデューサーさん!」

木崎「……あの面子が90106プロのアイドルか」
沖津「ええ」
木崎「混じらないのか?」
沖津「ええ」
木崎「……友達いないんだな」
沖津「……あなたもいるようには見えませんけどね」
木崎「事実いない」
沖津「…………」
木崎「何で仲間に入らないんだ?」
沖津「……馬鹿馬鹿しいじゃないですか」
木崎「何が」
沖津「どうせいつかは敵同士ですよ。同じ事務所にいたってね」
木崎「まあ、そうかもな」
沖津「それに、私はアイドル業が好きなわけではありませんから」
木崎「なら、どうしてお前はここに所属してるんだ?」
沖津「……どうでもいいでしょう、そんなこと」
木崎「疑問を追求したくなるのは俺の癖だ。俺がお前の担当になればその話を聞けるのか?」
沖津「なっ……そんなの、お断りです」
木崎「よし……決めた。俺はお前の担当になる」
沖津「ちょ、ちょっと……、私は……一人ででも……」
木崎「一度決めたことを曲げるのは苦手だ。お前も腹を決めろ」
沖津「……勝手な人ですね」
木崎「お前も十分勝手だろ」
沖津「…………」
木崎(沖津郁、プロデュース難度は事務所一、か……)


63 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 19:54:48   ID:SosZ1dtQ 
《楽曲》

・沖津郁

【the gate of mind】
【Paranoid/Maiden】
【いつか重なるふたつ】


64 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 20:40:15   ID:SosZ1dtQ 
【Paranoid/Maiden《ゲームver》】

目を覚ませば あなたは隣に
嫌な夢は 忘れられるわ
「おはよう」笑顔で 私は言うけど
あなたは無口 いつもクールね

今日の予定 まだ未定ね
二人の未来も 白紙のままよね
今日は二人で 相談しましょ?
未来の計画 幸せの軌跡

黙っていないで 何か話してよ
あなたに伸ばした 手は宙を掻く
わかっているわ わかっているの
あなたはマボロシ ツクリモノだって

あなたに触れたい でも触れられない
襲うジレンマ 募るDesire
あなたはするりと 掻き消えてしまう
響く哄笑 嘲りの言葉

私はもう 壊れてしまいそう


あなたは囁く 静かに優しく
さぁおいで 一緒に楽園へ行こう
あなたの言葉が 私を侵すの
伸ばした右手は ようやく掴んだ

私にもう 後悔はないわ
壊れてしまえば 楽になれるもの
Paranoid Maiden


65 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 20:52:57   ID:MRVtzBwg 
【恋愛直球勝負!《ゲームver》】

試合開始(ゲーム・スタート)!!
第一投から強気にインハイ 挑発気味のリード
すっぽぬけあなた目掛けてビーンボール いつもいつもこうなってしまう
じ・わ・じ・わとカウント稼ぐ配球も 変化球も苦手なのよ
真っ直ぐ勝負が私の持ち味

さあ構えて 時に空振り
邪魔者(ランナー)のことなんて 忘れて
いつだって勝負は あなたと私だけの世界
お互いを見つめて 全力でぶつかって
そう 私の気持ちを 受け取って


2ストライクからの遊び玉 だって勿体ないでしょ?
いつだって二人の時間は少ないんだから 少しでも長く遊びましょ
ど・真・ん・中ストレート 打てるもんなら打ってみなさい
真っ直ぐ勝負が私の持ち味

さあ放って 素直なキモチ
告白(ストレート)なんて ドキドキ
いつだって勝負は あなたと私だけの世界
お互いを見つめて 全力でぶつかって
そう あなただけに 伝えたい


打ち返されちゃった 私のストレート
落ち込んだり 泣いちゃったり
なんてすると思った? 打球はしっかりダイレクトキャッチ
さあ まだまだ試合は 終わらない
試合終了(ゲーム・セット)はきっとあなたの三振 おー!
たのしみましょ!


66 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 21:20:52   ID:SosZ1dtQ 
木崎「恋愛直球勝負か。とりあえず取ってきたのは良いが、誰でこの曲を出すか決める必要があるな」
木崎「……沖津は向いてないな。イメージが違う」
木崎「クールさが受けてるのか【the gate of mind】もなかなか悪くない売れ行きだし……急な路線変更は止めておこう」
木崎「とすれば沖津以外のアイドル五人か……さて」
リサ「あっ、プロデューサー。なにしてるの?」
木崎「お前……阿久津リサ」
リサ「あははっ、大正解! ちゃんと名前覚えててくれてよかったよ!」
木崎「まあ、沖津がメインとはいえ俺もプロデューサーだからな。お前達全員をプロデュースする責任がある」
リサ「そっかあ。難しいことはわかんないけど、頑張ってね!」
木崎「お前も頑張ってくれなきゃ困るんだが……」
リサ「えーっ。だってアイドルって難しいじゃん……?」
木崎「そういう問題か……?」
リサ「問題だよっ。ただ食べて走ってればいいと思ってたのにっ!」
木崎「お前はアイドルを何だと思ってるんだ……。俺も詳しくは知らないが」
リサ「ダンスでしょ、歌でしょ、おまけに感情表現の練習まであるなんて……」
木崎「大変そうだな……。と、そうだ阿久津、これを聞いてくれないか」
リサ「なになに?」
木崎「これだ」カチッ

♪ 恋愛直球勝負 ♪

リサ「これって……?」
木崎「ウチの事務所から出す新曲だ。企画をとってきた」
リサ「そ、そうなんだ……」ソワソワ
木崎(この様子だと……結構気に入ってる感じだな)
リサ「ね、ねえプロデューサー。これって、もう歌う人決まった?」
木崎「ああ、一応な」
リサ「えっ……そ、そうなんだあ……」
木崎「歌いたいのか?」
リサ「え、えーと、あー、その……」
木崎「はっきり言え。わからん」
リサ「う、歌いたいですっ! だからあたしに歌わせて下さい、プロデューサー!」
木崎「へえ?」
リサ「なんか、ビビッときたの! あたしのハートに! だからお願い!」
木崎「……よし、わかった。この曲はお前で行こう」
リサ「ほ、ホント!? や、やったぁっ!」
木崎(よくよく聞けば阿久津のイメージにぴったり合致するな……)
リサ「あたし頑張るよ、プロデューサー!」


67 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 21:40:13   ID:SosZ1dtQ 
木崎「沖津。それと阿久津。今日はお前達二人で営業だ」
沖津「……営業ですか」
リサ「郁と一緒なんだ! 頑張ろうね、郁!」
木崎「呼んだか?」
リサ「なんでプロデューサーが反応するのさ!」
木崎「下の名前が同じなんだよ」
沖津「…………よろしく」
リサ「うっ……。あ、あたしは挫けないよ……!」
木崎「……こんなんで大丈夫なのか?」

《車内》

ラジオ『さあ構えて 時に空振り』
ラジオ『邪魔者のことなんて 忘れて』

リサ「あっ……!」
沖津「…………」
木崎「阿久津の新曲も良い具合に売れてきてるみたいだな」
リサ「頑張って仕事をした甲斐があったよ〜」
沖津「…………」
木崎「頑張っても何もお前の大好きなスポーツをやってただけだろうが」
木崎「草野球大会の司会やったり、プロの始球式で球投げたり」
リサ「えへへ、良い経験だったよ。サイン貰っちゃったし!」
木崎「……お前はあげる側になって貰わなきゃ困るんだが」


68 : 名無しさん@自己満足    2012/03/02(金) 21:55:18   ID:SosZ1dtQ 
リサ「そういえば今日は何するの?」
木崎「昨日説明しただろ」
沖津「……サイン会と握手会。場合によってはミニライブです」
リサ「えっ! そ、そうなの!?」
木崎「昨日説明しただろ」
リサ「じゃあ歌えるんだ!?」
木崎「……場合によってはな」
リサ「やったぁ! 郁、頑張ろうね!」
沖津「……ええ、そうですね」
木崎「…………」
沖津「…………」
木崎「沖津」
沖津「はい?」
木崎「もう少し明るく振る舞えないのか?」
沖津「無理です」
木崎「…………」
リサ「あ、あたしは郁と仲良くしたいんだけどなあ……」
沖津「……みんな仲良く助け合って、なんて。この世界って、そんなに甘いものじゃないですよ」
リサ「い、郁……」
木崎「……沖津」
沖津「はい」
木崎「お前が何を思おうと勝手だが、他人に悪影響を及ぼすのはまずいな」
沖津「……事実ですよ」
木崎「事実だから言葉にして良いわけじゃない。それくらい分別つくだろ」
リサ「あ、べ、別にあたしは気にしてないよ? ぜんぜんっ!」
木崎「余計なことは言うな阿久津」
リサ「は、はい……」
沖津「…………」
木崎「…………」
リサ(く、空気が重いなあ……)


69 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 02:36:21   ID:zsmAsKmw 
木崎「事実だから言葉にして良いわけじゃない。それくらい分別つくだろ」

發「……」
南「……」
東「……」
發「お前が言うな」
南「お前が言うな」
東「い、いいプロデューサーは自分のことを棚にあげるものだそうですよ」
發「つまり東もそう思うのね」
南「語るに落ちたですぅ」


70 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 08:19:20   ID:u6Sj10Cw 
沖津「あなたがそれを言いますか?」
木崎「……俺も一瞬思った」
沖津「…………」
リサ(だ、大丈夫かな?)
沖津「……阿久津さん」
リサ「は、はいっ? あ、うん、何かなっ?」
沖津「失礼しました」
リサ「え? あ、ああ、あはは、大丈夫だよ。気にしてないからさっ」
沖津「……以後気をつけます」
リサ「そんなに畏まらないで良いのに〜」
木崎「パーフェクトコミュニケーション」グッ
沖津「どこがですか」
木崎「……独り言を聞くなよ」
リサ「パーフェクト……なに?」
木崎「いや、何でもない。さ、そろそろ到着するぞ」
リサ「あっ、あれかな? おっきいのが見えてきたよ!」
沖津「都心最大級のショッピングセンター、ですか」
木崎「ああ。ミニライブの際は屋上を貸し切る予定だ。とりあえずは店長に挨拶に行く」
リサ「りょーかい!」
沖津「了解しました」
木崎(何とかなりそうだな)


71 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 08:33:56   ID:u6Sj10Cw 
沖津「よろしくお願いします」
リサ「応援ありがとーっ! よろしくねーっ!」
ワーワー オキツサーン! リサチーン! 

木崎「首尾は上々、か」
木崎「そろそろ休憩を入れてもいいな……」
木崎「沖津、阿久津。一旦休憩を取ろう」
沖津「わかりました」
リサ「はーい」

《楽屋》

リサ「ふぅ……。サインとかって大変だね。手が疲れちゃったよ〜」
木崎「阿久津は大体150枚近く書いたしな」
リサ「えへへ、大変だけど……あたしにも結構ファンがいるって思えば疲れも吹き飛ぶかな!」
木崎「確かに、ウチの事務所で言えばトップを争うファン人数だろうな」
リサ「よーっし、頑張るぞ!」
木崎「で、沖津は……、180枚近いのか。疲れも見せてないが」
沖津「……慣れてますから」
木崎「慣れてる……?」
沖津「ええ」
木崎(こいつが今までにサイン会を開催したことはあったろうか。いや、ない)
沖津「…………」
木崎「……阿久津、何か知ってるか?」
リサ「えっ、そこであたし? うーん……あたしはわからないなあ」
リサ「それにもしわかってても、あたしが言うことじゃないでしょ?」
沖津「…………」
木崎「それもそうか……」
リサ「そうだよっ」
木崎「……まあいい、俺はそれを知るために沖津のプロデューサーになったんだ」
沖津「…………」
木崎「いつかお前が話したくなるまでプロデュースは続ける」
沖津「ご勝手に」
リサ「なんかプロデューサーと郁って色々ありそうだね〜」
木崎「色々あるからな」
沖津「……ありません」
リサ「あはは、あたしにはやっぱり難しいことわかんないや」

リサ(でもなんか……ちょっとだけもやもやするなあ……?)
木崎(沖津の過去……出来うる限り調べてみるか)


72 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 09:00:14   ID:u6Sj10Cw 
木崎「さて……休憩はあと五分か」
リサ「あたしはまだまだいけるよ。前倒しでもオッケー!」
木崎「馬鹿か。休める時に休むのが正しい仕事人のあり方だ」
リサ「そ、そうなの?」
木崎「そうだ。仕事の量が増えるのは確かに良いことかも知れないが」
木崎「量を増やせば質は下がる。アイドル業は量もそうだが質が命だ」
木崎「一度ミスをすればそれを取り返すのに時間もかかる。だから休んでおけ」
リサ「わ、わかったよ……あたし、全力で休む!」
木崎「力を入れすぎだ……」
沖津「……」
木崎(沖津は言わずとも休んでいる、か)
沖津「……」
木崎「少し出てくる。沖津は緑茶、阿久津はスポーツドリンクだっけか」
リサ「買ってきてくれるの?」
木崎「ああ。それが仕事だ」
沖津「よろしくお願いします」
木崎「……くれぐれも喧嘩はするなよ」
リサ「だ、大丈夫だよ!」
沖津「……問題ありません」
木崎「なら良いけどな」


木崎「……」

テレビ『今をときめくアイドル特集のお時間です!』

木崎「ん……?」

テレビ『今日のターゲットはこの人!』
テレビ『彗星の如く現われ、全国の老若男女を魅了した――』
テレビ『スーパースターアイドル、藤乃絵羽さんです!』

木崎「」

テレビ『藤乃さんはちょうど二ヶ月前に大手プロダクションの724プロから電撃デビュー』
テレビ『デビューシングル《Lovely Buddy!》は発売一週目でいきなり40万枚の売り上げを叩き出しました』
テレビ『その後もじわじわと発売数を伸ばし、発売五週目でミリオン達成、未だに売れ数を伸ばしています』
テレビ『さて、今回はそんな脅威の新人の、知られざる素顔に密着です!』

木崎「藤乃がトップアイドル……しかもミリオンだと……」
木崎「沖津と阿久津の売り上げを足しあわせても半分にすら届かないぞ……」
木崎「……くっ、こうしてはいられないか。いや、だが……」スタスタスタ

テレビ『この歌の作詞は藤乃さんということですが、これに込めた意味は……?』
絵羽『はい。私の、とある大事な人――そうですね、相棒と呼んでも差し支えなかった人へ向けたメッセージが』
テレビ『大事な人、ですか』
絵羽『ええ。その人がいたから今の私がある……ということを伝えたくて』
テレビ『ファンの方々からの評判はどうですか?』
絵羽『そうですね。この前は「俺がバディになるよ!」と言ってもらえました。ふふ……』

絵羽(木崎君……あなたはどこにいるの……?)


73 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 09:08:54   ID:u6Sj10Cw 
724プロはなにきるからとった。
72は言わずもがな。 4=死≒killというこじつけより。
けして千早のことではない

NTRと絵羽を抱えている予定だが、それだと勝ち目がない気もする。
どうしたものか。


74 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 10:59:39   ID:u6Sj10Cw 
木崎「……ただいま」
リサ「お帰りなさい〜」
沖津「もうすぐ時間ですよ」
木崎「そうだな……一口飲んだらまた出てくれ」
リサ「はーいっ! ありがとね、プロデューサー!」
沖津「……ありがとうございます」
木崎「どういたしまして」

《ミニライブ》

リサ「それじゃあまずはあたしの曲から聞いてくれるかなー!?」
ウォォオオオオオオオオオ!
リサ「恋愛直球勝負! 試合に勝つのはあたしだよっ!」
オレノココロニストライクー!
リサ「あははっ! それじゃあミュージックスタートっ!」

♪ 恋愛直球勝負 ♪

リサ「さあ構えて 時に空振り」 ハイッ!
リサ「邪魔者のことなんて 忘れて」 ワッスレテ!
リサ「いつだって勝負は あなたと私だけの世界」 イェイ!
リサ「お互いを見つめて 全力でぶつかって」 ブーツカッテ!
リサ「そう 私の気持ちを 受け取って」 ナイキャッチー!


リサ「ありがとーっ! 次は郁の番だよ!」
ウォォオオオオオオオオオ!
リサ「はい、郁。マイク」
沖津「ありがとうございます」
沖津「……みなさんこんにちは。沖津郁です」
沖津「それでは私の曲を歌わせて貰いますね」
沖津「the gate of mind……聞いて下さい」
キクヨー!

♪ the gate of mind ♪

私は心に鍵をかけるの 見る者全てを突き落とす心
その先に広がる昏く深い闇 覗く勇気があるのならば
私の全てが知りたいのでしょう 清も濁も併せ呑めるのだと
もしもあなたが望むのならば 挑戦するがいいわ Open my gate

私の心を覗いたあなた その顔はもう見飽きたものよ
醜いでしょう おぞましいでしょう それが私の全てなのよ
私の心を覗いたみんな 私の側から離れていくわ
もしも誰かを繋ぎ止めれば 私も少しは変われたの Quaver my voice

私の心は満たされゆくわ 暗く濁った醜い色で
もう止められない 止まるつもりもない
堕ちるところまで 堕ちてしまえばいい
私の心に鍵をかけましょう 誰も開けない心の扉
もう誰も踏み込めない 醜悪な世界
その全てを封じ込めて 
私は一人で 生きていくから
Let's close my gate


沖津「……以上です。ありがとうございました」
オッキーコワケドカッコイイー!
沖津「ありがとうございました」
木崎(……なんというかまあアイドルの曲とは思えんな)
リサ「郁、歌ってる姿格好良かったよ!」
沖津「……どうも」
リサ「それじゃ、そろそろお開きかなー!?」
エーッ! マダマダタリナイヨー!
リサ「えへへっ、ありがとーっ! と、いうことは?」
アンコール! アンコール!
リサ「りょーかいだよっ! アンコール、いってみよう!」
ウォォオオオオオオオオオ!
リサ「恋愛直球勝負!、郁とデュエット行きます!」
沖津「……ちょ、!?」
リサ「大丈夫大丈夫。練習の成果、見せてよっ」ボソッ
沖津(……バレていた……の?)
リサ「郁は練習熱心だから、みんなの曲も練習してるんだよねー。あたし知ってるよ」ボソッ
沖津「…………」
リサ「えへ。それじゃ恋愛直球勝負! 聞いてね! ……さ、郁!」
沖津「……あなたの心のど真ん中、直球勝負でミュージックスタート!」
ウォォオオオオオオオオオ! オッキーオレヲウチトッテクレー! リサリサーコッチムイテー!
リサ「えっへへ、行くよー!」


木崎「……」


75 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 11:02:44   ID:u6Sj10Cw 
the gate of mind 

Aメロは1番
Bメロは2番
サビはラストの繰り返し部分というどうでも良い設定、もとい逃げがある
沖津さん、パラノイドといいアイドルっぽくねえな……


76 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 14:11:57   ID:u6Sj10Cw 
古垣みづき:17歳
沖津郁:16歳
京條涼葉:19歳
三ッ塚眸:15歳
弓場未結:18歳
阿久津リサ:17歳


77 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 20:51:23   ID:u6Sj10Cw 
社長「木崎君、桜庭君。詳しいプロフィールが出来たから見てくれたまえ」
桜庭「詳しいプロフィールですか?」
木崎「……ふむ」


78 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 20:51:39   ID:u6Sj10Cw 
古垣みづき
17歳 / 身長159cm / 体重46kg / B84-W57-H81 / A型 / 6/10生まれ

沖津郁
16歳 / 身長154cm / 体重41kg / B69-W52-H70 / AB型 / 4/1生まれ

京條涼葉
19歳 / 身長157cm / 体重44kg / B81-W56-H78 / AB型 / 12/30生まれ

三ッ塚眸
15歳 / 身長165cm / 体重49kg / B90-W61-H87 / B型 / 2/14生まれ

弓場未結
18歳 / 身長151cm / 体重39kg / B71-W52-H73 / A型 / 10/7生まれ

阿久津リサ
17歳 / 身長163cm / 体重47kg / B79-W56-H80 / O型 / 8/9生まれ


79 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 20:52:02   ID:u6Sj10Cw 
桜庭「おお、社長! 所属アイドルの全てが!」
社長「載っているのだよ、桜庭君!」
桜庭「社長!」ガシッ
社長「桜庭君!」ガシッ
木崎「……色々と恐ろしい数値が並んでるな……」
未結「いっくん何見てんの?」
木崎「弓場か。アイドル達の詳しいプロフィールとやらを、な」
未結「ふーん……どれどれ、って、げ……。あたしの恥ずかしいデータも全部載ってるじゃん!」
木崎「お前と三ッ塚の体格差に驚いたが何よりも沖津のデータにも吃驚する」
未結「ひとみんは一番年下だけど一番むちむちでばいんばいんのぼよんぼよんだからね」
木崎「……わけがわからない」
眸「あら……咎人二人が集まって。この常夜の世を憂いているのかしら?」
未結「違うよん。ひとみんが一番おっぱい大きいって話」
眸「!?」
木崎「ここにアイドル達のプロフィールが……」
眸「か、貸しなさい!」 
眸「……身長体重まで網羅しているというのね……」
眸「流石は闇王が編纂した黙示録だけ……ってスリーサイズまで!」
未結「ひとみーん、素が出てるよ素がー」


80 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 21:10:32   ID:u6Sj10Cw 
涼葉「随分騒がしいですわね……一体どうしたというんですの?」
木崎「ああ、これだ。プロフィール」
涼葉「プロフィール、ですか? ……ふむ。なるほど、詳しく載っていますのね」
木崎「俺も吃驚していたところだ」
涼葉「ですが、所詮はデータです。アイドルの魅力が体格だけで決まるわけではありませんわ」
木崎「全くもってその通りだ。ま、これは価値を測るための道具じゃなく、プロデュース方法を考案するための補助だな」
涼葉「そう思って下さっているのならば結構。それではわたくしはレッスンへ向かいますわ」
木崎「後で迎えに行く」
涼葉「では、よしなに」

木崎「で、話を戻すが」
未結「うん。いっちゃんには触れないであげてね」
木崎「自分から触れるつもりはないが……」
沖津「……私がどうかしましたか?」
未結「うおっとーぉう!」
木崎「特にはなにも。レッスンに行ってこい」
沖津「……露骨に話を逸らしますね」
木崎「気のせいだ」
みづき「遅れましたー!」
桜庭「みづき、遅いぞ!」
みづき「あっ、桜庭さん! ごめんなさい、遅れてしまって……」
桜庭「これはお仕置きが必要だな……」
みづき「お、お仕置き……ですか……?」
桜庭「ははは、冗談だよ。でも時間の管理はしっかりな」
みづき「は、はい、すみませんでした! レッスン行ってきます!」
桜庭「ああ、後で迎えに行くからな!」
みづき「あ、郁もレッスンだよね? 一緒に行かない?」
沖津「いえ、私はまだ問いただすことが……」
みづき「問いただすこと? ……あ、それ、社長が昨日纏めてた私たちのプロフィールだよね?」
沖津「プロフィール?」
みづき「うん。スリーサイズとか何もかも載ってるって」
木崎「!」
未結「!」
沖津「……へぇ、スリーサイズも、何もですか」
木崎「……まあ、な」
沖津「……余計な心配は結構です」
みづき「あ、置いてかないでー!」


81 : 削除    削除   ID:削除 
削除

82 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 22:44:14   ID:zsmAsKmw 
南「つーかこいつら痩せすぎですぅ」
東「プロフィールなんて嘘かいてもいいんですよ」
發「東はバストサイズが明らかに詐称よね」
東「そこには触れないでください……」


83 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 22:47:27   ID:u6Sj10Cw 
木崎「まあゲームだし」

84 : 名無しさん@自己満足    2012/03/03(土) 22:55:31   ID:u6Sj10Cw 
木崎「そういえばウチの事務所にプロデューサーは俺と桜庭だけなんですか?」
社長「いや、もう一人いるよ。というか、アイドルももう二人いる」
桜庭「そ、そうなんですか?」
社長「ああ。だが彼女達は現在こちらにはいなくてね」
木崎「こちらに……いない?」
社長「うむ。海外研修を行わせているんだ」
桜庭「海外研修ですか」
社長「本場の空気を間近で感じ、勉強する。そしてその経験を己の糧にする」
社長「それを期待して、こちらから送り出したんだよ」
社長「90106プロの未来を背負ってもらうためにもね」
桜庭「そんなことがあったとは……」
社長「そろそろ戻ってきてもおかしくはないが、期間延長は彼女らの自由になっているからね」
社長「いつ戻ってくるかはわからないな」
木崎「なるほど……」
社長「ここにプロフィールがあるから見てくれたまえよ」

・椎名羽矢華 しいなはやか
90106プロの敏腕プロデューサー。ユニット「五月雨」をプロデュースする。

・陽川鳴 はるかわめい
「五月雨」の凛々しい方。ハスキーボイスと精悍な顔立ちが魅力的。

・早月砂羽 さつきさわ
「五月雨」の儚い方。その儚くも美しい歌声は聞く者を魅了する。


桜庭「これって雪歩とまこt」
社長「シャラップ!」


85 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 09:14:10   ID:7dRniyt+ 
《ラジオ番組:魔女のお茶会収録現場》

みづき「みなさん、はろーです! 《魔女のお茶会》のお時間がやって参りました!」
みづき「みなさんご存じの通り! この番組はアイドルの裏話とか愚痴とか色々ぶっちゃけちゃう際どい番組ですが」
みづき「最後まで聞いていってくれると嬉しいな!」
みづき「本日も進行は私、90106プロが誇るジム・カスタム……じゃなくて、看板娘こと古垣みづきがお送りします!」
みづき「そしてゲストには! 前回お知らせした通り、私と同じく90106プロ所属、京條涼葉さんをお招きしています!」
涼葉「皆様、ご機嫌よう」
みづき「ご機嫌ようです、涼葉さん! 不遇キャラ仲間がゲストに来てくれて嬉しいです!」
涼葉「ええ、私もですわ。みづきさんと一緒にされるのは少し寂しいですけれど」
みづき「ひ、酷い……」
涼葉「ジョークですわよ」
みづき「そ、そうですよね! 涼葉さんがそんな酷い事言うわけありませんよね!」
涼葉「いえ、もし腹を立てたらば、私は再起不能なまでに相手方の心を抉りますわよ」
みづき「な、なんかいきなりアイドルの裏側が垣間見えてますけど……」
涼葉「?」
みづき「……き、気を取り直して早速始めることにしましょう!」
涼葉「あら、何をですの?」
みづき「はい。リスナーの皆様から送られてきたお手紙、メールを元に」
みづき「如何にして私が不遇キャラを脱するかの方法を模索するコーナー」
みづき「みづきの人生いつでも暗中模索、です!」
涼葉「みずきさん……あなたは……」ウルッ
みづき「そ、そんな目で見られたら困っちゃいますよぉ」
涼葉「……何も言いませんわ」

みづき「前回放送時から現段階までに、なんと300通以上のお手紙、メールが届いています」
みづき「みんな、ありがとう!」
涼葉「随分と集まっているんですわね?」
みづき「これも何も私の不遇キャラ、不憫キャラがリスナーさんの胸を打ったからですよね」
涼葉「確かに、元気一杯だけれど何事も上手く行っていない風なみづきさんは放っておけない雰囲気がありますものね」
みづき「あの、フォローになってるんだかなってないんだか……」
涼葉「とりあえず、あなたへのお手紙を読んでみましょう?」
みづき「あ、はい。それじゃまず一通目、いっちゃんファンさんからのお手紙です」
涼葉「いっちゃん。郁さんですか?」
みづき「そうですね。郁ちゃんってクールだけど小さいし可愛いですよねえ……」
涼葉「話が逸れてますわよ」
みづき「あ、そうだった。読みますね。『みづきちゃん、涼葉姉さん、こんにちは』……はい、こんにちは!」
涼葉「ご機嫌よう」
みづき「『僕は今回、みづきちゃんが不遇キャラを脱する方法を考えました』……おお、これは期待できそうですね!」
涼葉「いったいどんな方法を考えて下さったのかしら」
みづき「『僕の大好きないっちゃんとユニットを組めば、絶対に大丈夫です! 人気出ますよ!』」
涼葉「愚策ですわね」
みづき「郁ちゃんは好きですけど、今事務所でも1、2を争う人気アイドルの郁ちゃんと組んだら……」
みづき「私の影がどう考えても薄くなりますよね!? 郁ちゃんの引き立て役だって影で笑われますよね!?」
みづき「却下、却下、却下です! 答えは否!」
涼葉「そこまで熱くならなくても……」
みづき「甘いですよ涼葉さん……アイドルの世界は弱肉強食、敗北者に未来はない世界です……」
涼葉「みづきさんは既に不遇キャラとしての人気を築きかけているように見えますが」
みづき「えへ。で、でもやっぱり、不遇アイドルよりはスターアイドルとしての地位を築きたいです」
涼葉「まあ、もっともですけれど」


86 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 09:32:14   ID:7dRniyt+ 
みづき「それじゃ次はメールから行きましょうか」
涼葉「ではわたくしが読み上げますわ」
みづき「お願いしまーす」
涼葉「今回はラジオネーム、木崎……さんからのメールです」
みづき「え、木崎?」
涼葉「……『古垣、京條、ラジオの収録は無事に出来ているか』」
みづき「出来てますよ!」
涼葉「『出来ているならいい』」
みづき「なんで私の解答がバレて!? 未来予知!?」
涼葉「『未来予知ではなく、予測だ。お前の性格からは想像が容易い』」
みづき「なんか全部を見られてる気がするんですけど……。あ、全部を見られてるってなんだか少しえっちですね」
涼葉「無理にお色気キャラで売り出そうとしないでも良いではありませんの」
みづき「うぐう」
涼葉「それでは続きを。『古垣には古垣なりのセールスポイントがあるから、無理に不遇キャラ脱出を図らないでも良いだろう』」
みづき「私なりのセールスポイント……! プロデューサー、その答えは!?」
涼葉「プロデューサーとか言って良いんですの? どうでもいいですが……」
涼葉「『特徴がないのが特徴、こういうのが好きな層もいる』……だそうですわ」
みづき「それじゃダメなんですよぉぉぉぉぉぉ!」
涼葉「根本的解決になっていませんものね。やはりプロデューサーは少しズレていますわ」
カンペ『プロデューサーの説明を少しお願いします』
みづき「あ、そういえばプロデューサーがどんな人か、リスナーの皆さんには全然わからないんですよね」
涼葉「ああ、わたくしとしたことが失念しておりましたわ」
みづき「ウチの事務所にプロデューサーは三人いるんですけど、一人は皆さんご存じ元アイドルの椎名羽矢華さん」
涼葉「彼女がアイドルを止めた時は吃驚しましたわ」
みづき「うんうん、私も。で、鳴ちゃんと砂羽ちゃんの二人を連れてアメリカに行っちゃったんですよね」
涼葉「ええ。帰ってきた《五月雨》の実力は文句なく90106プロ随一ですわね。負けていられません」
みづき「ですね。とまあ、羽矢華さんたちはそんな具合で、プロデューサーがいなくなったウチの事務所に颯爽と現われたのが」
涼葉「今のメールを書いた木崎Pと、みづきさんの担当である桜庭Pだと」
みづき「そうです! どっちも新人さんでしたけど、凄い勢いで仕事取ってきてくれるんですよね!」
涼葉「あの郁さんも少しずつ心を開きかけていますから、尊敬に値しますわ」
みづき「凄いですよね……」
涼葉「郁さんとリサさんは木崎Pメイン。みづきさんと眸さんが桜庭P、私と未結さんが遊撃といった具合で仕事をしていますわ」
みづき「でもちゃんとみんなに気を配ってるのがまさに仕事人って感じです」
涼葉「そういえば木崎PはあのNTRや藤乃絵羽さんとも親交があるとか」
みづき「あ、それ私もリサちゃんから聞きました」


87 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 10:04:33   ID:7dRniyt+ 
みづき「なんだかリサちゃんは少し暗い顔で言ってましたし、郁ちゃんも機嫌が悪かったとか」
涼葉「スキャンダラスな香りがいたしますね?」
みづき「木崎Pは確かに自分自身がアイドルとして売り出せそうな人ですけど……」
涼葉「その色香に惑わされたと?」
みづき「色香って言いますかねえ? いやまあ……スーツ姿凄い似合ってますけど。桜庭Pはジャージが素敵ですよ!」
涼葉「ふふ」
みづき「でも本当、木崎Pの交友関係はわからないですねえ」
涼葉「どこぞからNTRとのコラボレーションの約定を取り付けてきた時は耳を疑いましたわ」
みづき「やっぱり個人的な友人とかでしょうか」
涼葉「その線は濃いでしょうね」
みづき「桜庭Pも木崎Pも女性に囲まれてるわけですけど、ぶっちゃけ誰が好みなんでしょうね!」
涼葉「それはアイドルが話す内容的にはタブーではないですの?」
みづき「いや、そんなことはないですよ! 身近な男性の好みを分析することで自分を磨く、これもアイドルの仕事です」
涼葉「物は言い様というか……目が輝いていますわよ」
みづき「気のせいですって。それで、涼葉さんはどう思います?」
涼葉「そうですわね……桜庭Pは元気な方ですから、その明るいエネルギーと真っ向勝負できる方ではありませんの?」
みづき「な、なるほど……」
涼葉「逆に木崎Pは淡泊ですから、適度な距離を保つ方がよろしいのではなくて?」
みづき「……じゃあ、郁ちゃんとか合致しますよね」
涼葉「郁さんはあれで甘えそうですが……そもそもアイドルとプロデューサーの恋路など、御法度ですから」
みづき「うーん確かに。でも、もしかしたら、ねぇ……?」
ドタドタ
涼葉「あら、スタジオにどなたかいらっしゃいました」
沖津「……まったく、あなたたちは何を話しているんですか!」
リサ「ば、馬鹿馬鹿しい! 勝手な事言わないでほしいなっ!」
涼葉「ご機嫌よう、お二人とも」
みづき「あっ、飛び入りで郁ちゃんとリサちゃんが来てくれました! 二人のファンのみなさん、良かったですね!」
涼葉「さ、お掛けになって。お二人とも、どうしてここに?」
沖津「私はすぐそこで収録をしていたんです。気まぐれでラジオをつけたら……馬鹿馬鹿しい」
リサ「あたしもレッスン終わったから郁と合流して事務所に戻ろうと思ってたんだけど、こんな……」
みづき「え〜? でも気になるでしょ?」
沖津「……そういう問題ではありません」
リサ「万が一にでも変な誤解を招いたらどうするの!」
涼葉「この番組は基本的にこんなノリですから、そこまで大事にはなりませんわ」
リサ「そ、それはそうかもだけどさぁ……」


88 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 11:52:31   ID:7dRniyt+ 
・古垣みづき
【パライソガール】
【カレイド☆スコープ】
【いつでもFull Throttle!】

・沖津郁
【the gate of mind】
【Paranoid/Maiden】
【いつか重なるふたつ】

・京條涼葉
【サイレントブルー】
【絶対確実完全拝金至上主義】
【彼方の果てに】


89 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 12:03:52   ID:7dRniyt+ 
・絶対確実完全拝金至上主義
京條涼葉の2ndシングル。略称は「絶拝」。
涼葉の「清楚なお姫様」というイメージを、一気にぶち壊してしまうもの凄いインパクトを与えた問題作。
歌詞はとにかく金が全てな守銭奴を描いており、この突き抜けぶりはいっそ清々しささえ感じさせる。


90 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 15:08:47   ID:7dRniyt+ 
みづき「とりあえずみんな来てくれたし、次のコーナーに行こうか!」
沖津「……次のコーナー?」
みづき「次のコーナーはこちら、ゲストの皆さんがリスナーさんからの様々な要望に応える人気コーナー!」
みづき「どっきりどんどん無理難題のコーナーでーす!」
リサ「無理難題じゃダメなんじゃないかな……」
涼葉「例えどんな要望が来ようと、わたくしは完璧にこなして見せますわ」
みづき「あ、言いましたね。言っちゃいましたね」
涼葉「ええ……?」
みづき「前回参加の眸ちゃんと未結さんへの要望は『恋人がいると仮定して甘い甘い台詞を吐いて』というものでした」
みづき「クールキャラの涼葉さんがそんな感じの難問を完璧にこなすことは出来ますかね!?」
沖津「……むしろ三ッ塚さんたちがこなせたのなら出来る気がしますが」
リサ「あ、でもその日の収録後、眸も未結もずっと落ち込んでたかも」
みづき「ええ、そうでしょう。聞いている私が恥ずかしくなるくらいベタベタで甘い台詞でしたからね!」
リサ「涼葉、変なのが来たら大変だね」
涼葉「どんと来い、ですわ。けれどお二人とも」
沖津「はい」
涼葉「あなたたちもゲストですわよね?」
リサ「…………」
沖津「……失礼しました。それではまた明日」
涼葉「逃がしませんわよ」ガシッ
みづき「逃がさないよー!」ガシッ
リサ「あっ、は、離してよみづき!」
沖津「京條さん……離して頂けませんか」
涼葉「こうなれば一蓮托生ですわ。せいぜい変なのが当たらないように祈りましょう?」
みづき「あっ、ちなみに。私は皆さんへ送られてきた難題には一通り目を通してるんですけど」
みづき「やっててつまらなさそうな普通の要望は全部ボッシュートしちゃいましたから!」
リサ「ちょっとぉっ!?」
沖津「なんという、こと……」
涼葉「……腹を決める他はありませんわね」
みづき「それじゃ、要望セレクトタイムです! 涼葉さん、郁ちゃん、リサちゃん、それぞれこのボックスから紙を引いてね?」
みづき「そして、引いた紙に書いてあった要望に対し全力で取り組んでくださいな!」
リサ「……あたしは引くぞ! えーいっ!」
涼葉「思い切りがいいですわ」
沖津「……変なのが当たらなければいいけれど」
リサ「えーっと……じゃあ読むよ?」
みづき「お願いします!」
リサ「『今一番気になっている人のことを教えて!』……だってぇ!?」
みづき「はい来ました! 来ちゃいました! プロデューサーさん! 恋バナですよ、恋バナ!」
涼葉「余計なキャラ作りは止めておきなさいな」
リサ「き、気になってる人って……アイドルがそんなこと言っちゃ」
沖津「……いえ、興味はありますね。阿久津さんの気になっている人」
リサ「ええっ!? 郁までどうしちゃったのさ!」
みづき「しゅーらばっ! しゅーらばっ!」
涼葉「落ち着きなさいな」ペシッ
みづき「あうっ」


91 : 名無しさん@自己満足    2012/03/04(日) 19:44:53   ID:7dRniyt+ 
沖津「……阿久津さんの気になっている人とは?」ズイッ
リサ「な、なんでそんなに乗り気なの……」
沖津「一度聞いておかなくてはならないと考えていましたから」
リサ「な、なんで……?」
沖津「なんでも、です」
みづき「涼葉さん、これってあれですかね、ネットで噂の《いくりさ》」
涼葉「わたくし的には郁さんの誘い受け……こほん、失礼。忘れて下さい」
リサ「二人ともワケわかんないこと言ってないで助けてよ〜!」
沖津「一度引いてしまった以上は言わざるを得ないでしょう。早く言えばその分楽になりますよ」
リサ「う、うぅ……わかったよ、言う、言うから……」
沖津「はい。お願いします」
リサ「……え、えーと、今気になってる人は、その……」
沖津「いない、という逃げはナシです」
リサ「言わないよそんなの! でも……アイドル的にそういうのを言っちゃ不味いような……」
みづき「あ、それなら既にこのコーナーの開始時点でマイク切ってるから」
みづき「今は事前収録の定型文を流してる最中だよ?」
リサ「に、逃げ道がない……」
涼葉「さあ、リサさん。素直になりましょう」
沖津「阿久津さん」
みづき「ね、木崎Pが気になるって言っちゃおうよ」
リサ「ふぇっ!? 何で知ってるの!?」
沖津「…………」
涼葉「やはりそうでしたのね。最近木崎Pと会話している時のリサさんは少しおかしかったですものね」
リサ「うぅ……バレてたの……? そうです……木崎Pが気になってます……。はい次行こうよ!」
沖津「もう少し詳しく聞くべきですね」
リサ「ええっ!?」
みづき「しゅーらばっ! しゅーらばっ!」
涼葉「落ち着きなさい」
みづき「えーっ、でも良いじゃないですか。女と女の仁義なき戦い!」
みづき「同じプロデューサーに世話になっているアイドル二人が熱い火花を散らす様!」
みづき「人の恋路ほど見てて楽しいものはないですよねーっ!」
涼葉「悪趣味ですわね……」
みづき「私は応援してますよー。nice boat.的展開を期待してますから!」
涼葉「期待してはいけません」
みづき「冗談ですよ、冗談」
涼葉「どんどんとみづきさんの本性も見えてきた気がしますわね……」


92 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 07:02:54   ID:E6S5CghA 
・古垣みづき編
特徴がないのが特徴、ずっとそう言われ続けてきた自分を変えるためアイドルの世界に飛び込んだみづき。
彼女はPとの二人三脚で時に転び時に躓きながらもアイドル街道を邁進していくが、彼女の前に一つの壁が立ち塞がる。
姉のみづきよりも数倍出来が良く、何でもそつなくこなす完璧の妹――古垣紫月!
彼女は言う。「姉さんを蹴落とすのが私の趣味だから。覚悟しなさい」
かくして、姉と妹の仁義なき戦いが幕を開けるのであった――!


93 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 12:58:21   ID:GL5gPeBc 
南「おめえ更に増やしてどうすんですぅ……」

94 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 13:21:52   ID:E6S5CghA 
桜庭「みづきシナリオにしか出てこないから正直名前だけ参戦だぞ!」
木崎「ちなみに沖津編だと沖津が元所属していたユニット《ミーティア》が出てくる」
木崎「ま、シナリオ上のライバルだとかラスボスってとこか」
木崎「京條編では古垣とその妹が組んで金持ち対決になる」


95 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 13:39:54   ID:E6S5CghA 
・90106プロ
古垣みづき
沖津郁
京條涼葉
三ッ塚眸
弓場未結
阿久津リサ
椎名羽矢華
陽川鳴
早月砂羽
木崎郁
桜庭大助
社長

・724プロ
藤乃絵羽



真堂

・KGプロ
古垣紫月

・所属不明
ミーティア


96 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 14:36:52   ID:E6S5CghA 
桜庭「お前のことを思って言ってくれてるだろうに……」
木崎「事実だろ」


97 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 15:36:34   ID:GL5gPeBc 
木崎のせいで部屋で体育座りして半泣きの南さん

98 : 削除    削除   ID:削除 
削除

99 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 19:41:51   ID:E6S5CghA 
元は中堅のアイドルユニット《ミーティア》に所属していた郁。
だが、ミーティアの仲間は、一番人気であった郁を快く思わず、陰湿な嫌がらせを繰り返していた。
精神的に追い詰められていく郁に追い打ちをかけるように、唯一の心の支えであった母も難病により入院生活を余儀なくされる。
高額な治療代を始めとした金銭的負担、肉親の危機、加えてミーティアメンバーからの心ない仕打ち。
郁の体も、心も、その全てを抱えることは出来なかった。ついに我慢の現界を迎えた郁は所属事務所を脱退。
半年の間アイドル稼業から離れるものの、郁の才能を惜しんだ90106プロ社長にスカウトされる形で再び彼女はアイドル界に飛び込む。

自身の経験則から仲間同士の団結は信じられないとのたまう郁。そんな彼女の前に、一人の新人Pが現われた。
木崎郁。奇しくも彼女と同じ名を持つそのプロデューサーは、凍り付いてしまった郁の心を徐々に溶かしていく。
木崎Pと共に新たな生活を送っていく郁だが、全てが順風満帆に行くわけはない。
突然の母の死、忌まわしき記憶と共に再び現われた《ミーティア》。

大きな壁が立ち塞がる郁の道程。
木崎は彼女の道しるべとなることが出来るのか――。


沖津郁シナリオ『Overcoming the barriers together!』


100 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 20:09:55   ID:E6S5CghA 
・古垣みづきシナリオ
『Bet on pride of mine』

・沖津郁シナリオ
『Overcoming the barriers together!』

・京條涼葉シナリオ
『Unleash my chain, Please』

・三ッ塚眸シナリオ
『Liar self and... True self』

・弓場未結シナリオ
『Can change miserable me?』

・阿久津リサシナリオ
『Listen my real intention』


101 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 21:28:21   ID:E6S5CghA 
・DuaLuna
京條涼葉シナリオにて登場。
90106プロを脱退してKGプロに移籍したみづきが、実の妹古垣紫月と結成したユニット。
その際桜庭も同時に移籍してしまっており、涼葉は木崎を担当として二人に挑む。
古垣、京條共にかなりの良家であることから、金持ち対決とも言える。
家に縛られる涼葉は、自由に生きる(ように見える)古垣姉妹の背を追う。
持ち歌は、
【Sister Panic!?】
【月夜にあなたと】
の二つ。


102 : 名無しさん@自己満足    2012/03/05(月) 22:41:14   ID:E6S5CghA 
木崎「……阿久津の奴、遅いな」
羽矢華「確か午後から宣材の撮影だったよなあ?」
木崎「ええ。カメラマンはあの気難しい後藤氏なので遅刻は勘弁願いたいんですが」
羽矢華「……ここからスタジオまでは車かっ飛ばして一時間か。撮影までは残りどれくらいだ?」
木崎「一時間半ですね」
羽矢華「やべーな。電車が遅れたりしてるのか?」
木崎「いえ、遅れてはいません」
羽矢華「チッ……何してんだリサの奴」
木崎「……あ、待ってください。メールが」
羽矢華「ん?」
木崎「……『迷子の子供を交番まで送ってたらこんな時間になっちゃった! ごめん!』」
羽矢華「……人助けか……怒るに怒れねーな」
木崎「ですね。……ん? あ……」
羽矢華「どうした?」
木崎「あいつ、まだ電車に乗れてません……」
羽矢華「んだとっ!?」
木崎「……途中で拾えば……よし。椎名さん、出てきます。何とか間に合わせますから」
羽矢華「ああ、わかった……っておい、木崎!」
木崎「はい?」
羽矢華「今気付いたんだが車は社長が出してる」
木崎「……」
木崎「……どうするんですか」
羽矢華「どうしようかな……」
木崎「阿久津の撮影は無理言ってねじ込んで貰ったのに……くっ……」
桜庭「うーす、ただいま……って、どうしたんだ二人とも?」
羽矢華「桜庭! 脳天気な声出してんじゃねえ!」
桜庭「ええっ!? いきなり説教ですか……理不尽な……」
木崎「あ……おい桜庭、お前のバイク! 貸してくれ!」
桜庭「は、はぁ? 構わんが……」
木崎「よしっ! 出てくる!」
桜庭「頑張れよー」
羽矢華「……アイツも結構仕事するようになったじゃねーか」
桜庭「……木崎ですか? アイツは結構真面目ですよ」
羽矢華「はは、だな」


木崎(阿久津にはスタジオまで走って向かうように行ってる……)
木崎(アイツの足なら多少は距離を稼げるはずだ。……後は俺が追いつけば)
木崎(…………、いた!)
リサ「……っ、はぁっ、!」
木崎「阿久津!」
リサ「あっ、ぷ、プロデューサー……ごめん、あたし……っ」
木崎「謝罪は後で聞く! 今は乗れ!」
リサ「え、あ……うん!」
木崎「メットは付けたな。腰に手を回してろ、離すなよ。飛ばすから」
リサ「う、うん……」
木崎「…………」
リサ「……っ!」
木崎(……何とか間に合いそうだな……はぁ)
リサ(ぷ、プロデューサーの背中って案外大きい……)ギュッ


103 : 名無しさん@自己満足    2012/03/07(水) 21:00:12   ID:n/IGlUug 
沖津「プロデューサー」
木崎「ん?」
沖津「明日、お暇ですか?」
リサ「!?」
桜庭「!?」
みづき「!?」
木崎「ああ。それが?」
沖津「僥倖ですね。明日は私もオフですから、一度プロデューサーを家にお招きしたいと」
リサ「家!?」
桜庭「マジか!?」
みづき「ナイスボート!」
木崎「……お前達は何を騒いでるんだ」
沖津「どうでしょうか」
木崎「どうもなにも、無理だろう。俺とお前の立場上」
沖津「別に下心などがあるわけではないのですが……」
木崎「あったら困るだろ」
リサ「郁はプロデューサーを家に呼んで何がしたいの?」
沖津「今後についての相談と、日頃の感謝を込めて手料理を振る舞おうかと」
桜庭「思って貰えて羨ましいねえ木崎君」
木崎「黙れ。別に気にする必要はないんだぞ、沖津」
沖津「いえ……それでは私の気持ちに収まりが」
みづき「じゃあ、私も桜庭Pに手料理ご馳走しちゃおうかな。郁ちゃんもリサちゃんも一緒にどう?」
リサ「えっ。あたしも? 料理出来ないけど……」
沖津「良いんですか?」
みづき「うん。ウチの別宅ならいつでも空いてるし、郁ちゃんが木崎Pと二人きりになるよりは怪しくないよ」
桜庭「そうか、みづきの家は金持ちなんだったな」
みづき「涼葉さんの家には及びませんけどね」
木崎「別荘があるだけでも十分凄いが……」
みづき「折角だから90106プロのみんなを呼びましょうか」
リサ「あ、賛成!」
みづき「きっと楽しくなるよね!」
沖津「そうですね……楽しいと思います」
桜庭(……沖津さんは微妙に不機嫌そうだが……まあ、頑張れよ郁)


104 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 13:49:24   ID:nNBVqDOY 
木崎「……」
桜庭「よう郁、暗い顔してんじゃねえか」
木崎「……桜庭」
桜庭「おいおい、桜庭は止せよ。俺はもうお前の兄貴なんだぜ」
木崎「……ああ、そうだった。で、何か用か、大助」
桜庭「呼び捨てかよ……兄さんとかが良いんだが」
木崎「…………で、何か用か、兄さん」
桜庭「おお、そうそう……もうアイドルマイスターは良いのか?」
木崎「ああ。お前だって古垣をトップアイドルに仕立てただろ」
桜庭「もちろんな。だがよ……封印しちまって良かったのか?」
木崎「……あの世界は嫌いじゃないが、俺たちの世界じゃないからな」
桜庭「とはいえゲームだぜ? 気が向いた時にプレイするのがゲームってもんだろ」
木崎「言ってることはわかる」
桜庭「だったら何で、二度と向こうに行かないなんて言うんだよ?」
木崎「居すぎたんだ。向こうに」
桜庭「……居すぎた?」
木崎「感情移入した。沖津にも、阿久津にも……みんなにな」
桜庭「悪いことなのか?」
木崎「悪いさ。目の前のことばかり見て、藤乃を慮ることがなかった」
木崎「俺が真っ先に気にするべきは藤乃だったのにもかかわらず、だ」
桜庭「……だから封印するってか。相変わらず勝手な奴だな、お前は」
木崎「……わかってるよ、そんなことは」
桜庭「『中』で自我が芽生えかけてたよな、あの娘ら。そんなのを放っておくのか?」
木崎「俺の仮想データはあの世界に残してある。あそこはずっと、変わらないままだ」
桜庭「彼女達がそれに気付かないとでも思ってんのか、お前?」
木崎「…………」
桜庭「良いか郁。俺はな、お前にゃあの娘らに感情移入しちまった責任があると思う」
桜庭「藤乃さんを鑑みなかったのは確かにお前の落ち度だ。そこは擁護のしようもない」
桜庭「だが、その手前勝手なケジメに、お前を慕う娘らを巻き込んだら……余計擁護のしようがなくなるぜ」
桜庭「郁。兄貴の命令だ。もう一度あの世界に行け」
木崎「命令って……」
桜庭「んで、受け止めてみせろ。お前が招いた結果を」
木崎「…………」
桜庭「男の夢たるハーレムを築くには、それだけの度量が必要だ」
桜庭「お前の器は少し小さいかも知れないが、一度選んだ道は変えられないからな」
桜庭「進んでいくその道で、如何に自分が変わるかが問題なんだ」
桜庭「わかるだろ郁。もうお前は進んで全てを受け入れる他はない。そうなっちまったんだよ」
木崎「…………」
桜庭「…………」
木崎「……不誠実な話だな」
桜庭「責任は重いな」
木崎「……刺されても文句は言えないか」
桜庭「ああ、仕方ないな。亡骸は拾ってやる」
木崎「血は争えないってか。まったく……自分が嫌になるな……」
桜庭「真摯に受け止めるなら、それはもう親父とは別だよ。きっとな」
木崎「……だと良いけどな」


105 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 15:04:58   ID:nNBVqDOY 
・クレイドル編
五感で楽しむ体感型VRゲームハード『クレイドル』のプロトタイプを入手したという親友、桜庭大助の頼みで、
彼が蒐集していた往年の恋愛シミュレーションゲームの世界をクレイドル内で構築、体感できるように設定した主人公、木崎郁。
大助と共にクレイドルに潜り込んでテストプレイを行う郁は現実世界と遜色ないその仮想世界で『主人公』大助の『親友』役を与えられる
ヒロイン攻略に没頭する大助、それを生暖かい目で見つめる郁。しかし、郁のクレイドル改造はゲームにイレギュラーを引き起こし、クレイドルからの脱出を不可能にさせてしまう。
ゲーム世界での死が現実世界での死になり得るクレイドル世界で、郁は自身がNPCであると自覚している特殊な少女、藤乃絵羽と共にイレギュラー潰しに奔走するのであった。

・アイドルマイスター編
絵羽と心を通わせたのも束の間、郁はギャルゲー世界から現実へ帰還する。
しかし、絵羽との触れ合いで郁は変わった。郁の物腰は幾分か柔らかくなり、少しだけ明るくなったのである。
それでもその趣味が大きく変わることはなく、郁は己の意志で再びクレイドルを改造する。
そして、彼は完成したヘルメット型クレイドルのテストプレイに、桜庭の所持していたアイドルプロデュースゲーム《アイドルマイスター》を選択した。
飛び込んだ《アイドルマイスター》の世界で、郁はかつての自身に似た少女、沖津郁と出会う。
しかし出会いはそれだけではなく。
かつて心を通わせた少女もまた、その世界に存在したのであった――。


106 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 15:59:21   ID:bPtwbRII 
南「えっ!? 結局私の言った通りになってるじゃねーですか!」

107 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 16:38:10   ID:nNBVqDOY 
木崎「よく聞け。良い言葉がある」





木崎「パラレル」


108 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 16:38:53   ID:nNBVqDOY 
まあこんな展開になってもおかしくはないなーと思うけどね。

109 : 名無しさん@自己満足    2012/03/10(土) 16:46:41   ID:nNBVqDOY 
木崎「はぁ……学校?」
沖津「……はい。流石に出席日数が危なくなってきまして」
木崎「まあ、そうだろうな……。アイドルやってるんだからな」
沖津「申し訳ないですが、今日の収録後は学校までお願いしても……」
木崎「ああ、わかった。だが、それからだと昼からになるが良いのか?」
沖津「午後からの授業の単位が危なくて」
木崎「了解した。それじゃ収録に行ってこい。時間を見計らって迎えに行く」
沖津「はい。お願いします」


木崎「……で、学校まで送り届けたのは良いんだが」
沖津「…………」
木崎「何で俺まで一緒に?」
沖津「……その、教諭に今回のことの説明をお願いしたくて」
木崎「なるほど……なら仕方がないか」
沖津「……はい。仕方がないことです」
木崎「?」


木崎「……視線を感じるな。流石はアイドル沖津郁、か」
沖津「……恥ずかしいです」
木崎「人気が出てきている証拠だろ。堂々としてろ」
沖津「はい……」
木崎(……にしても、随分と注目を浴びているんだな)
木崎(アイドルの学校生活ってのは大変そうだ)


110 : 名無しさん@自己満足    2012/03/12(月) 19:42:01   ID:2rjdPPHk 
木崎「文化祭……?」
沖津「は、はい。再来週の週末にあるのですが、仕事は入っていましたか?」
木崎「……いや、お前はオフだな」ペラッ
沖津「そうですか……」
木崎「妙に残念そうだな」
沖津「あ、いえ……別に……」
未結「へーなになに、いっちゃん文化祭なの?」
眸「衆愚共が蟻のように群がる催しでしょう?」
木崎「酷い言い様だな……」
眸「事実でしょう? 咎人、あなたならば同意すると思っていたのだけれど」
木崎「……流石に衆愚とまでは言わない。人が多いから苦手だけどな」
未結「いっちゃん、参加したくないの?」
沖津「……はい」
未結「まー、あたしたちアイドルだかんね……。学校はあまり行かないし」
眸「私の心魂を震わす手合いには未だ廻り逢えたことはないわ……」
未結「要は友達いないんだよね。そんなイベントにいきなり参加してもぼっち確定なのだ」
眸「ぼ、ぼっちじゃない!」
未結「素が出てるよーん」
木崎「ふむ……。まあ無理矢理に仕事を入れられないわけではないが」
沖津「ではお願いします」
木崎「まあ待て。前にお前の学校に行った時に、お前への関心が高いことは既に確認済みだ」
木崎「お前が参加すれば近辺のファンにも結構アピールできるかも知れない」
木崎「臨時ミニライブでもやってみないか? 今回は弓場と三ッ塚含めて三人のユニットで」
沖津「え……ええっ!?」
未結「へー、面白そうじゃん。乗った乗った」
眸「蒙昧なる咎人のわりには、と言っておくわ」
木崎「要は乗り気なんだな」
眸「あ、はい……じゃなくて! ……どうと取るかはあなたの審判次第よ」
沖津「二人とも……何で乗り気なんですか……」
未結「だって楽しまなきゃ何事も損ってね。ナンパされちゃったりして」
眸「……私の抱える闇に魅せられてしまう衆愚が現われても不思議ではないわね」
未結「おお、自信満々。ま、確かに眸っちの抱える闇――という名のおっぱいに惑わされる男子が居てもおかしくないね」ゲヘヘ
眸「その下劣な目付きは止めなさい……、……やめて下さい」
木崎「……ま、嫌なら嫌でも構わない。いざとなったら弓場と三ッ塚だけで放り込むか」
未結「無茶苦茶だなあそりゃあ。別にいいけどさ」


111 : 名無しさん@自己満足    2012/03/13(火) 22:18:44   ID:Xuq4HPX+ 
沖津「…………おはようございます」
木崎「おはよう。……なんか暗いな」
沖津「ええ、まあ……」
未結「文化祭のことでなんかあったん?」
沖津「……ええ」
未結「おねーさんに全部話してみよっか。んふ」
木崎「お前は何を目指しているんだ……」


112 : 名無しさん@自己満足    2012/03/13(火) 23:40:51   ID:Xuq4HPX+ 
未結「へー……メイド喫茶ねえ」
木崎「文化祭でそんなことをするのか」
木崎(……いや、そういえば藤乃の世界でもやったか)
木崎(どこの世界の高校生も考えることは同じなのか……)
沖津「私には向いていません……」
未結「えぇ? そっかなあ」
沖津「どう考えても向いていません……。自分の事は自分が一番わかります」
木崎「まあ……確かに沖津らしくはないな」
沖津「ですよね……」
未結「でも、世の中にはギャップにやられる人々も居るのだよ?」
木崎「そりゃそうかもしれないが……」
沖津「……まともに応対できる気がしません」
木崎「そこだな」
未結「そこだなって……コミュ障じゃあるまいし」
木崎「裏方に回るのは出来ないのか?」
沖津「……頼みはしましたが、アイドルであることを理由に断られました」
未結「客寄せかあ……無理ないね」
木崎「……ま、俺が口を挟むことではないんだよな」
沖津「そんな……」
木崎「……そんな目で見られても」
未結「必死だねえいっちゃん」


113 : 名無しさん@自己満足    2012/03/14(水) 21:24:07   ID:19XtRyNA 
・椎名羽矢華
敏腕美人プロデューサーにして、元アイドルという肩書きを持つ女傑。
ユニットメンバーの寿引退に合わせて彼女も一線を退き、裏方の世界に身を寄せた。
始めは陽川鳴と早月砂羽のユニット『五月雨』の専属Pとして活躍していたが、木崎桜庭の登場一月前に渡米。
木崎と桜庭がそれぞれのアイドル達をプロデュースし、そこそこの活躍を見せるようになってから舞い戻ってくる。
元アイドルだけあってファンが何を求めているか察知する能力に長けており、『五月雨』ファンの団結力はトップクラス。
加えて面倒見のよい姉御肌な性格には頼りがいがあり、鳴と砂羽は彼女を本気で慕っている。
が、年齢のこともあるのか少々オヤジ臭い部分もちらほら見受けられる。


114 : 名無しさん@自己満足    2012/03/14(水) 23:24:50   ID:19XtRyNA 
未結「我ら!」
沖津「……脅威の胸囲をほこるー」
未結「90106プロ期待の新生ユニット『むねぺったん』!」
沖津「……これ以上の屈辱はないですね」
未結「ノリが悪いよいっちゃん!」
沖津「……ノれるわけないでしょう……」


115 : 名無しさん@自己満足    2012/03/17(土) 13:43:50   ID:dDtDkZ0U 
木崎「『なんちゃって同棲計画』クレマス勢編……の企画が来た」
桜庭「なんだぁ、それ?」
木崎「同棲生活の様子を放送するんだろ。参加人数は六人だと」
桜庭「ぴったりだな」
みづき「おはようございまーす!」
沖津「……おはようございます」
桜庭「よし、二人確定っと」
みづき「え? え? なんですか?」
沖津「……また碌でもないことを考えているんですか、桜庭P」
桜庭「失礼だなあ沖津さん。俺はいつでも大真面目だぜ」
みづき「素敵です大助さん!」
桜庭「だろ!」
沖津「……はぁ」
木崎「まあほっとけ」
沖津「何をしようとしているんですか?」
木崎「これだよ」

・なんちゃって同棲計画
ルール
参加人数は六人。
くじ引きでペアを決め、三日間同棲する。
その時の様子は全てカメラに収める。

木崎「ま、テレビの企画だな」
沖津「同棲ですか……一人の方が落ち着きます」
木崎「概ね同意するが……これも芸能人の宿命と思って諦めるんだな」
沖津「はい……」
桜庭「あとは四人か」
みづき「プロデューサー達は参加しないんですか?」
木崎「俺達がテレビに出ても意味がないだろ」
沖津「……そうですか?」
桜庭「古垣みづきを担当する敏腕Pとして名が売れたりするかもな。ははは」
みづき「それいいですね!」
木崎「いやよかないだろ」


116 : 名無しさん@自己満足    2012/03/17(土) 16:26:23   ID:VHW1XVB+ 
>その時の様子は全てカメラに収める。
>その時の様子は全てカメラに収める。
>その時の様子は全てカメラに収める。

お風呂も着替えも全て!!! やった!!!!


117 : 名無しさん@自己満足    2012/03/17(土) 16:36:13   ID:dDtDkZ0U 
木崎「風呂とか大丈夫なのかこれ」
桜庭「はっ……みづきの柔肌を全国に流すなど断じて許さんぞ」
みづき「プロデューサー……」
木崎「……まあ、流石に水着がなんかは着るよな」
沖津「……というか普通にカットする部分はカットするでしょう」
木崎「無駄な心配だったみたいだ」


118 : 名無しさん@自己満足    2012/03/21(水) 17:15:22   ID:k3Phg1Jk 
木崎「で? なんで俺が沖津と同棲することになってる」
沖津「さあ」
木崎「……プロデューサーとの同棲生活を見てファンが喜ぶかよ」
沖津「それは確かに……そう思いますが」
木崎「これ、カメラ回ってるのか」
沖津「はい。どこに仕掛けてあるのかは椎名プロデューサーと社長しか知りません」
木崎「あの人らは……」
沖津「どうしますか?」
木崎「とりあえず下手は打たないようにしとく。カメラの位置をどうにか割り出したいとこだが」
沖津「あなただけカメラに映らない心積りですね」
木崎「そうだ。お前だけ映ってればまだ何とかなるだろ」
沖津「でしょうね」
木崎「しかしどこにあるやら……」


119 : 名無しさん@自己満足    2012/04/14(土) 18:10:20   ID:xV+BbzA6 
・ふたりの藤乃編
無事に『アイドルマイスター』の世界をクリアした木崎。
沖津ら90106プロの面々との別れを経て、木崎はまた一つ大きくなった(?)
現実世界に舞い戻って、彼は桜庭や桐咲らと共に学生生活を謳歌する。
無論、休日にはクレイドルで絵羽との交流を続けることも忘れない。
そんな生活が続く折、木崎の前に絵羽と瓜二つの容姿を持つ少女が現われる。
名は藤乃優羽。果たして彼女は、ゲーム世界の住人である絵羽とどのような関係があるのか。
木崎は溢れ出る好奇心から調査を開始する、と同時、クレイドル世界に異変が発生し始め……。


120 : 名無しさん@自己満足    2012/04/14(土) 18:27:09   ID:xV+BbzA6 
優羽「や」
木崎「絵羽……じゃなくて、藤乃か」
優羽「絵羽? あは、誰それ」
木崎「いや、知り合いだ……。お前によく似てる、な」
優羽「ふーん。ま、何でも良いけどさ、今日の放課後は暇かな木崎君?」
木崎(今日は絵羽に呼ばれてるんだよな……)
優羽「どうなのさ?」
木崎「悪いが今日は無理だ。もし用があるならまた今度にして欲しいんだが」
優羽「そっか。その絵羽さんと約束があるのかな」
木崎「は……?」
優羽「なんでもないよ」
木崎「…………」
優羽「じゃ、僕行くから。また今度付き合ってね」ヒラヒラ

木崎「……」
八鈴「怪しい匂いがいたします」スタッ
木崎「桐咲……急に現われるな。心臓に悪い」
八鈴「八鈴は愛する大助様の弟様を影ながらお守りしているだけですよ?」
木崎「別にそんなことして貰わなくて良いんだが……」
八鈴「そうですね。でも八鈴は考えたのです。弟様を懐柔すれば大助様と八鈴の愛の道を阻む者はいなくなると」
木崎「……懐柔て」
八鈴「何はともあれあの方……藤乃優羽様。とても怪しい匂いがいたします。女の勘ですけれど」
木崎「女の勘か……。ただまあ、確かに怪しいな……」
八鈴「ふふっ」




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